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今週読みたい本リスト 2024/05/20

投稿が遅くなって申し訳ありません。
つくだ@書籍編集×ライターです。

このnoteでは、Xやnoteや書店、そして人からの紹介で知って、私が「読みたいな」と思った未読本を、自分用のメモとともにご紹介しています。

カルチャー、ビジネス、文芸、創作・アート、とジャンルわけしていますが、全文合わせると長いので、お好きなところからご覧ください。

読書のご参考になれば幸いです。


カルチャー


米フィナンシャルタイムズはじめ 全米9誌で大絶賛!
「怠惰」であることに罪悪感を味わう必要はない。なぜなら「怠惰=悪」は植え付けられた "信念" に過ぎず、しかも誤っているからだ。

本書では「怠惰」にフォーカスを当て、
・どうして私たちは「怠惰」であることを恐れるのか
・「怠惰のウソ」が世界中に広まり、正当化させたからくり
・「怠惰」であることの意義
・「怠惰のウソ」から真に抜け出して幸せに生きる方法
を、社会心理学博士である著者が解説。

Amazon内容案内より

社会心理学者のデヴォン・プライスさんによる著作。
確かに私たちには「怠惰」であることを恐れる傾向がありますね。

生産性を上げるのは大事だけれど、
それがQOLを減少させてしまうとすれば、本末転倒ですよね。
ややこしいことはAIに任せて、人生を楽しむことに時間を使う。
そんな人生のあり方のヒントになるかもと思って
本書を今回は選びました。

翻訳は佐々木寛子さん、出版社はディスカヴァー・トゥエンティワンさん。
5月24日に発売です。



【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】
いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。
そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?
どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?
「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。
おいしさの中の真実に迫るノンフィクション。

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著者はアジア専門のジャーナリストとして
何冊もの著作を持つ室橋裕和さん。

これ、私もなぜだろうと思っていました。
食にまつわる本は好きなので、読んでみたいと思います。

出版社は集英社さんで、現在発売中です。

※現在紙版の在庫がないようなので、
Kindle版のリンクを貼っています。



2024年5月24日公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』を記念して、立ち上げから現在まで『あぶデカ』38年の舞台裏を舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルら総勢50名以上の関係者が語り明かします。

聞き手は「必殺シリーズ聞き書き三部作」でお馴染みの高鳥都。ディテールを追求していく深掘りインタビューに定評があり、今回はテレビシリーズの『あぶない刑事』を中心に、いかにしてこの前代未聞の刑事ドラマが誕生し、長く愛されることになったのかを検証していきます。キャストはもちろん、プロデューサー、脚本家、監督、音楽、各パートの技師をはじめとする現場スタッフ……総勢50名以上が紡ぐ『あぶデカ』曼荼羅をぜひご堪能ください!

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これは長年のファンにとってはうれしいコレクターズ本ですね^^
私は『あぶない刑事』をリアルで観てきた世代なので、
ついお勧めしたくなってしまいました。
総ページ数448Pと読みごたえもたっぷり。ぜひ紙版で読みたい本です。

出版社は立東舎さんで、現在発売中です。



ビジネス

アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考……。
建国の父フランクリン『自伝』からはじまる自己啓発本のベストセラーから見えるアメリカ。

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著者は愛知教育大学教授で、アメリカ文化に詳しい尾崎俊助さん。

紹介される本は、『カーネギー自伝』『完訳7つの習慣』『「原因」と「結果」の法則』『引き寄せの法則』『チーズはどこへ消えた?』『世界最強の商人』『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』など。

自己啓発本は仕事でも担当することも多いので、誕生からの流れを知っておきたくて本書を選んでみました。

出版社は平凡社さんで、現在発売中です。



■これはノンフィクションです──2024年最大の問題作、ついに刊行!

