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日記2023

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#音楽

【12月のひと言:GRAPEVINE「Loss(Angels)を聴いて」ー嬉しさと寂しさの同居ー】

【12月のひと言:GRAPEVINE「Loss(Angels)を聴いて」ー嬉しさと寂しさの同居ー】

11月、そして今月にあった対バンライブにひとつも行けなかった身としては、今年はもう何もないのか(残念)と思っていたので、新曲の配信リリースには驚かされた。これは「2023年は最後の最後まで(音楽で)恩返します」というGRAPEVINEからのメッセージなのか(と、私は思った)。しかもバンドのコンポーザー亀井亨(Dr.)作曲の大名曲。
イントロが、Oasisの「Don't Look Back In A

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【11月のひと言:NICO Touches the Walls の活動終了4年目に思うことは】

【11月のひと言:NICO Touches the Walls の活動終了4年目に思うことは】

日常的に曲も聴かなくなったし、インタビューが掲載された雑誌もほぼ処分した。でも、忘れることはないんだろうな。寂しさと、悔しさと…(心強さではない)。

やはりあの終わらせ方(報告の仕方)はアカン。そして、応援してくれた人達に向けて「4人で」最後に誠意を見せるか、伝えるような何かをすべきだったと思う。この4年の間、他のバンド、ミュージシャンにも様々なことが起きたけど、その時の対応によってファンが離れ

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【11月のエッセイ:aikoの「ラジオ」を聴いて】

【11月のエッセイ:aikoの「ラジオ」を聴いて】

遡ること1990年代の後半。
まだインターネットが身近なものではなく、もちろんスマホもSNSもなかった当時は、ラジオや音楽雑誌に今よりもっと情報発信の力があった。
テレビよりもアンダーグラウンドなその世界では、リスナーとDJ、読者と編集部の距離感がすごく近かった気がする。
私にとっては、学校や家庭以外で外の世界とつながりが持てた唯一の居場所。刺激的であたたかかい。

ラジオに関して書くなら、毎晩聴

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【10月の日記】《GRAPEVINE TOUR 2023》10/26 東京 LINE CUBE SHIBUYA公演を観て

【10月の日記】《GRAPEVINE TOUR 2023》10/26 東京 LINE CUBE SHIBUYA公演を観て

「今こそ俺に賭けてみないか!「You bet on me!」」という威勢のいい田中和将の掛け声と共にライブは幕開け。そして本編・アンコールを終えると、感謝の言葉とともに「今日も幸せでした」と言い放ち、ステージを去った。彼が、9月のZepp Shinjukuで観たときよりも(精神的に)パワーアップしているように見えたのは、久しぶりの全国ツアーが充実している証拠だろう。

9月に発売されたアルバム『A

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【エッセイ】2023/2/23 [grapevine in a lifetime presents another sky]東京・中野サンプラザ公演  ~another story~

【エッセイ】2023/2/23 [grapevine in a lifetime presents another sky]東京・中野サンプラザ公演 ~another story~

時は、1990年代後半。インターネットが身近なものではなく、スマートフォンもなかった頃、地方に住む高校生だった私にとって、好きなバンドの新曲やライブの情報をいち早く知る手段はラジオ。彼らを知ったきっかけも、ラジオだった。

高校卒業後、進学した大学の軽音楽部に入部した私は、ある日、彼らの「コピーバンドをやらないか?」と、先輩と同期に誘われた。嬉しさのあまり二つ返事で承諾。担当する楽器はキーボードに

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【10月の日記】GRAPEVINE『Almost there』を聴く。

【10月の日記】GRAPEVINE『Almost there』を聴く。

9月27日に発売され、GRAPEVINEにとって18枚目のオリジナルアルバム『Almost there 』。今回バンドが招いたプロデューサーは、サポートメンバーとして20年以上の付き合いのある高野勲氏。

