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【6月のひと言:ルーツ(初めて買ったGRAPEVINEのCDについて)】

相変わらず何を書けば良いのかわからないまま、noteを放置している状態ですが、ちょこちょこ過去記事を読んで下さる方がいらして「いいね」がついていると嬉しい。書いた甲斐あったなと思います。ありがとうございます。

なので、今日は小ネタを。

最近のロックバンド界隈では何が流行っていて、何か良いのか?が現在全くわからない人になってしまっているので、しつこいようですがGRAPEVINEについて今回も書くんですけど、そうですね…私が初めて買ったGRAPEVINEのCDは「スロウ」です。それまでの過去のCDはレンタルしてました。「スロウ」は短冊型ではなくマキシシングル(注意:サイズはアルバムCDと同じで2曲入りシングルCDのこと)として販売され、カップリングは「望みの彼方」という曲。

「望みの彼方」の作詞は田中さんで作曲はギターの西川さん。この曲、滅多にライブでは演奏をしない(いつだかのラジオでメンバーが言っていたのは「難しい(曲)」。だから、避けるどうも傾向にあるようで、2014年に開催した再現ライブ「IN A LIFETIME」以降は演奏していない)のだけど、ファンの中では人気上位にある曲で、私も名曲中の名曲だと思う。なんならカップリングではなく両A面シングルとして発売しても良かったのではないかしら…。

この「望みの彼方」は、当時高校生だった私にとっては、暗いし、理解しがたい曲で。歌詞の意味も良くわからないまま聴いていたけれど、あれから20年以上が経った今の印象は、精神的な深い場所まで沈んでいく一方で、確実に何かが自分の中で突き抜けていく感覚がある不思議な曲であり、物凄く疲れているときに聴くと、妙な安心感が心に生まれる。「ここにいてもいいんだな」と居場所確認ができる、「スロウ」と共に私のルーツとなっている曲。

そういう曲が「ある」と「ない」とでは、人生が大きく違ってくると私は思うのです。



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