371億円を詐取し、獄中14年。逃亡を指示した「共犯者」は忽然と姿を消した──。

無名のサラリーマンの人生を狂わせた「バブル」とは何だったのか? リーマン・ショック64兆円破綻のトリガーを引いた男、衝撃の手記。文化勲章受章者・岩井克人氏推薦! 怒濤の432ページ

■男の人生は、バブル経済の通史であり、裏面史でもある…替え玉警官 海外逃亡 買春地獄 持ち逃げした共犯者 苛烈な獄中生活…マネーゲームの狂奔を描く昂奮ノンフィクション! 

全世界を大不況に陥れたあのリーマン・ショックの引き金を期せずして引いてしまった齋藤栄功氏の告白録(経済学者・岩井克人)。

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これは気になる! バブルという時代を知るためにも必読な一冊。
監修に阿部重夫さん、出版社は講談社さんで、現在発売中です。


ベストセラー『具体と抽象』を展開して見出した「最強のフレームワーク」。

本書の目的は、「世の中の具体的な個別の事象を抽象度を上げて連続的に捉えることで、その変化のメカニズムからさまざまな事象を説明し、次に起きる出来事の予想を可能にする」ということです。

本書を読み終えたとき、人間の成長と保守化、組織の栄枯盛衰、イノベーションはどのように起き、抵抗勢力はどこから現れるか、資本主義の未来はどうなるか、そして生成AIは我々の生活をどう変えるか、などの事象に明確な答えが出せるようになっていることでしょう。

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著者は『地頭力を鍛える』『具体と抽象』などのベストセラーを持つ、ビジネスコンサルタント・著述家の細谷功さんです。

「フローとストック」と言えば、経済学はもちろん社会科学全般において用いられる概念です。細谷さんはそれを「具体と抽象」に掛け合わせて、新しいフレームワーク「CAFSマトリックス」を考案しました。

本書によれば、このフレームワークを活用することで、誰もが日常の事象の先読みができるとのことです。ちょっと使ってみたくなってこの本を選びました。

出版社はKADOKAWAさんで、現在発売中です。

文芸


【人類の永遠の悩みに挑む!】
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

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著者は文芸評論家で、noteでも執筆を行っている三宅香帆さん。
「日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷をたどる」なんて、面白いに決まってると思って目次を読んだら、本当に面白そうです。

早く読みたいのですが、実は本が積読の山に紛れてしまって困っています。
もう一冊買おうかな。。。

出版社は集英社さんで、現在発売中です。

著者は1970年、イギリス、スコットランドのウィグタウン生まれ。「自他共に認める田舎」である故郷を大学進学で離れたが、30歳のとき、クリスマスの帰省中に、立ち寄った老舗古書店「ザ・ブックショップ」を衝動買いしてしまう。諸手続きをへて翌年手に入った店は、いまや10万冊の在庫を擁するスコットランド最大の古書店だ。かつて国内最悪の失業率に苦しんでいたウィグタウンも、書店の町として知られるようになり、町にも店にも世界中から観光客が訪れる。
とはいえ、由緒ある築約200年の建物は維持費がかさむ。厳冬期には客足が途絶え、一方で暖房費はばかにならない。さらに大手書店チェーン、のちには巨大資本アマゾンと電子書籍化という手ごわいライバルが行く手に立ちふさがる。時に奇天烈、時に傍若無人な日々の客たち。有能だけど変人の度が過ぎる従業員(いちばん変わっているのは著者自身だというのが客たちの評)。大人気イベントである秋のブックフェスティバルで起こる騒動の数々。心ゆさぶられる遺品買取。個人書店の店主は、毎日がサバイバル・ゲームだ!

