見出し画像

山陰海岸ジオトレ_2|鳥取砂丘から絶景の城跡へ

5月3日は鳥取市内に前日入りして
今年歩きたい道の一つでもある
山陰海岸ジオパークトレイル歩き旅🙌
(以下、ジオトレと書きます)

前乗り宿、銭湯、当日喫茶は
こちらの記事で書いてます


ジオパークトレイルを歩く《2》

ジオトレは山陰海岸ジオパークエリア
西の青谷海岸から東の経ヶ岬まで
およそ230kmを結ぶトレイルルートで
様々な景色が楽しめる🌱

同じく歩きたい道の東海自然歩道と違い
海が望めるのがこちらの特徴です🤗

画像押したらHPへ飛びます

全27コースのうち今回は
6の途中から5と4を歩いてみました

タイトルの番号について…
前回は3回目の記事で今回は2回目と
後ろから書いてますが
写真整理ができてない都合です😓
近いうちに1回目も書きます✏️

鳥取砂丘を縦断する

今回の歩き旅起点は鳥取砂丘で
最終的には鳥取駅へ向かうため
帰省用の荷物は駅のロッカーに預け
身軽な状態になりバスで砂丘へ🚌

駅前から砂丘方面は0番のりば

砂丘センター展望台BSまで
渋滞なしで25分ほど

鳥取砂丘付近にはここの他に
砂の美術館と砂丘会館もあります
どこで降りるのがベストかは
目的にもよると思うけど
歩くの目的なら展望台BSがおすすめ🤗

砂丘行きのバスが最初に着くBSで
砂丘までは距離があるけど
歩く前に高台から全容確認できる🌱

他の2スポットは砂丘行く道のりで
通るのでついでも立寄りもできる♪

展望台と砂丘を結ぶリフト

歩くのが面倒ならリフトもあるが
有料なので今回はもちろん歩きで🌱

鳥取砂丘ビジターセンターが
ジオトレの起点だったので
観光ルートとは別みたい…

砂丘へ続く道
馬の背から西方向

砂丘に出たら海に沿って
馬の背を縦走して東へ向かう

馬の背は人が多かったけど
そこ過ぎたら怖いくらいに無人😁

強風のおかげで美しい砂紋
点々と続く僕の足跡

砂の大地を歩くこと約2km
いつも歩く距離に比べたら
短いけど何もない2kmは長い😓
砂地で歩きにくいのと
この日の強風と天気の良さにより
距離の割に疲れた砂丘歩きでした🤣

