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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと… もっと読む
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#ラジオ

【本棚本ラジオ第21回】ホームズについては語ることがあまりない

【本棚本ラジオ第21回】ホームズについては語ることがあまりない

*今回の本*
コナン・ドイル著 延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』(新潮社、2014)
(本棚本 Season1 No.68)

*有名すぎるが故の弊害というか*
なんというか。
わたしが推理小説の内容を覚えていないタイプの読者なもので、ものすっごくふんわりとしたことしか喋っていません。
年末の締めがこれでよかったのか。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。

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*今回の本*
東野圭吾著 『名探偵の掟』(講談社、2009)
(本棚本 Season1 No.30)

*メタな楽しみとはなんなのか*
小難しいことを考えずに読んだほうが幸せなのは間違いないとして。
メタな作品を楽しむとき、わたしたち読者はどの視点で物事を見ているのでしょうか。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。
noteで連載中の企画のなかから、くじで当たった

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*今回の本*
A.A.ミルン著、石井桃子訳 『クマのプーさん』(岩波書店、1974)
(本棚本 Season1 No.1)

*いちばん古い思い出のひとつ*
だと思います。
プーさんは。
このお話に小さい頃に出会えていて、わたしの人生幸せだなと思います。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介するラジオ」です。
noteで連載中の企画のなかから、くじで当たった本をラジオで紹介していき

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*今回の本*
J.R.R.トールキン著、瀬田貞二・田中明子訳 『指輪物語 王の帰還(上)』(評論社、2002)
(本棚本 Season1 No.81)

*トールキンと瀬田訳が好きだ*
語り出したら止まらなすぎて自分でも引きました。
「王の帰還」最高ですよね、騎馬戦熱いですよね!
って話と、
やっぱり瀬田訳はいいぞ!!!
って話と、
あれ、これって古英語と繋がってない?
っていう話です。
話すこと

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*今回の本*
香月美夜著『本好きの下剋上 司書になるには手段を選んでいられません 第一部 兵士の娘1』(TOブックス、2015)
(本棚本 Season2 No.1)

*「好きだ」ということにパワーが生まれる*
完結目前、大人気ビブリアファンタジーの第1巻です。
わたしこの本好きすぎでですね、どうして好きなのかよくわからないけどひたすら好きなんですよ。
なので「好きだー!」ということだけ喋ってま

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すみません、アップが遅くなりました。

*今回の本*
古川日出男著『平家物語 犬王の巻』(筑摩書房、2021)
(本棚本 Season1 No.63)

*物語とは「物を語る」ことであるという実感*
映画「犬王」をみてから原作のこちらを読んだ。
「語り」の物語の爽快感があった。
物語とは、「語られるもの」、声に出して語られる物なのだなあと改めて思う。
そこには、語りならではのリズムと音の弾みの心地

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*今回の本*
テランス・ディックス著、尾崎 寔訳『とびきりお茶目な英文学入門』(筑摩書房、2001)
(本棚本 Season1 No.76)

*入り口はできるだけ広い方がいい*
だれでも、どんな分野でも、「初心者」だったことがあるのだから、初心者向けの本は「そこそこ正しく、普通におもしろい」がとても大事だと思います。
一度はまってしまえば、「より正確に」「より詳しく」勝手になっていきますからね。

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*今回の本*
小野不由美著『残穢』(新潮社、2016)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #34

*現実にひたひたと侵食してくるような*
「小説」としてのホラーよりも、「ドキュメンタリー風」の、つまり「私」の体験として語られるホラーの方が怖い気がしますよ。
なんだか、自分と地続きな気がして。
ホラー嫌い嫌いと言いながらホラーをたまに読む私は、あんまり「自分の生活への侵食」を考えてい

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*今回の本*
シェイクスピア著 河合祥一郎訳 『ヴェニスの商人』(角川書店、2005年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #15

*ただ笑えるだけだったら、どれほどよかったことか*
いや、よかったのかな?
それすらもわからない。
シェイクスピアの喜劇は超一流、最高におもしろいのに、おもしろいだけではすませてくれない複雑さがあります。
これは見ないとわからないですね。
シェイクスピ

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*今回の本*
ヨシタケシンスケ著『メメンとモリ』(KADOKAWA、2023年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #27

*そういうことって、あるよね。というやさしさ*
人生、いろいろあるけど、まあなんとかなるよね。
ということと、
いずれ死ぬことを忘れてはいけないよ。
というのは、案外両立するかもしれないな、などと思いました。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹

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*今回の本*
鳥海明子著『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社、2012年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #20

*旬の食べ物で体を整えられたなら*
医食同源とか、養生とか、したいんですよ。
したいです、ていねいな暮らし。
ていねいな暮らしには時間がかかります。
そして時間をかけるよりも寝ることのほうが大事になりがちです。
ていねいな暮らしをするだけでお金がもらえるなら、

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【本棚本ラジオ第11回】ていねいな暮らしがしたい

【本棚本ラジオ第11回】ていねいな暮らしがしたい

*今回の本*
鳥海明子著『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社、2012年)
(noteの本棚本ナンバー: Season2 #20

*旬の食べ物で体を整えられたなら*
医食同源とか、養生とか、したいんですよ。
したいです、ていねいな暮らし。
ていねいな暮らしには時間がかかります。
そして時間をかけるよりも寝ることのほうが大事になりがちです。
ていねいな暮らしをするだけでお金がもらえるなら、

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*今回の本*
篠田真由美著『未明の家』(講談社、1994年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #4

*気がついたら「好き」の要素がいっぱい*
不思議なもので、この本を読みまくっていた中学のころは、まさかあれやこれやがこんなに好きになるとは思ってもみませんでした。
昔から素養があったのか、読みまくったことで影響を受けたのか。
さて、どちらでしょう。

*このラジオは*
「本棚本にあ

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※はじめの10秒ほどノイズがあります。音量にご注意ください。※

*今回の本*
J.K.ローリング著、松岡祐子訳 『ハリー・ポッターと賢者の石』(静山社、1999年)
(noteの本棚本ナンバー: Season1 #31
 
*ハリポタの新しさと魔法について*
出版当時のハリポタの熱狂っぷりはすごかったな……
何が新しかったんだろうと思って色々語っていたら、ハリポタ自体の話は少なくなってしまいま

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