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長い夜を共に歩いた、その先にあったもの。

2021/12/30 「お題に参加します。#2021年のおすすめ小説」

昨日はエッセイだったので、今日は小説について書いていこうかなと思います。

私が2021年で読んだ本の中で一番!と思う作品は「夜のピクニック」恩田陸さんの小説です、

以前この本を読んだときにまとめておいたnoteがこちらてす。気になる方は是非。


目に光が宿る瞬間が見えた。

小説って、文字の羅列です。イラストや挿絵が入っているものもありますが、私が読む小説のほとんどは文字ばかり。頭の中で、本の中の光景をイメージして、どんな表情をしているかとか、どんな空気感なのかとか、そうやって小説を読んでいます。

この本の終盤、長い夜を共にしたクラスメイトたちとの会話があります。口数は少ないけど、その場を表現している恩田さんの言葉、それらを読み進めていくうちに、登場人物の目に光が宿る瞬間が垣間見えた気がしました。

これまで色んな本を読んできましたが、ここまでハッキリと主人公一人一人の表情が見えたのは、この小説が初めてでしたね。

また小説の中で、心に響く言葉も沢山ありました。その言葉も以前のnoteにまとめていますので、気になる方は是非。

ずっと大切に持っていたい、何度でも読みたい、そのくらい、感情移入してしまう本当に素敵な小説です。


以上、2021年おすすめの小説は、恩田陸さんの「夜のピクニック」でした。


おりょう☺︎

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