緑地に囲まれた場所にあるのは
鳥取砂丘フィールドハウス
こちらにも小さな駐車場があり
東側の拠点にもなってるみたい

駐車場は空いてるものの
名所の馬の背までは距離があり
途中は水分補給できるものなく
搬送される人もいるとか😓

観光地ではあるけど一部を除き
大自然がそのままなので注意やな…

砂丘は書きたいこと多かったので
別記事でも書いてます🙌

多鯰ヶ池と梨狩り街道

砂丘から車道に出たとき
轟音がすると思ったら飛行機

車輪出して着陸態勢の旅客機
おそらく羽田からの便と思うけど
着陸直前は砂丘上空を飛ぶみたい🐪

中心部と繋がる道沿いには
おしゃれなレストランがあった
タカハマカフェもやけど
昔なかったスポットが増えてる

おしゃれスポットを横目に
これより自然探勝路に入る🌱

入口は茂ってたけど
遊歩道のような道で快適♪

遊歩道っぽいけど草木は自然で
整備されてなさが良かったりする
名前分からんけど撮ってみる🤣

ルートから分岐して池へ行ける
220mやしと意気揚々向かうが
かなり下るので帰りが大変やった😓

多鯰ヶ池たねがいけ

池面まで下ると緑に囲まれてて
砂丘や海が近いとは思えない…

一万年以上昔、日本海とつながっていた南側山地の侵食谷が、海から内陸に押し寄せる砂丘によってせき止められて窪地となり、淡水が湛えられて池になったと言われています。

現地の看板
高いとこから見た多鯰ヶ池

奥から日本海、砂丘と池が見えて
せき止められてできたというのが
なるほどと思える景色でした

探勝路から舗装路になると
自然の森から整備された場所へ
建物を取り囲むような木々…
この後も同じような光景が続く

近くで確認できた木には
袋が被った丸いものが見えた

ふくべ梨狩り街道

広い道に案内がありました🤗
鳥取県といえば二十世紀梨‼️
旬は秋なので直売所や農園は
営業してなくて夏のスキー場の様

また旬な時期に美味しい梨を
求めて行ってみたい場所🍏

ジオトレは右へ…

梨狩り街道は交通量が多く
歩く道としては向かない道でした💦

右折してからはのどかな道になり
そのまま山の中に入っていく…

山に近付くと小さな池
名もなきため池やと思うけど
水面に写りこむ緑が美しかった

坂道を登っていくと木々の隙間から
再び青い日本海が望めました
海沿いの平らな緑地はかつての砂丘で
開発でらっきょう畑になった場所

砂丘詳細記事の冒頭部分
かつての砂丘について触れてます

古刹摩尼寺

坂道を登り終え少し下ると
立派なお堂が姿を現す

摩尼寺本堂(国の登録有形文化財)

摩尼寺まにじは834年、円仁(慈覚大師)が創建。摩尼山の中腹にたたずみ、古くから因幡地方の信仰を集めてきたお寺。本尊は千手観音菩薩、帝釈天を祀り湖山長者の伝説が伝えられている。

鳥取市観光サイト
本堂正面軒裏造形

正面からは見えにくい場所ですが
横から見たら細かく彫刻されてる✨

山門

静かなお寺でのんびりしたいけど
先があるので山門から石段を下る

長い石段
仁王門(鳥取県保護文化財)

下層が中央に扉を持たない三間、上層は柱間四間の三間一戸形式の楼門である。屋根は入母屋いりもや造で垂木たるきを扇型に配り、二段重ねる二軒扇垂木ふたのきおうぎだるきとなっている。柱の上のは出三斗でみつどと呼ばれる組物を置き、その上に更に二段の桁と二段重ねの持ち送りを密に入れ上層の縁を支える。このことで迫力のある外観となっている。

現地の看板(外観の特徴を抜粋)

本堂から標高50mほど降り
ようやく石段の下に到着🙌

今回は山側から来て降りだけやのに
長く感じてしまったけど
登るとなるとかなり大変やと思う💦

今回の行程の中盤を過ぎたとこで
ようやく山道に入っていきます🌱
(ここまではほぼ舗装路でした)

細い一本橋

蜘蛛の巣や虫が多くなり
不安な道も増えてはくるけど
面白さも増すので嬉しくなる😁

川沿いをしばらく登ると分岐
直進は摩尼山へ続くが
今回はジオトレで太閤ヶ平へ

標識柱の鳥取県上にある
小さな矢印がジオトレ標識です🤗

新緑と景色を楽しむ稜線歩き

分岐から先は勾配がきつくなるが
森の中やとしんどさが麻痺する🤣
(感覚的なものやけど)

斜面を登りきると
急に視界がひらけて海が見える
鳥取砂丘と思われる砂地も…

その後は再び新緑の道

太陽の光に透ける葉
何気なく見上げた時に
良いなと感じてしまって
この後何度か似た写真撮ります🤗
(この日のマイブーム的な感じ)

