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今週読みたい本リスト2024/04/20

おはようございます! つくだ@書籍編集×ライターです。先週、先々週とお休みをいただきましたが、今週はやりますよー! 

このnoteでは、Xやnoteや書店、そして人からの紹介で知って、私が「読みたいな」と思った未読本を、自分用のメモとともにご紹介しています。

人文・社会科学、小説・エッセイ、文章術・ことば、ビジネス書、自然科学、芸術と、ジャンルわけしています。全文合わせると長いので、お好きなところからご覧くださいね。

週末の、そして連休の読書のご参考になれば幸いです。


人文・社会科学


批評誌『ゲンロン』第16号。2023年11月に行われた東浩紀・上田洋子によるウクライナ取材レポート、加藤文元氏、川上量生氏、東による「理系と訂正可能性」についての鼎談、夏目房之介氏、大井昌和氏、さやわか氏によるマンガをめぐる鼎談、菊間晴子氏による大江健三郎論、新川帆立氏のエッセイなど豪華内容を収録。

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東浩紀さんの文章が好きなので、ときどき読んでいます。毎月、論考を書かれているのですが、今回は「ウクライナと新しい戦時下」です。世界という目で見れば、いまは戦時下にあるんですよね。「戦争」というものがもたらすものの意味を改めて考える上でも読んでみたいです。

第一人者が「核心」と「面白さ」を論じ尽くす!

日本における哲学の泰斗が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第1巻は、近代以降の哲学を理解するうえでも必須の古代ギリシアからルネサンスまで。哲学という営みはいかに誕生し、受け継がれていったか。主要哲学者の思想をもとに、この時代の哲学の重要論点とダイナミックな流れを浮かび上がらせる。ゼロからの学び方、いま学ぶことの意義・効用まで――、「聞き書き」によって哲学史の「核心」と「面白さ」に迫る。ありそうでなかった決定版の入門シリーズが誕生!

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最近ずっと哲学に惹かれていて、入門書や哲学史をいろいろ買っています。その一環で読みたいと思っているのが本書です。内容案内にあるように、たしかに、ありそうな本であります。しかし、本書が成立するには、人文系の豊富な知識と話を聞き出すインタビュー力が必要とされます。

その点、今回編者と構成を担当するのは、『試験に出る哲学』などの著書を持ち、ブックライターとして数多くのベストセラーを送り出している斎藤哲也さん。これは面白くなりそうだと予感しました。実際、すでに重版も決定したとのことで、読むのを楽しみにしています。

服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。
何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?

音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。
フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。
哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!

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センスのいい悪いはどこで決まるのか。果たして、センスとは変えられるものなのか。テーマが気になって読みたいと思っている本の一冊です。水野学さんの「センスは知識からはじまる」と合わせて読みたいと思っています。


小説・エッセイ


「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。

墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。
感涙のアート小説。

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ゴッホつながりで興味を持ったのが棟方志功さんです。妻の視点から棟方志功さんの生涯を追っていくというのがいいですね。自伝の「板極道」や画集も読みたくなりました。

歴史的ベストセラー『サラダ記念日』から
最新作『アボカドの種』までを網羅する
待望のセレクション歌集がついに刊行!

◆俵万智自身が、
  書評家・渡辺祐真(スケザネ)といっしょに選んだ
  220首を収録

◆YouTube出身の新世代スケザネ視点による、
 80ページ超のロング鑑賞の手引き
 「俵万智の読み方」付

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俵万智さんの「ベリー・ベスト・オブ・短歌」を、新世代書評家のスケザネさんがその読みどころを解説していく本。私は「サラダ記念日」しか読んでいないので、この機会に読んでみたいと思います。

文章術・ことば


2007年に発売された広告コピーのロングセラー書籍『広告コピーってこう書くんだ!読本』が、増補新版になってカムバック!旧版の内容に加えて、2020年代の視点から本書の内容を振り返った「後日談」を増補し、デジタルやSNS時代のコピーのあり方についても言及したものになっています。

これからコピーライターを目指す人たち、すでにプロとして奮闘するコピーライター、そしてSNSや企業のPR担当などあらゆる情報発信に携わる方が、「人に伝わる」「伝える」広告コピーを書くためのプロのエッセンスを学べる一冊です。

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昔、コピーライターをやっていたとき一番読んだのは『秋山晶全仕事』と、鈴木康之さんの『名作コピー読本』でした。それから20年、谷山さんの本が出たのは知っていましたが、そのときは私は編集者になっていて読む機会を逃してしまいました。いい本だというのは聞いていたので、これをご縁にまた読んでみようかなと思っています。


