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「#修学旅行事情」総括してみた! 

一カ月ほど前に、修学旅行の感想を皆さんに問う記事を書かせていただきました。

コメント数は私のを含めて105。
かなり濃密なコミュニティが出来上がり、しかも8名の方々が記事として発表して下さり、合計49名の方々より面白いエピソードを知ることができました。

皆さんのご協力に心から感謝申し上げますm(__)m

↓のmaruさんの記事に刺激を受けて始めた企画もどき●●●ではありますが、様々な修学旅行のエピソードを自由に書いていただき、とても参考になりました。

いただいた内容を自分なりにまとめ、集計してみましたので、ご報告させていただきます。


尚、子供世代の修学旅行は少数だったので、今回は集計していません。
自由に書いていただいたので、出身地や行先など不明な場合もあり、正確な数字ではありませんが、なんとなくのデータでまとめています。



行先のトップはやはり古都

行先別の総数は、想像通り、京都・奈良ですが、東京も多いことは意外でした。

子供に古都を巡らせるより、洗練された都会の方が喜ばれるでしょうし、思い出にも残るでしょう。

そして長野。
冬のスキー合宿としてだけでなく、それ以外の季節も自然を堪能し、体験する内容のものが多いようです。


学齢別では伊勢も多い

中学になると京都、奈良とほぼ同数で東京が多いです。
そして、60代の私と同じく小学校で三重(伊勢)が多いのも目立ちます。

中学生時代こそ、本人にとっては京都奈良より、東京の方が断然面白いのは明らかでしょう。

正直な話、小学校で伊勢は地味すぎて、まず思い出としては残らないのも判り切っていることです。

それでも伊勢を選ぶ意図として、天皇家の成り立ち、すなわち神話を元にした国の始まりを学ばせようしているのでしょうが、それを小学生に理解を求めるのは、かなり無理があるでしょう。



出身地別の行先

Wikipedia
出身地の各都道府県をこれで8地方に分けました。
(四国地方はおられません。)



さすが京都は各地からバランスよく行かれてますね。
ちょっと面白いのは、北海道から長野へのパターンが意外に多い。
大阪人から見れば、どちらも自然豊かな雪国に思え、わざわざ同じようなところに行く必要はあるのでしょうか?

栃木も「日光」メインで関東以北の4地方に選ばれています。確かに関西から行くには面倒な場所です💦
「いろは坂」で車酔いし、全く楽しめなかったというエピソードも複数ありました。
子供にとっては試練の名所である事は間違いないようです。



総評

修学旅行の意味に囚われすぎ

そもそも修学旅行とはその字のごとく、
「学問を修めるために他所の土地へ旅する事」です。
50年前はこの本来の意味を真に受けすぎた行先設定でした。

神社仏閣の良さを理解するには、自身にもそれ相応の「歴史」は必要であり、ましてや「宗教」に関していえば、ある程度の興味がないと、その深さに気付くのは無理というもの。

小学校の伊勢神宮など、まるで意味がありません。

学んだ事を確実に習得するには、押し付けでは絶対にダメだと思います。

現に、ほとんどの方は「記憶にない」という感想を述べられています。


学びの視野を広げるべき

円安で日本経済が低迷する中、変わらず世界的な成長が見られるのは、「アニメ」と「ゲーム」。

うちの息子たちを見ていても、アニメを含む映画への興味は大きく、長男に至っては、幼い頃からゲームが好きすぎて、ついに職業にしています。

まさか、ゲーム業界で食べていけるとは、20年前には考えられない事でした。

立派に職業として成り立っている時代だからこそ、これらにスポットを当てた行先選びもアリかもしれません。

例えば「聖地巡礼旅」。
好みは分かれるし、今のところ非常に限られた世界ではあるでしょう。
しかしアニメやゲームにこそ、これからを生きる世代に必要なヒントが潜み、少なくとも寺社や宗教よりは興味をもって習得できるものであると思います。

そして息子たちの修学旅行は、完全に体験型であり、自然の生活を半ばゲーム感覚で学んだようなところもありました。

身に付かない事を無理に修学させるより、楽しく過ごして確実に思い出として残る旅行を企画すべきだと思います。

机上での学問は普段の学校で十分で、修学旅行でこそ普段は学べない事を習得すべきでは?

歴史や宗教などは、大人になってからでも十分学べるのではないかと思うのです。




以下の方々が記事にしてくださいました!
ご協力に感謝申し上げます。


皆さんの記事を読んでいて、私も思い出したことがあります。
高校の時、九州・宮崎県の「高千穂峡」へも行きました。

思い出してみると、ここの景色も素晴らしく、ゾクゾクするぐらい感動したにも関わらず、忘れていたとは情けない事です。

とても神聖な静寂の中に滝が落ちる水音だけしかせず、両崖の間をボートで進む光景は、現実からかけ離れたもので、幻想的な怖さすら感じました。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「修学旅行事情」を初めて知った方、
また、その後何か思い出した方、
その気になったら、こちらのコメント欄、または記事にてお知らせください。

お住まいの地域や世代で、修学旅行の違いを比べる事は意外にも地域性や様々な意図、そして時代の変化が垣間見え、とても興味深いものを見ることが出来そうです。

お子様の修学旅行体験も同時募集いたします。

要項は以下の通りです

必要条件〉
・お住まいの都道府県を記事中に明記
・ハッシュタグ「#修学旅行事情」
・当記事のリンクを貼る

※無期限です

いつでも気が向いたときにどうぞ。



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