海を望む場所からは稜線伝いに
緩やかに下り基調の道が続き
砂丘で強風だった風も
森の中では気持ち良い風でした

きました透け葉ショット
これは一つの柄の様な感じ🌿

ジオトレは太閤ヶ平までは行かず
鳥取城跡のある久松山きゅうしょうざん方面へ分岐

分岐すぐの展望所からは
だいぶ近付いた街が見えました

2種類の透け葉
透け紅葉
ルートは左、先に右へ寄り道

久松山が近付くと登り道になり
自然の石か石垣の石か
大きな石が目立つようになる

鳥取城跡の遺構

寄り道で右へ向かうと
巨大な岩が鎮座してる場所に出る

十神砦とがみとりで跡と書かれた場所からは
これまで見えてた海側ではなく
山々が連なる景色が望めました
さすが砦跡、見晴らしが最高😁

方角的には西側なようで
奥は鳥取県と兵庫県の県境を成す
標高1310mの扇ノ山っぽい…
市街地も近いのに山も海も近い
改めて良い場所やと感じる景色でした

装飾は城っぽい

本丸方面へ向かう道の途中
一際目立つ近代的な建物…

なんか不思議なつくり

あとで調べると1976年に廃止された
久松山ロープウェイの山上駅跡
現在はベンチなど置かれてて
一部を休憩所に利用してるっぽい🌱

立地の悪さも影響してか
運行期間は7年だったそうで…
あったこと知ってる人も少なそう😓

ロープウェイ跡からしばし登ると
明らかに石垣な石積みが見えてくる

久松山の山頂が近付くと
天守、本丸、二の丸などがあった
山上ノ丸さんじょうのまるの遺構が見えてくる

鳥取城は戦国時代中期、久松山の自然地形を利用した山城として築かれたことに始まる。以後、因幡地方の政治拠点となり、近世においても因幡、伯耆二国の支配拠点の城として長い間存続。このため中世の山城的遺構と近世城郭的遺構が併存しており、城郭の博物館の異名をもつ。

今回はジオトレついでなので
通りすがらの写真で紹介しますが
興味あるので城跡メインで再訪したい

本丸へ登ります

本丸から鳥取市中心部の景色
久松山は標高263mの低山ですが
急斜面な街側の麓は見えず…
自然の砦としては最高やったと感じる

本丸から少し高い天守台跡
天守台から日本海が一望

ここまで何度も見えてたけど
ここが一番絶景なのはさすが👍

鳥取砂丘をズーム

出発地点の鳥取砂丘もばっちり🙌
砂上に点々といる人も見える🤣

西側に見える本陣山

本陣山は1581年、羽柴(後の豊臣)秀吉が鳥取城を兵量攻めした際、本陣を構えた山です。本陣跡は太閤ヶ平とも呼ばれ、巨大な土塁や空堀が当時のまま残されており、戦闘の際に築かれた臨時的な土の城としては日本最大級と評価されています。

現地の看板より

こっちも見てみたい‼️
山中の標識にあった太閤ヶ平が
まさか秀吉絡みの場所だったとは😓

絶景をもっと見てみたいし
気になるスポット満載ですが
時間の都合で下山開始

市街地側の登山道は急登続き
標高は低めですが観光ついでに
登るには結構しんどいかも💦

麓に残る山下ノ丸さんげのまるの遺構
山上ノ丸に比べたら低いけど
市街地にある城跡と思えば十分

ここを訪れてる人の中には
鳥取城はここ(山下ノ丸)だけと
思ってる人も多そうと感じた😁

山下ノ丸の石垣と仁風閣

麓にも天守っぽいとこあるが
こちらは二の丸の三階櫓跡だそう

手前の白亜の洋館仁風閣じんぷうかく
国の重要文化財に指定される建物
東京、京都、奈良の国立博物館と同じ
片山東熊氏の設計で1907年竣工
こちらも再訪して見学したい🙌

市街地から見た久松山

麓と山頂付近に石垣が見える
鳥取には何度も訪れてて
山頂付近の石垣も気になってたけど
今回初めて登ることができました😁
(家族も登ったことないらしい…)

まさかあんな景色良いとは‼️
前記事で鳥取砂丘を満喫するには
観光ルートやなく縦断がおすすめ♪
と書きましたが時間があるなら
城跡も麓だけでなく山城跡にも👍

慣れ親しんだ街でも
まだまだ面白い場所あるんやなと
実感できた鳥取ジオトレ歩きでした

最後は市街地を歩き鳥取駅へ
この日のジオトレ歩き旅は完結


書いた日は前後しますが
この日の翌々日に歩いたのが
地元近くのジオトレルートでした

今回のルート

山陰海岸…というトレイル名ですが
この付近では内陸がルートで
歩く前から何でやろと思ってたけど
歩いてみて地形や特産品、歴史まで
鳥取を知るには最高のルートやと実感

地元が近く知ってると思ってた鳥取ですが
新鮮に感じることばかりで楽しめた🙌

なので鳥取をあまり知らない
歩くのが好きな方へオススメしたい🌱
普通に観光するより満喫できるはず👍

・時間:約7時間30分、・距離:19.3km
・登り:791m、・下り:856m
砂丘センター見晴らしの丘BS→《鳥取砂丘》→鳥取砂丘フィールドハウス→《多鯰ヶ池探勝路》→《梨狩り街道(梨園エリア)》→摩尼寺→鳥取城跡(山上の丸)→鳥取城跡(山下ノ丸)→鳥取駅

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

山であそぶ

最後まで読んでいただきありがとうございます。 旅先で見たもの、感じたこと、ふとした思いつき、気になることを投稿し毎日更新3年目。よければスキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