ビジネス書


さびれた商店街でくすぶっていた青年が「ユニクロ」という金の鉱脈をつかむまでの知られざる暗黒時代。
製造小売業(SPA)への挑戦。東京進出とフリースブームの到来。
集まる仲間たちと、古参社員との別れ。
苦戦する海外展開。ブラック企業批判。
そして、情報製造小売業への進化。
柳井正と、その夢に惹かれた同志たちの長き戦いをリアルに描き出す。

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杉本さんがご執筆された『ネット興亡記 敗れざるものたち』が面白かったので、読むのを楽しみにしている一冊です。

人生は

「幸福の時間」
「投資の時間」
「役割の時間」
「浪費の時間」
の4つの時間でできています。

あなたが増やしたいのはどの時間ですか?
時間を大切に思っているのに、時間をなかなか大切にできていない。
時間はまるで呼吸をするかのように、当たり前に過ぎていきます。
あまりにも自然なことなので、時間を常に意識して生きることはできないし、逆に意識しすぎると今度は時間に縛られて、息苦しさを感じてしまうこともあります。
時間は、なかなかやっかいな存在です。
そんなやっかいな時間を自分の手に取り戻し、人生を豊かにするためにどうしたらいいか。

それがこの本のテーマです

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タイトルが秀逸ですね。4つの時間のうち、もし増やすことができるなら、いまの私は投資の時間を増やしたいと思います。これは鬱がもたらしている感情なのかもしれませんが、「自分はまだ足りない」という思いが強いのですね。だから仕事のときになると後先考えず、120%で頑張ってしまう。この癖を改善するためにも一度読んでみたいと思っています。

自然科学

藤井聡太と大谷翔平には、ある重要な共通点があった
それは、「脳の持久力」!
能力を発揮し続けられる人と続けられない人の違いを脳科学が解明する
===
「頭がいい」とは、IQや記憶力だけでなく、感覚や運動能力、アートと創造性、他者の気持ちがわかる能力なども含まれる。どんな仕組みで良くなるのかを脳科学の観点から解説する。このような能力を発揮し続けるための力を「脳の持久力」と名付け、そこに深く関係する脳細胞、アストロサイトの働きを紹介し、人間の脳とAIの比較、今求められる知性について著者の考えをまとめる。

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脳の持久力! いまほしいのはまさにそれです。「投資の時間」を増やし、足りない自分をもっと鍛えるために、読んでみたいと思っています。

人生で眠っている時間は、決して無駄な時間ではありません!
ちゃんと寝るだけで、なぜホルモンバランスが整い、
免疫力は上がり、脳が冴え、筋肉がつき、見た目も若返るのか。

本書は日本の睡眠研究の第一人者である著者が、脳をはじめ、
心臓や肺、胃腸、骨や筋肉、免疫、内分泌、泌尿器、皮膚などが、
睡眠中にどのような状態になっているのか、
また睡眠不足によってどのようなダメージを受けるのかについて、
世界中のさまざまな研究をひもときながら検証します。
心身の健康に役立つ重要な情報が満載です。

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タイトルに惹かれました。睡眠不足というか、睡眠障害が続いているので、その仕組みをこの本で明らかにしたいと思います。


芸術


はじめて真の「オペラ」を書いたのは誰だろう?
記譜法のシステムの起源はどこにあるのだろう?
作曲家はどのように交響曲を作曲するのだろう?
本書はこのような疑問をはじめとする多数の疑問に答えるべく、重要な音楽作品と、それが西洋のクラシック音楽の発展に与えた影響を探って分析し、初期の単旋聖歌の誕生から現代のミニマリズムの発展とさらにその先を追う。

本書は、伝説的な作曲家、そしてあまり知られていない作曲家による90以上の作品をわかりやすい言葉で詳しく解説し、図表やイラストも交えながら、ク​ラシック音楽の創造と受容の背後にある鍵となる概念と壮大な思想を一歩ずつ解き明かしていく。

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クラシック音楽からEDMまで、音楽は何でも好きなんですが、歴史に詳しくないので、読んでみたいなと思った一冊です。三省堂さんで出されている大図鑑シリーズと同じシリーズで、海外でも評判の高いレーベルの一冊なので内容もおそらくよいものだと思います。


今週は、11冊ご紹介しました。
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「超学びの記事ーっ⸜( ˶'ᵕ'˶)⸝」と評判の有料記事です。

「つくだって、こんな人」というのをまとめています。

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不定期でこんな記事を連載しています。

読んだ本の記事をまとめています。

その週に気になった未読本をご紹介しています。

現在連載を立て直し中です。申しわけありません・


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