高野さんは、実際にプロデューサーとしての実績もあり、何よりGRAPEVINEというバンドを良く理解している方。だからなのか、まず、一周目を聴き終えて感じたことが「よりGRAPEVINE を、メン

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【9月の日記】9/14 GRAPEVINE 「SUMMER SHOW」@ZeppShinjuku(TOKYO)

【9月の日記】9/14 GRAPEVINE 「SUMMER SHOW」@ZeppShinjuku(TOKYO)

ここ数ヵ月、実はバインの曲やゲスト出演したラジオを聴くことができなかった。
でも、だからこそライブで顔を付き合わせないとわからないことがある。伝わらないことがある。ライブ中、すっかり通常運転の田中さんを目の前に、私はそんなことをずっと思っていた。

セットリストは、今月末に発売されるニューアルバム『Almost there』 より数曲披露。配信リリース済みの「雀の子」や「Ub(You bet o

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【7月の日記】18年ぶりのオンステージ「私、本当はずっと歌いたかった」。

【7月の日記】18年ぶりのオンステージ「私、本当はずっと歌いたかった」。



7月上旬、私が通っているヴォーカルスクールの発表会があった。会場は、都内にあるとても素敵なジャズクラブで、音楽を聴きながら、食事やお酒も楽しめるような場所だ。

私が、人前で歌うのは実に18年振りである。

ライブはピアノの伴奏に合わせて歌うスタイルで、そのピアノの伴奏を弾く方というのが実際にミュージカルを始め様々な舞台の現場で活躍されているプロの方。私は過去、アマチュアバンドの一員として歌

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【7月のひと言:GRAPEVINE「雀の子」を聴いた】

【7月のひと言:GRAPEVINE「雀の子」を聴いた】

聴いた瞬間「この路線(「ねずみ浄土」系)で来たのかー!」と、予想はおおいに外れました。もっと暗くて、どんよりしてるヤツが来るんじゃないかと思っていたから。

しっかし、なんなんだこのバンドは。そして、この攻めためちゃめちゃかっこいいサウンドは。しかも「ねずみ」の次は「雀」で「お餅」の次は「饂飩(うどん)」ですか。スタッフ、ツアーグッズでうどん(乾麺タイプ)作りそう。

GRAPEVINE の素晴ら

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【6月のひと言:ルーツ(初めて買ったGRAPEVINEのCDについて)】

【6月のひと言:ルーツ(初めて買ったGRAPEVINEのCDについて)】

相変わらず何を書けば良いのかわからないまま、noteを放置している状態ですが、ちょこちょこ過去記事を読んで下さる方がいらして「いいね」がついていると嬉しい。書いた甲斐あったなと思います。ありがとうございます。

なので、今日は小ネタを。

最近のロックバンド界隈では何が流行っていて、何か良いのか?が現在全くわからない人になってしまっているので、しつこいようですがGRAPEVINEについて今回も書く

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【3月の日記】ぼくらのうた

【3月の日記】ぼくらのうた

2023/02/23

私が彼らに期待していることは、継続。本当にこれに尽きるのですよ。それに、何かを続けることの「尊さ」を私に教えてくれたのは、田中さん、あなたなんだ。あなたの声を20年以上聴いてるということは、下手したら身内の次にたくさん耳にしている声になるんだから。マジで26年生のファンをなめんなよ。
音楽を聴くことよりも、ライブに行くことよりも、人生に於いて大事なことは、間違いなくたくさ

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【1月の日記②】2022年 たくさん読まれたベストnote!!

【1月の日記②】2022年 たくさん読まれたベストnote!!

昨年アップした記事の中から、人気があるものをまとめました。本来ならば、2022年の間にやるべきことなのですが、時間がなくてできませんでした(反省)。

いろいろな内容の記事を書いてきましたが、やはり?!音楽系のものが人気で、GRAPEVINEのレビューや、羊文学のライブレポートは2022年以前に上げた記事でも、未だに「いいね」がつくものもあって、そのたびに自分でも読み返してみたり、書いてよかったな

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