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知っている人がコッソリ実践!キャリアの5つの壁を超えるためのポイント

最近増えているのが、何をやりたいのか分からない病

20代を中心に増えているのが何をやりたいのかわからないまま、キャリアを考えている人が増えてきています。いろいろな情報が増えてしまっているため自分がどうしていいのかわからない人が増えているのは事実です。

自分らしい仕事をすることが風潮になりつつあり、ノマドブームの再燃をしているような風潮になっています。フリーランスになりましたとか、フリーランスを辞めて会社員に戻りますというようなblogをTLで多く見かけることが多かったのがこの1週間です。

20代のうちの失敗については取り返しがつくし、その後のキャリアについてもプラスになることは間違いありません。年齢を重ねるたびに失敗する確率が上がり、取り返しがつかないのは事実です。そこには責任やマネージメントなど管理職としての資質を問われる事になり、いろいろな制限が加わるため、大胆な決断ができないということがあります。

今の20代の多くは会社に対して、仕事に対する不満はないけど、自分らしいことをやれているのかどうか?どういうキャリアを描くのが自分らしく見えるのかわからず、モヤモヤしているのが多い。これは一概に言えることかもしれませんが、キャリア教育の影響があると仮定されます。

処方箋1:じぶんの教科書をつくること

モヤモヤ悩んでいても行動をしないと意味がありません。行動をして反応を見て、次の1手を考えることの繰り返しでいろいろな知識と経験から裏付けられる仮説思考が出来上がる。仮説思考が出来上がるまでには時間がかかるけれどこれを持っていることで上位20%に入ることができる能力である。

20代のうちはバラエティに富んだ経験をすることでこの仮説思考のフレームが出来上がる。やり抜く力を持っている人ともっていない人では、30代以降大差がつくといっても構いません。働かないおっさん、粘土層、抵抗勢力というレッテルを張られてしまうとリストラの対象になる。そうならないためにはいろいろな経験をしておくこと、自信を持っておくことが必要です。

やり抜く力をもっている人というのは思考性も違ってきます。営業職や人事職であれば売上や採用人数など目標数値があるわけで、これが人事評価の指針にもなっています。100%でやろうと思うと、70〜80%で着地をしてしまう。120%でやろうとすると90%で着地をしてしまう。150%でやろうとすると100%で着地をする。

つまり与えられた数字だけをやればいいというのは80%の考え方。これではミドルからシニアの年代になるとリストラの危機的状況に追い込まれる確率がぐぐっと上がっていく。そうならないためには、どうしたらいいのかということを若いうちから考え抜くことが必要。

考えてみて、やってみてどうなの!?ということからはじめると、自分の教科書が出来上がる。教科書が出来上がれば、マイナーチェンジをしていくだけだからちょっとした力でグーンと伸びる。

処方箋2:決済権がある仕事ができる環境

これからのキーワードになりそうなのが、決済権がある仕事ができる環境があるかどうか。ベンチャー企業に行けば成長できるという説がおわり、これからは会社の規模にかかわらず決済権がある仕事ができるかどうかと言うのがポイントになっている。

なぜ、決済権にこだわるのか!?というと、それが実績になっていくからである。大きな決済権、小さな決済権があるけれど、それは社内の信用が貯まっていることを表しており、スペシャリストとして認められている証拠である。

上司やチームメンバーに対しての信用預金はもちろんであるが、社内での信用預金が貯まっているから、この仕事を任せてもいいというお墨付きをもらっているようなもの。それは自信にもつながるし、失敗から学ぶこともできる。

失敗してもいいのはリスクは会社や上司が背負ってくれると思えばいいのだ。何でもかんでも背負ってしまうとプレッシャーがハンパなくて、敬遠されがちになるけれど、やってみてダメなら撤退をする覚悟を持っていればいい。振り出しに戻って別角度でアプローチできないかという大局観をもつことが必要になる時代です。

上司から任された仕事はきちんとこなして、腹を割って話す環境をつくっておけば、困ったときには身近にいるファンであるから巻き込んでしまえばいい。ただし、自分の行動については責任が伴うわけですから、いい加減なことや途中で逃げ出すことはご法度。

転職をすれば社内の信用がゼロになるわけだから、他社にいっても通用するスキルを身に着けておくことはすごく重要であり、その体験がゆくゆく自信に変わり、あなたの強みとして変化をしていくことになります。

処方箋3:一足飛びには成長はできない

憧れの人や先輩のようになるためにはどうしたらいいのかということを考えずにすぐに比較してしまう。そうすると人間は妬み、嫉みも入ってしまうから、相手を自分の位置までおろしてきて、無意識に闘う思考ができている。マウンティング女子ということばが昔流行っていたけれど、自分が優位になることで優越感に浸る。自分が優れているにもかかわらず見てくれていないという何とも言えない現象が起きてしまうのはこのためかも知れません。

