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ゼロからはじめる!在宅避難に向けた「防災グッズ」の準備18点

能登半島地震、宮崎地震と非常に大きな地震が相次いでいます。気象庁からは「南海トラフ地震臨時情報」が発表されて、不安なきもちになった方も多いのではないかと思います。地震・台風・ゲリラ豪雨など災害の多い日本では、いつだって備えるに越したことはありません。

防災士の資格を取得してから、周りの友人たちに「何から買えばいいの?」とよく聞かれるので、今回は、ゼロからはじめる「防災グッズ」の準備を考えてみました!

まず、個人的に3点挙げるとしたら、「トイレ」「ごはん」「水」です!

他にも住んでいるエリアや物件種別、家族構成やペットの有無などによって変わってくるので、それぞれの環境や予算に合わせてアレンジをしていただけたらと思います。

それでは、ポイントやエピソードを交えつつ、18点をご紹介します!


非常用トイレ

我慢するわけにもいかず、すぐに必要になるのがトイレです!もし断水しても、いま使っているトイレにゴミ袋を入れて、使用後に凝固剤で固めたら、においがしなくなる処理袋がセットになっているものがあります。普段はスツールとしても使えるものもあります。

ポンチョ

非常用トイレをベランダや避難先などで使う場合、目隠しとして使えるポンチョもあります。レインコートや寒さ対策にも使えます。

非常食

非常食は最低でも3日分、できれば7日分を備えることが推奨されています。

食べ慣れていない非常食だと、口にしないお子さまもいると聞きます。まずは普段から多めに食べ慣れている食品を買っておいて、ローリングストックしていくことが一番です!

井村屋の「えいようかん」は5年の長期保存ができて、1本でごはん1杯分のカロリーが取れます。また同じような非常食ばかりだと飽きてしまうので、お菓子やパンなどを種類を準備しておくのもおすすめです。個人的にはボローニャのパンが好きです🍞

長期保存水と給水袋

飲料水としてだけではなく、調理や掃除など日常生活の中でお水を使う場面は多いです。災害時に向けた備蓄水は、1人あたり1日3L×7日分、ペットの場合は犬なら体重1kgあたり1日100mL猫なら体重1kgあたり1日50mLくらい準備が必要と言われています。

また災害時に避難生活が長引くと栄養不足になりがちなので、野菜ジュースや青汁の準備も推奨されています。

準備した備蓄水だけでは足りなくなってしまった場合、給水所に行くことも考えられます。給水タンクやキャリーカートなどの運搬アイテムも色々な種類の商品が出ています。

ガスコンロとカセットガス

最近だとガスコンロを持っていない/使ったことがない人も多いのではないでしょうか?平常時に練習しておくと安心です。またカセットコンロ・カセットガスにも使用期限があるので注意が必要です!

ヒートパック

小さい頃に事故で怖い思いをしたことがあって火が苦手なので、なるべくガスコンロを使わない方法を探していたところ、紗栄子さんのYouTubeでヒートパックに辿り着きました!加熱袋の中にレトルト食品や非常食・アルファ化米、飲料など加熱したい食品と一緒に発熱剤を入れ、水を注ぐだけで約20分間で加熱することができます。

アイラップ

一見、普通のポリ袋なのですが、耐熱性に優れていて「アイラップ 調理法」で検索すると、お米を炊いたり、パスタを茹でたり、さまざまなアイラップを使用したレシピが出てきます。ホットケーキミックスを使って、湯煎をすれば、ふわふわの蒸しパンができるので、お子さまも一緒に楽しみながら作れそうです◎

防臭袋

災害時には、しばらくゴミ収集車が来なくなってしまうことも想定されます。赤ちゃんのおむつやペットのうんちなどの処理に使われる防臭袋は、生ゴミの処理にも悪臭を防ぐこともできます。

ヘルメット

ヘルメットというと場所をとるイメージが強いですが、折りたためて本棚などに置いておけるタイプもあります。我が家ではすぐに取り出せるように箱のフタは開けて置いています。

阪神・淡路大震災では犠牲者の8割が窒息死・圧死だったそうです。少しでも早く助けを呼べるように、家族全員のカバンに付けておいたり、防災ポーチに入れておくのもおすすめです。

ほうきとちりとり

防刃用手袋

ブルーシート

ガムテープ

防災スリッパと踏み抜き防止インソール

窓ガラス・鏡・陶器・パソコンなどが割れてしまった時に便利なのが、「大きなほうきとちりとり」「防刃用手袋」「ブルーシート」「ガムテープ」「新聞紙」です。通常の手袋だと破けて怪我をしてしまうこともあるので、割れ物や刃物などから切り傷を防いでくれる耐切創レベルが高い「防刃用手袋」、他にも「防災スリッパ」「踏み抜き防止インソール」もあります。

ウェットティッシュ

ウェットシートは乾いてしまいやすい&よく使うものなので、ローリングストックもしつつ、普段は手を付けない5年間の長期保存できる商品も持っています。私はたくさん入っているものを買って、防災ポーチに入れたり、まわりの家族や友人たちにも配っています。

生理用品

普段は月経カップや吸水ショーツなどを使用している方も、断水してお水が使えなくなってしまうことを考えて、ナプキンやショーツ型の生理用品をストックしておきましょう!

ラジオ

ジリジリとボタンを回して放送局を合わせていくタイプも持っていたのですが、ボタンひとつで切り替えできるデジタルタイプも購入しました。またスマホの充電ができたり、懐中電灯になったり、多機能型のものもありますが、電池は分散させておこうと思い、それぞれ揃えています。避難所に行く可能性がある方は、イヤホンの購入もお忘れなく!

懐中電灯

ソーラー充電できるもの、小型のもの、電池がどの種類でも付くもの、さまざまなタイプがあります。ランタン・ヘッドライトなどと合わせて、家のいたるところに置いています。

電池と残量チェッカー

懐中電灯・ランタン・ラジオなど自宅にあるものに合わせて買い溜めしておきつつ、電池の残量チェックも大切です。

ポータブル電源とソーラーパネル

とにかく金額が高いので悩みましたが、、本当に購入して良かったです!スマホの充電を主な目的にしていましたが、ソーラーパネルを追加購入したので、いろいろとワット数を調べて試してみたところホットプレート・扇風機・電気ケトルなども使うことができました。一気に安心感が増しました!

他にも、暑さ対策・寒さ対策・女性向け・ペット向け・メンタルヘルスケア商品など、まだまだ書きたいものはたくさんあります。避難所に行く想定だと、まったく違うものが必要にもなってきます。

防災グッズは、できるだけ事前対策をしておけば命が助かるかもしれない一方で、「あったら良さそう」なものも多くて、どんどん買っていくと、とんでもない金額にもなってしまいます💸

まずは転倒防止グッズを購入する前に、いっそ倒れてしまっても危害に遭わないようにレイアウトを工夫してみたり、防災リュックを購入せずに使っていないリュックを活用したり、「食事」や「トイレ」など生きていく上で替えが効かない必要不可欠なものからしっかりと!いつかのために備えていきましょう!✊


いつも持ち歩いているカバンに入れる「防災ポーチ」、車に載せておく「車載用防災セット」、便利な「防災×衛生グッズ」も紹介しているので、よかったらぜひご覧ください🌿

在宅避難をする想定の方に向けた、マンション防災士の釜石 徹さんによる書籍「マンション防災の新常識」も学びが多くておすすめです!📕


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