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「マンション防災の新常識」を読みました

災害時における「高齢者等避難・避難指示」→「避難所に行く」→「避難所における注意」といった記事は多いのですが、なかなか「マンションの防災」や「在宅避難」についての記事が少なく、専門家の方による本が読みたくて、釜石 徹さんの「マンション防災の新常識」を購入しました!

釜石 徹さん

マンション防災士を自称し、マンション特有の防災対策の研究を長年続けている。2011年に大田区の防災委員として「逃込むだけの避難所から地域防災に立向かう拠点構想」を提唱し地域防災計画に採用される。大災害で電気・ガス・水道が長期間止まっても、自宅で生活ができる実践的で具体的な方法を普及活動中。マンションでの防災セミナー、都庁での東京防災セミナー、主要官庁や大学教授らが多数登壇する震災対策技術展や防災ログのセミナー、市区防災講演会、日本防災会研修会、マンション管理会社研修会などの講師として活躍中。独自の視点で考案した1枚のマニュアル「マンション防災スマートシート」がマンション防災アイデアコンテストと内閣府主催のジャパン・レジリエンス・アワードにおいて優秀賞受賞。主要新聞各紙の取材、雑誌やWebメディアの記事監修、ラジオ出演も多数。2020年11月に「マンション防災の新常識」を出版。仙台市出身。大田区在住。

引用:https://kkbrain.co.jp/lecturer-list/kamaishi-toru/

「飲料水」や「非常用トイレ」や「非常食」など基本的な防災グッズを買い集めることで満足してしまっている部分があったのですが、釜石さんの本の中では、あらゆる防災の常識に警笛を鳴らしていて、どれもよくよく考えてみると「たしかに、これではダメだ・・」と思わされることばかりでした。

特に、ご自身で実験や研究を重ねてきたエピソードは、「すごい!そこまで、やってみたんだ!」と驚かされることもあれば、「おお、私もやってみよう〜」と今すぐ真似できそうなこともあって、これからどんどん実践していきたいと思っています。

防災の専門書というと難しいイメージかもしれないですが、とても読みやすい文体で分かりやすくまとまっています!

  • ひととおり準備してみたけれど、改めて専門家の意見を聞いてみたい方

  • マンションに住んでいて、マンション特有の防災課題・知識を知りたい方

  • マンションの管理組合・理事会に所属している方

  • 「自主防災組織」に入っていたり、「防災士」の資格を持っていて、いざ災害時に避難所の運営やマンション防災に携わる可能性がある方

そんな方にはぴったりの本だと思います!2020年11月発行なので、コロナ禍における課題にも触れられているのもポイントです。

また「マンション防災」とタイトルに入っているものの戸建やアパートなどにお住まいの方にも役立つ知識が詰まっているので、1人でも多くの方が読むことで災害の多い日本全体の防災知識がもう一歩アップデートできたらいいな、と思いました。ぜひ興味がある方は、読んでみてください!

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