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僕はこの仕事を通して、人を幸せにしたいのです。

他部署の新人から、ほっこりする相談がきました。

それは、自分の仕事で人を「幸せ」にしたいのだということ。

そのために自分は何をすればいいですか?という非常に前向きな相談でした。

そして大きすぎる目的のために、自分が何をしなければならないのかが分からないといった表情でした。

そんな人を幸せにするという、高尚で誰もが一度は考えてみるべきお題について、解説していこうと思います。

幸せってなんだろう。という疑問から始まった

そもそも、私は幸せについて、とても興味がある部類の人間です。

きっかけは、高校生でのふとした疑問でした。

私は母子家庭で育ちました。

一見家庭環境だけ見たら、私の家庭はめちゃめちゃ幸せだったとは言えないかもしれません。

でも、私自身は周りの友達よりも、幸せな気がしてました。

なんでだろう。

疑問を持った私は、幸せについて科学するという分野に興味を持ちました。偶然研究の対象になった人工知能の勉強を始め、幸福学、哲学をかじってきました。

その中で大きな影響を与えるであろう、「職」の分野に自分の介在可能性を見出し、人材×ITの分野で働いているという経歴です。

人の幸せの5割はDNAで決まっている

ポジティブ心理学の分野では、人の幸せの5割はDNAで決まっていると言われています。

少し、悲しい感じもしますが、納得の行く部分もありますね。何をしてても楽しそうな幸せそうな人っています。

さて、残りの5割は何で決まるかと言うと、以下の5つに分解できると言われています。

ポジティブ感情(Positive Emotion)
エンゲージメント(Engagement)
人間関係(Relationship)
意味、意義(Meaning)
達成(Achievement)

それぞれを詳細に説明すると長くなりますので、割愛しますが、あなたの人生でこれらの要素が最も濃く出た経験はなんですか?

私はこの要素って、仕事に最も含まれるのではないかなと思っています。

仕事が人生に与える影響は大きいのです。

だからこそ、私は「職」を軸に強みと掛け合わせて、人材×ITという分野で働いているのです。

幸せになるには

巷で話題の、働き方改革。

これが最近になって叫ばれ始めたのは、人が本当に幸せに生きるため、何が大事なのかを本気で考え始めたからではないでしょうか。

足りないものが多かった時代には、不足分を補うことに必死で、幸せに関して本気で考えている人は今よりも少なかった。

でも、ものでも、情報でも、ある程度は手に入る時代。

我々が幸せに生きるために、何をすべきか。

働き方改革の中で、労働時間等がピックアップされがちですが、もっと重要なのは、幸せに働けるか。もっといえば、幸せに生きていけるか。という視座に立った改革だと私は思っています。

上の5要素をいかに満たすことができる環境を提供できるか?が人を幸せにする、ひとつの解です。

こんな解をいろんな人がいろんな角度から、議論することで、社会全体は本当の幸せに近づくのではないでしょうか。

最後に

私が新人に、上記前提を踏まえた上で、以下の回答をして部屋を出ました。

あなたの最も身近な人に対して、5つの要素を高められますか。

まずは、身近な人から幸せにしましょう。それができない限り仕事で人を幸せにすることなんでできません。

できないなら、スキルがないのです。

だって、最も身近な人とは、あなたが介在するハードルが最も低いのですから、そこから始めましょうよ。

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