まず自分の敵になるのは弱い自分であり、昨日の自分であるということをちゃんと理解しておく必要があります。人間はポンコツですし、自分に甘く、他人に厳しい生き物ですから、自分勝手にマウンティングをしてしまうと人間関係が崩壊してしまうことになり、職場を追われてしまうことにもなりますから。

成長というのは日々の積み重ねです。目の前にあることをやり続けることで、3ヶ月後、6ヶ月後には山になりかけてくる兆しが見えるはずです。目の前にあることをやり続けることで、信用預金がどんどん貯まっていくことになり、そこで初めて周りからやりたいことをやらせてもらえる環境ができあがるわけです。

自分探しをしている間に差がついてしまう

モードオフという考え方があります。キャリアの考え方なのですが、環境を変えたりすることで新しい一面を発見することができます。

自分探しをしていても答えを見つけることができずに終わってしまうと費やす時間、お金が無駄に終わってしまうことがあり、現実逃避の手段として自分探しを都合よくつかっていることになります。

1年の計画をお正月に立ててみるけど、振り返るとうまくいっていないことで凹んでしまったりすることはあります。

その原因として考えられるのが、目標を高く設定してしまったことや目標から逆算することができず手段を間違ってしまったのか、途中で諦めてしまったのか?

早めの修正をすることができるようになったら、後に遠回りしたなぁと思われるキャリアについても挽回することはできます。

逆に年齢を重ねてからキャリアの変更はしにくいというのが現状です。

年齢相応に合わせたスキルを保持しながら、新しいことにチャレンジしていくことができるのであれば問題ありませんが、どれか1つでもかけてしまうと年齢を重ねていくとリストラの対象になる可能性が高くなります。

〜キャリアは年代別に考えてみると〜
20代はバラエティに富んだスキルを身につけましょう
30代はスペシャリティを求めてその道の第一人者を目指しましょう
40代はオリジナリティを出して、更に進化をしていきましょう
50代はパーソナリティを出して、独自化していくことを目指しましょう

これだと思ったキャリアを突き進むことによってあなたの周りにファンができ、そのファンがあなたのキャリアを手助けしてくれることは間違いありません。

下積みも必要!?それとも不必要!?

10月1日に内定式を行う会社が多くあります。
もし内定ブルーで悩んでいたりするのであれば、あと半年で何ができるのかを考えてください。
それともこの会社に入れてよかったと思っている人は、ぶら下がり社員はリストラの対象になるという危機感をもっていてください。

20代にどれだけ多くのことを体験したのか、小さな成功体験を積めたか、どんなことをやってきたかによって、あなたのキャリアについてはほぼ決定してしまう可能性があるということ。

憧れの企業に入れたから、両親も親戚も友達やパートナーにも誇れるから大丈夫と考えていたら、あっという間に成長のチャンスを失ってしまうことになってしまいます。

最近ではバブル期から失われた20年に入社した世代の40歳以上のリストラのニュースが新聞紙面を賑わせています。
いわゆる働かないおっさんと言われる人たちです。
定年退職まで無事完走することができるのは、会社が必要だと認めたほんの一握りの人だけという現実がいま突きつけられている。

そうならないためにはどうしたらいいのか?ということを考えながら行動をしておくことが必要になります。
大手に入れたのであれば、大手のやり方、大手の決済のシステム、大手なりの政治力をしっかりと見てほしい。

中小企業やベンチャー企業スタートだとこのやり方は真似ができないのと、独立したときにも大手企業にいたことや◯◯さんの部下だったの?◯◯さんと一緒に仕事をしていたんだ!ということで取引先の口座を開いてくれたりすることが多くあります。

いわゆる信用がある人と取引をしたいというのが本音であり、見ず知らずの誰の馬の骨ともわからない会社とは取引をしないというのが鉄則ですから。

また、接待方法やグレーゾーンでの駆け引きなど、大手企業でしかわからないことも多くあります。
決済権者が誰なのか、根回しをしながらいろいろと探っていくことになります。

これを3年目までに身につけることができるようになれば、転職をしても実績を残すことができるようになるでしょう。

クォータークライシスから訪れる漠然とした不安

1つ目の壁と言われているのが25歳の壁。

最近では人生100年時代と言われているので、クォータークライシスと言われています。

社会人も3年目を迎えると、後輩社員の教育かかりをしたりする機会が増えて、社内の環境をゆっくり見ることができるようになります。

以前にもフリーランスブームやノマドブームがあり、最近ではやりたいことを仕事にするというブームが起きています。
しかし、それだけでは儲からないということが実証されるようになり、ブームも衰退し始めているのは事実です。

