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#日記
かわいさの奥にいるもの
子があと2ヶ月で4歳になる。この世に出てきてもう丸4年になるのか。
4歳になりかけている娘は相変わらずかわいい。これまでもずっとかわいかったし、今もかわいい。
小さい人、のような感じが、かわいい。ピンク色のカットソーにピンク色のニットズボンを履いているのが林家パー子みたいで、かわいい。
私がかわいい、というと、子どもは照れるのか、「かわいくない〜」といって顔を隠す。一方で、寝るときに
「おか
『LGBT差別禁止』の違和感
むかし、歌舞伎を母親と観に行った時に、音声ガイダンスが、織田信長と森蘭丸のような男性間の結びつきを「菊花の契り」と呼んだ、みたいなことを説明していた。肛門が菊の花ってことよね。ほー。と思った。
もとは下世話なサブカルチャーだったとはいえ、今はハイカルチャーの立ち位置にある歌舞伎が、堂々とそういう説明をする日本において、ニュースキャスターが「性的マイノリティの人」という言葉を使うことに、白々しさを
子どもはインスタレーション
休みの日に車が使えなかったので、娘と二人でバスに乗って隣町に出かけた。はじめは「でんしゃにのりたい」と言っていた娘も、バスに乗り込むと大喜びで、「ばすにのってゆられてく!」「おおがたばす〜にのってますthっおとなりへっはいっおとなりえ」とうたを歌った。人はほとんど乗っていなくて、子どもが喋るくらいの声の大きさで歌うくらい、なんのそのの雰囲気だった。
隣町までは太い国道が一本通っていて、車を運転す
システム対個人ではなく、システム対システムの問題
わたしは数字や記号をつかった抽象思考の苦手な文系なのだけど、最近思うのは、どうやらシステムが好きだなと。
社会システム、共同体運営の仕組みについて知ることが好き。
今興味があるのは、北欧の社会福祉国家のシステムと、ホモ・サピエンス共通の親でありもっともサステイナブルな文明を維持してきたといわれるブッシュマンの共同体システムと、縄文。
北欧に興味があるのは、信頼できる国政が存在すると知ることは
工芸は肯定につながるもの
工芸関係の文章や作家の言葉には、「自己表現ではなく」という表現が頻出する。「自己表現ではなく、自然が身体を経て現れてくる」「工芸の本質は、つくり手が自らを消していくことにある」「わたしが色をつくるのではなく、わたしを通じて、色が生まれる」「機械のように動くことで、そこに自然が現れてくる」…
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私自身、20代を伝統工芸の産地で働いたのは、自然の美しさを凝縮させて引き出す人の手の力を知りたいと思