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著者は、ショーン・バイエルさん。
老舗古書店「ザ・ブックショップ」の店主です。

本書は薫さんの、この記事で知りました(薫さん、ありがとうございます!)。

私は日記を読むのが好きで、しかも古書店も大好き。
まさに読みたいと思った本で、思わず選んでしまいました。

翻訳は矢倉尚子さん、出版社は白水社さんで、現在発売中です。


重版を重ねた「猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました」で話題のやーこの第2弾がついに登場。

なぜか不思議なことは電車でよく起きるので、今回は電車ネタを豊富にラインナップ。
「スマホの調子が悪くなり調べてもらいに行ったら恐ろしい事になっていた話」や「夜道で声をかけられて振り向いたら血の気が引いた話」「電車で赤子が泣き出して謝る母親を援護したら怖い目にあった話」など人気作の他、やーこの愛猫への思い溢れる長篇など書籍のために書き下ろした新作も10篇以上収録。
挿絵は第1弾に続き栖周が担当。笑いの起爆剤となる迫力あるイラストで書き下ろし作品を盛り上げる。

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著者は、Xやnoteなどで活躍中のやーこさん。

Amazonでサンプルを読んだからあまりに面白かったので、皆さまにもお勧めしたく今回選びました。

出版社はKADOKAWAさんで、現在発売中です。


創作・アート


BMWを20年以上、エモいコピーで売り続けた伝説のコピーライターが、
「ChatGPTを使った売れる文章術」を伝授。

「え?! こんな簡単に、プロっぽいコピーが書けちゃうの!」と
驚愕すること必至。
ChatGPTビギナーでも、広告の素人でも、心配はいりません。

「人の心を動かす6つの手法」で、
ChatGPTの書いた文章が
名人級のコピーに生まれ変わります。

著者40年にわたるコピーノウハウと、
ChatGPTのパフォーマンスが融合した奇跡の文章術。

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著者は、広告クリエイター、集客コンサルタント、ラジオDJの中村ブラウンさん。この本の面白いところは、「ChatGPTに書かせたコピー」をプロ並みのコピーに変える文章術というところ。

AIの書く文章は、どこかAI臭さというか作り物感があります。本書はその課題を解決してくれそうな本です。

出版社は三笠書房さんで、現在発売中です。


中世、近未来、異世界……お決まりの世界観のその先へ!

不思議な力が存在する魔法の世界、ナショナリズムが支配する監視社会、コンピュータが作りあげた仮想現実の世界……寝食を忘れて没頭してしまう作品には、入念に作りこまれた世界観が大きな魅力となっています。

本書は、 登録者数100万人超えの作家・YouTuberが、すぐれた伏線の張り方から、魅力的な主人公・敵役の作り方、魔法のシステムを築く方法、宗教の描き方、帝国の栄枯盛衰の見せ方まで、読者をのめり込ませるための世界観を構築する方法を徹底伝授。

例として扱われる作品は、『ハリー・ポッター』、『指輪物語』、『氷と炎の歌』、『マトリックス』、『スター・ウォーズ』といった超人気作だけでなく、『鋼の錬金術師』、『コードギアス』、『七つの大罪』などの日本作品も。古今東西のファンタジー/SF作品から楽しく学べる、実用的な物語創作論になっています。

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著者は、作家でYouTuberのティモシー・ヒクソンさん。

物語創作にも役立ちそうです。先ほどの文章術の本と同じく、世界観のたたき台をAIでつくっておいて、本書を読みながら練り込んでいくという使い方もできそうです。

翻訳は、佐藤弥生さんと茂木靖枝さんで、出版社はフィルムアート社さん。
現在発売中です。


住宅や寺院、神社、学校、商業施設、劇場、映画館、動物園、水族館、消防施設、刑務所、酒蔵、などなど。
気になる「あの建物」の起源から現代までの変遷を、時代ごとに立体イラストで図解します。
本来はどのような目的で建てられたのか。時代の流れのなかで何がどのように変容し、あるいは、そのまま変わらずに、現在の“かたち”に至ったのか。
そして、その時々で人々の暮らしにどう関わってきたのか。
建物のルーツを知り、時代とともにどのような変遷を辿ったのかを学べば、
設計の新しいアプローチが見つかること間違いなし!
日本建築史を楽しく学ぶための入門書としても、創作資料としてお役立ちの1冊です。

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毎回、面白い切り口で建築の魅力を紹介してくれる雑誌「建築知識」さん。時代ごとに立体イラストで紹介するというのがすごいですね。創作の資料としても使えそうです。


今回は12冊ご紹介しました。

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