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#2021年のおすすめ小説

急上昇の記事一覧

No.426 あれから100日経ちました!

あの日、朝方は少し肌寒く、秋だとばかりに鰯雲が空を覆っていました。 作家・重松清氏の新聞連載小説「はるか、ブレーメン」(画、丹下京子さん)が大分合同新聞で始まったのは、その2021年10月24日のことでした。 あれから今日で100日目、「はるか、ブレーメン」も100話目を迎えました。この連載小説について、重松氏は、 「人生の走馬灯に描くものを探す人たちの物語であり、16歳の少女のフシギな旅の物語でもあります。」 とコメントを寄せています。画家・丹下京子さんの柔らかくて親しみ

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【推薦図書】旅路 37歳 米津玄師に興味ある方へ

食通で名だたる池波正太郎氏の書籍「旅路」https://booklive.jp/product/index/title_id/894205/vol_no/001 福岡、博多より自信を持ってお勧めする本「鬼平犯科帳」「剣客商売」でお馴染みの、食通で名だたる池波正太郎氏の書籍「旅路」です。 https://booklive.jp/product/index/title_id/894205/vol_no/001 https://ikenami.info/帯「池上正太郎の愛した

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夜の側に立つ(小野寺史宜)

「ひと」という小説を読んでいたく感動し、すぐさま同じ作者の別の作品を手に取りました。 全然違う世界に住む人々なのに、かなり近い体験だなぁと感じられる物語です。 ごくごく簡単にいえば、バンドメンバーだった男女5人の、高校時代から40歳までの物語です。設定の時点から私にない要素を持っている5人であり、物語の中で起きている事件も、私のような人間では体験できないことばかり。しかし、そこで感じる彼らの心の動きにはとても同調できるのです。不思議です。 ある事件が起こったとき、主人公は

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【昨年の話題作】クララとお日さまについて…

本の虫になりたい…世界の美しい図書館というヴィジュアル本について、 一昨年に義姉と夜話で盛り上がった者です。 「世界の美しい図書館」、在京時代には国会図書館に足繫く通っていたのは…国会図書館は、ほぼ全ての書籍を提出する本の資料館であるからです。 https://www.travel.co.jp/guide/matome/1897/#ct_3 義姉とは、チェコ・プラハの地球儀が置いてある図書館について…「フレスコ画と地球儀なんてお洒落な空間すぎます!」と旅行先の画像を、

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漫画・小説レビュー 第一回 「お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局 幽冥推進課」

はじめにはい。 チルドレンゴッド書けませんでした。 すみません! 一週間の猶予があったのにもかかわらず! 書けませんでしたあっ!!! まあでもそろそろ更新していかないとやばいなと思った訳でして。 これから更新できない日には、漫画や小説のレビューを書いていきます。 てことで第一回! ゆっくりお楽しみください。 第一回目に紹介する本は…お迎えに上がりました。 国土交通省国土政策局 幽冥推進課…desuなんだこの題名の長すぎる本は!?…面白い小説ですよ。 なんともまあ噛まず

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私が2021年に読んでよかったおすすめ小説 20選

今回は、年間100冊以上読む読書好き大学生の私が2021年に読んでよかったおすすめ小説を紹介していきます。 ぜひ読んでみてくださいね! まさき としか あの日、君は何をした 内容紹介 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。 15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人

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三体

宇宙人が攻めてくる!でもそれ400年後!でお馴染みの三体。文句なしに面白い。今のところハードカバーで5冊。簡単におすすめできる値段ではない。それすら安いと思えるほどには面白いけども。 #2021年のおすすめ小説

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2021年に最初に読んだ小説「The Umbrella Mouse」

