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豊かに最期を迎えるルール Die with Zero

自分がどういう最期を迎えれば幸せになるだろう?と考えていた時に、紹介していただきました
Die with Zero 
人生が豊かになりすぐり究極のルール、ですと。

義父が昨年他界。
コロナ禍で1年半ずっと入院していたので家族とも会えない中でした。
自分が最期を迎える時、どんな最期を迎えたいのか?を考えるようになりました。
人生の最期を考えた時に、どうやって生きていこうかという選択になります。

幸せに過ごすということが人生の目的であれば、それ以外は全て手段。
その手段として、
「Die with Zero」
という考え方をこの書籍は提案してくれています。

ありとキリギリスの童話があります。
キリギリスの最期は飢え死にです。
では、ありの最期は?そこまで書かれていません。
アリは本当に幸せに暮らしていたのか?

将来の不安からお金を残そうとしていきます。
でも、その将来は本当に豊かになれるのでしょう?

ただ生きるだけなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える

Die with zero

そんな投げかけをしてくれる一冊です。

大切なのは、自分が何をすれば幸せになるのかを知り、その経験に惜しまず金を使うこと

Die with zero

当たり前のことですが、お金は手段であって目的ではありません。
その目的は、幸せに豊かに過ごしていくこと。
それは尊い経験の積み重ねなんですよね。

節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。

Die with Zero

折角過ごしたニュージーランドも、ある時から苦痛になってきました。
それは事業を作り始め出してから。
事業を安定させようと打つ手が、自分を苦しめていくのがわかってきました。
楽しめないニュージーランドがそこにある。
コロナ禍でニュージーランドに戻れなくなり、これからどうするかをずっと考え込んでいました。
そして、一度手放そう!という決断を。

「経験(それもポジティブな)」を最大化すること

Die with Zero

経験を最大化させるには、縛られることなく自由な選択できる状態にあること、それが私たちが出した答え。
だから、自由を得る為に色んなものを手放し、Zeroへ向けて整理を始めました。
残るものだけが残っている状態。
それは自分達には切り離せられないものでしょう。

「人生でしばければならない一番大切な仕事は、思い出作りです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」

「ダウントン・アビー」カールソン執事

金を払って得られるのは、その経験だけではない。その経験が残りの人生でもたらす喜び、つまり記憶の配当も含まれている

Die with Zero

経験で大切なのは、何を経験したかだけでなく、誰と経験したかが大事だと思っています。

事業を進めていく上で重しになっているのは、「経験の押し売り」。
本当にその経験を一緒にしたい人とだけ出来る規模に縮小させながら、身の回りを整理していくことが今のテーマとなりました。

今年50になります。
残された時間は長くはありません。
この本を読みながら、だからこそ、自分達の晩年に、あの頃はこんなことをやったねー、と話が出来る仲間とだけつるんでいこう、という選択を今しなければいけない、と選択させられました。

この本に触れる人それぞれに感じ方は違うでしょう。
本に触れるタイミングで、それぞれに違った感覚となるでしょう。
何か大きな選択をしようとする時、改めて手にすると違った世界が現れるかもしれません。

前回紹介をしたのは命の閉じ方、「エンド・オブ・ライフ」。

この作品とは違った視点での閉じ方を考えさせられるとてもいい一冊です。

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