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次世代に繋がる農業を考える


突然農業をやることになった二人で、
これからの農業についてのトーク。

 私は狩猟をやる準備をしていたら、田んぼを引き継ぐことになり、
 お相手さんは、急にお父様がお亡くなりになり相続。
 農業を引き継ぐことと、
将来のいつかは手渡すことを踏まえて、
 これからの農業のあり方について話をしていました。

 **農業は一人だけではやっていけない**


 突然やることになると色んな方から教わらないといけません。
その中には疑問に思うことも一杯あります。
 それでもまずは学んでいく中で、
大事なことは農業は一人では出来ないという事。 

 農家は一人でも、
水や施設を共同で使うと色んな方々と一緒にやることが出てきます。
 自分は!だけでは済まされない。
 だから、周りとの協働でやっていくことが意外と多い。

 特に高齢化が著しいこの世界では、
若い人の力が必要となってきます。
 自分のことをやっていけばいい、ではなく、
自分達の集落の中で自分が何を出来るのかも考えて行かなければなりません。

 私の場合は、溝の掃除などは当然ですが、
獣害被害の対策としての猟がそれになります。 

 **次世代に繋げる農業という視点** 

田んぼのバトンを貰って、
とても大切に土を作ってこられたことがわかります。
  
 では、次の世代にどんなバトンを渡せばいいのだろう?

 以前のように土地に縛られることなく
個人個人が自由に活動出来る時代だからこそ、
農業に明るい未来が必要となります。

 そして、その未来へのバトンをきっちり繋がていく視点が
これから必要とされるのだろう、と。
 では、次に繋げる農業には何が必要なのか

 **預かっているという視点**

 私は田んぼや畑、山を使わせていただいています。
 それはその恵みを管理するという役割です。

 管理のゴールは何でしょうか?
 次の世代に繋げていくという役割だと思っています。 

 ニュージーランドには地下資源が豊富にあると言われています。
 しかし、お隣のように乱開発はしません。
 その理由は、開発してしまえばそこで終わり。
 豊かな自然は、その後の世代も観光資源など豊かさを与えてくれるから、
と聞いたことがあります。

 マオリ族の人たちと、
 土地は私たちが所有しているけど、
未来の子供達が安心して使える為に管理していかないといけない。
 自分達だけの権利のようなものじゃないんだよ、
 と話をして、
私たちは色んな協働プロジェクトが始まりました。 

 そして、私たちのポリシーを
 Building a Sustainable Future for Children Five Generation ahead in Mind. 
つまり、
 5世代先の子供達のことを思いながら、
持続可能な未来を創る
 としました。

 今の土地を預かり、そして、未来の子供につなぐ。
 その為に出来ることを考え、
実行していくことが今の私たちの役割です。

 土地としてではなく、途上に住み着く微生物や昆虫、
そして周囲の生態系を次の世代へ手渡していくことが大切です。

 その方法の一部として、  
 農薬を使用しない、
  化学肥料を使用しない
  動物堆肥を極力使わない
 中で、生態系と共生できる環境を作っていかないといけないね、と。 

 **農業は営利ではない** 

農をやりながら、地球の中の循環環境を豊かに維持する活動。
     そう考えると、
 農業として運営するというのは営利活動ではなかなか難しいね、と。
 じゃあ、誰かに応援してもらう非営利で農業が出来ないか、
という話が出てきました。
 これを具体的にどうしていくかは、これからのお話。

 でも、環境を守っていくという非営利活動と野菜生産という営利活動を組み合わせていけば、
きっといい循環が出来ると思っています。

 これからの活動を見守り応援いただけるとありがたいです。


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