#2021年のおすすめ小説 2021年の年初め、心揺さぶられる本に出会えてよかったなと思った小説。 1944年、第二次世界大戦中、ロンドンのかさ屋さんにひっそりと暮らすネズミのPip。かさ屋さんを営むスミス夫妻と、お店を訪れるお客さんの会話をひそかに聞くのが毎日の楽しみ。しかし、空襲のせいで、Pipは両親を失くしてしまいました。行くあてもなく、途方に暮れるPip。そんな中、おばがイタリアにいることを思い出し、イタリアへ行くことを決断。イタリアへ行く途中に、多

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「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ女性医師が、わたしたちの不平等と人生の最適化を考えた

「82年生まれ、キム・ジヨン」は 2016年に韓国で刊行され社会現象をまき起こした小説。 中堅企業に勤める夫と子供と共に 韓国・ソウルに住む主人公キム・ジヨンが、 ある日を境に自分の母親や友人の人格が憑依したように 振る舞い始める。 受診した病院の精神科医のカルテの形で、 彼女が経験した様々な理不尽や不平等、 女性であるがゆえの困難が描かれている。 日本でも2018年12月に刊行され、 2019年1月から6か月連続で 海外文学部門の売上第1位を獲得した、 いわずと知れた超

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読書録2021

ふりかえってみると、昨年はたくさん本を読んだ。 病院受付で母を待つ間。会うことはかなわずとも母のために通い、読書しながら時間をつぶし担当看護師の報告を待っている、というのが、意外にも好きだった。 五月に逝くまで、母は三カ所転院したため、病院近くに古本屋を見つけては、小さな悦びにひたったものだ。 ◎あの川のほとりで  アメリカ ジョン・アーヴィング ◎レイラと最後の10分38秒  トルコ エリフ・シャファク ◎十二人の手紙  井上ひさし 死ぬ気まんまん 佐野洋子 虫

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2021年に限らずおすすめ

実は、あまり他人のnoteを読んでいません。パソコンからだとなかなか頭に入ってこなくて。 でもこの方のは読みます。 勝手に紹介させていただきます。六井象さん。 じわります。 1日2話ずつ届きます。日々のご褒美の飴みたいな感じです。月に1度まとめがありますので、それで読んじゃうとちょっと勿体ないような、いや一気に読むのが贅沢でいいんだ、というような。毎日読んで、月の終わりにまた読み返すのがいいですね、はい。 出版していいレベルじゃないの?と思っています。もっと注目され

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私の絶望が小説になっていて 【読了】 猫狩り族の長

共感の嵐が吹いた小説を紹介します。 『猫狩り族の長』麻枝 准公式HP Amazon 間違いなく、今年1番笑った小説でした。 十郎丸の死にたい理由が、私の死にたかった理由とあまりにも似ていて、似すぎていて「そうそう、そういうこと!」と、共感の嵐が吹き荒れて、読み進めながらずっと笑っていました。からの号泣。私はこの物語に救われました。私だけじゃないのだと、そう思えました。 死という希望時椿の世界は私の周りが見ている世界みたいで。皆が教えてくれる世界を私は思い描くことも

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私のおすすめ小説【2021年】

2021年も今日でおしまい。 今年も楽しいこと、悲しかったこと、感動したこと。 いろいろな事がありましたね。 物語も私をいろいろな気持ちにさせてくれたものの1つです。 「#2021年のおすすめ小説」を2冊紹介させてください! 1.『革命前夜』須賀しのぶ 著 表紙のピアノに惹かれて読み始めました。 個人的に好きな音楽要素もあり、先がどうなるのか分からなず、ドキドキしながら読みました。 灰色の世界で音楽を愛する若者たちのエネルギーが熱く溢れている物語だと思いました。 “

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長い夜を共に歩いた、その先にあったもの。

2021/12/30 「お題に参加します。#2021年のおすすめ小説」昨日はエッセイだったので、今日は小説について書いていこうかなと思います。 私が2021年で読んだ本の中で一番!と思う作品は「夜のピクニック」恩田陸さんの小説です、 以前この本を読んだときにまとめておいたnoteがこちらてす。気になる方は是非。 目に光が宿る瞬間が見えた。小説って、文字の羅列です。イラストや挿絵が入っているものもありますが、私が読む小説のほとんどは文字ばかり。頭の中で、本の中の光景をイメ