なにかブームが起きてくると「自分でもできるんじゃないか?」という錯覚に陥ることになり、いろいろな年代の人達がチャレンジをするけれど、10年以上続いているのは1割というのが現実。

ネットの情報を鵜呑みにしてしまうと、ブラック企業ばっかりでホワイト企業は存在していません。
そこであなたがどこがブラック企業なのかということをちゃんと定義できるのかがポイントになります。

低賃金、長時間労働、サービス残業、休日出勤が当たり前というコンプライアンスに抵触する会社をブラック企業ということを定義するだけであればいいのですが、人間関係、会社の方向性などをブラック企業と定義してしまうと間違った方向へ進んでいくので注意してください。

2つ目の壁が28歳〜30歳で出てくる、ライフイベントの壁です。

ライフイベントとして結婚があり、女性の場合は妊娠、出産、育児を経験する時期ともいわれています。

ここで訪れるのがキャリアの中断という不安です。
福利厚生の一環として先輩社員をメンターとしてつけることによって、不安の解消に努めている会社も増えてきています。

男性も育児休暇を取得するケースが増えてきており、出世レースから離脱してもいいという覚悟が問われる時代になってきています。

いまだに根強く残っている出世レースには転勤がつきものというのもあります。
いろいろな支店での経験、地方ルールや海外のルール、商習慣を知ることによって、いろいろな原体験を積むことができ、それが後ほど経験として生かされるということがいまだに信じられている。

大手企業だから安心という時代でもなく、会社から必要ないということになれば、早期退職ということになってしまう。
そうならないためには、会社への貢献と同時にマネージメントを学び始める時期でもあります。

3つ目の壁が30歳の未経験職、経験職の壁。

ここで未経験での仕事につく確率がぐぐっと下がってしまい、ゼロに限りなく近い数字になるということです。
未経験応募可能と書いていても、アンダー条件として年齢制限をかけている会社が9割以上あるということを知っておくとわかりやすいでしょう。

年収はそこそこもらえるようになり、会社としても戦力として活躍をしており、アブラがのり始めてくる時期でもあります。
30歳以降になるとキャリアの幅がぐぐっと狭くなります。

経験している職種でしか戦えなくなってしまうというのが現状です。
ジャンボ宝くじの1等前後賞並みの確率で未経験者でも採用をされる確率がありますが、そこを狙っていても転職活動は長期化していくことになるので、相当な覚悟がなければできなくなってしまいます。

4つ目の壁が35歳のマネージメントの壁。

一昔前までは、ビジネスパーソンは一度死ぬと言われていた年代でもあります。
ここから求人広告数が少なくなる、エージェント通過率が下がっていく年代ともいわれています。

企業の経営サイドとしては35歳以下で安い賃金でたくさん働いてくれて会社に貢献をしてくれる人を探しているわけですが、年齢が上になっていくほど、家族がいたり、ローンの問題などがあり、高い給料のわりにはパフォーマンスがよくない人は採用をしたくないというのが本音です。

会社のブランドであったり、面接で仕事ができるようなことを言う人が多くなり、採用をしてみたのはいいけれど、部下からの不満であったり、他のチームから不満が上がってくるケースが多くあります。

大手企業出身者がベンチャー企業や中小企業へ転職をしたときには自分自身がプレイングマネージャーとしての経験が乏しく、失敗するケースも多くあります。

大手のような縦割り業務ではないので、1人何役もこなさなければならず、部下が上げた成果を横取りしてしまうことなどをやってしまったら、部下の信用をなくしてしまう行為であるということに気づいていません。

5つ目の壁は40歳以降のリストラの壁。

業績好調でもありながら、バブル組から就職氷河期に入社をしている世代に対して、早期退職を促すことが主流になりつつある。
新聞紙面でも有名な大手企業の早期退職についてのニュースが最近目につくことになっています。
誰もが知っている企業で数千人単位の早期退職のニュースを見ていると雇用の流動化が進むのかと思われがちですが、そうではない。

以前から言われている通称解雇法案についても審議が進んでいるかどうかはニュースにもなっていない。
解決金で解雇をすることで補助金がもらえなくなるなど、いろいろな利権が絡み合っているため、時間がかかっている。

早期退職制度を活用することで自主退職という形になり解雇ではないので、補助金などにも影響がないのと、印象を悪くせず、企業ブランドを守れるのがポイント。

アウトプレースメントでも再就職ができるのは、ほんの数%というのは事実です。

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