「マンション防災の新常識」を読みました
災害時における「高齢者等避難・避難指示」→「避難所に行く」→「避難所における注意」といった記事は多いのですが、なかなか「マンションの防災」や「在宅避難」についての記事が少なく、専門家の方による本が読みたくて、釜石 徹さんの「マンション防災の新常識」を購入しました!
釜石 徹さん
「飲料水」や「非常用トイレ」や「非常食」など基本的な防災グッズを買い集めることで満足してしまっている部分があったのですが、釜石さんの本の中では、あらゆる防災の常識に警笛を鳴らしていて、どれもよくよく考えてみると「たしかに、これではダメだ・・」と思わされることばかりでした。
特に、ご自身で実験や研究を重ねてきたエピソードは、「すごい!そこまで、やってみたんだ!」と驚かされることもあれば、「おお、私もやってみよう〜」と今すぐ真似できそうなこともあって、これからどんどん実践していきたいと思っています。
防災の専門書というと難しいイメージかもしれないですが、とても読みやすい文体で分かりやすくまとまっています!
ひととおり準備してみたけれど、改めて専門家の意見を聞いてみたい方
マンションに住んでいて、マンション特有の防災課題・知識を知りたい方
マンションの管理組合・理事会に所属している方
「自主防災組織」に入っていたり、「防災士」の資格を持っていて、いざ災害時に避難所の運営やマンション防災に携わる可能性がある方
そんな方にはぴったりの本だと思います!2020年11月発行なので、コロナ禍における課題にも触れられているのもポイントです。
また「マンション防災」とタイトルに入っているものの戸建やアパートなどにお住まいの方にも役立つ知識が詰まっているので、1人でも多くの方が読むことで災害の多い日本全体の防災知識がもう一歩アップデートできたらいいな、と思いました。ぜひ興味がある方は、読んでみてください!