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おすすめライトノベルをジャンル順に紹介!! 有名な作品からマイナーな作品まで

今回はおすすめのライトノベルをジャンル順に紹介したいと思います。 ラブコメ編 ひげを剃る。そして女子高生を拾う 〜あらすじ〜 IT企業に勤めるサラリーマン・吉田は、上司の後藤愛依梨にフラれた夜、荻原沙優という家出少女と出会う。沙優は性交と引き換えに宿を提供するよう吉田に要求するが、吉田はこれを拒否した上で、働くことを条件に彼女を居候させる。 ヒロインの荻原沙優はとても魅力的で、 主人公の吉田の優しさに心を惹かれる作品と なっています。 いっつも塩対応な幼

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第124回:2021年に読んで良かった本、まとめてみました。

こんにちは、あみのです!2021年もいろいろな本を読むことができました。 今年の初めから投稿を始めたnoteですが、こちらでは読んだ本の感想を沢山上げることができました。noteの街の皆さん、いつも本当にありがとうございます(*^^*) さて今回の記事では、今年読んだ中でも特に良かった本をnoteに投稿した感想記事と合わせて5タイトル振り返ってみます! 【ホヅミ先生と茉莉くんと。】 今年読んだラノベ作品の中ではダントツ好きです。小説家のホヅミ先生と彼の読者のひとりである

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2021年に読んだ本ベスト10

今年は全165冊、去年は174冊なのでちょいと少ないが、多読をする者の責務として今年も報告を行う。昨年同様ジャンルは問わずのランキングなので小説が多くなった。もったいぶらず一位から。 2021年に読んだ本ランキングベスト10 1位 『最初の悪い男』ミランダ・ジュライ(岸本佐知子訳) 【長編小説】新潮社、2018年、原題 "THE FIRST BAD MAN" あらすじ(引用) 43歳独身のシェリルは職場の歳上男に片想いしながら、孤独な箱庭的小宇宙からなる快適生活を謳歌。

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本好きが今年読んで面白かった本

本好きのみんです。 今年読んだ本は27冊。 1年で25冊読む目標は達成できましたが、もっと読みたかったです。 今年読んで面白かった本6冊1.『推し、燃ゆ』宇佐見りん 最年少で芥川賞を受賞された作品。 推しがファンを殴り炎上してしまうことから始まる話です。 宇佐見りんさんは私と同い年。 どうすればこんな文章が書けるのかと衝撃を受けました。 私も推しがいるので共感できる部分もありつつ、自分はここまでではないなと客観的に読める部分がありました。 主人公の心情を表す言

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【ミステリ小説/作家】#2021年のおすすめ小説

今日は大みそかということで、2021年の小説レビューをまとめるのも良いかと思い記述しております。 ◇【湊かなえ】さん「リバース」ーーー 「白ゆき姫殺人事件」ーーー ーーー 昨年までは、伊坂幸太郎さん、東野圭吾さんなど、ある意味王道と呼ばれる方の作品を中心に楽しんできたのですが、今年は「今まで読んだことの無い方を中心に読もう!」と思い立ち、誰から読めば良いかを聞いた同僚からおススメされた方が、湊かなえさんです。 その同僚は、小説だけでなくドラマ等の映像も好きな人で、両

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年末年始に読みたい本【小説編】

シゲクです。 「年末年始に読みたい本」シリーズのビジネス書編、エッセイ編に引き続き、今日は小説編です。 2021年は今日で終わりますが、普段はお忙しいという方ほど年始は「小説の世界」へ旅行してみてはいかがでしょうか。 ※記事にある商品リンクはAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています。 今回は、この辺で失礼します。

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