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親子山村留学留学日記~長野の山奥で母子二人暮らし~

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現在、夫と高2の息子を茨城県に残し、小6の娘と親子で長野県の超小規模校に山村留学に来ています。今年でまる4年!全校生徒8人の超小規模学校での暮らし、山の中でのミニマルライフをリア… もっと読む
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#自然の中での子育て

和合親子山村留学においなんよ!

和合親子山村留学においなんよ!

「おいなんよ!」とは南信州の方言で「いらっしゃい!」「おいでください!」という意味の言葉。私も娘も南信州に暮らし始めて5年目となり、地元の方々の言葉が移りつつあります。長く住めば住むほど愛着も湧いてきます。そんな暮らしももうあと半年で終わりを迎える予定です。子どもはどんどん大きくなり、こっちに来た当初は2年生だった娘ももう6年生。中学進学とともに、離れて暮らす父と息子の元に帰ることを決めました。離

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東京から和合に山村留学に来てよかったこと~小学2年生のお母さんより体験談~

東京から和合に山村留学に来てよかったこと~小学2年生のお母さんより体験談~

おかげさまで毎年、和合小学校には山村留学に来てくださる親子がいます。みな口をそろえて「ここに来てよかった」と言ってくださいます。体験談が一番伝わると思いますので、今年4月に和合に山村留学に来た小学2年生の女の子のお母さんに体験談を寄せていただきました。生の声をお聞きください。

和合に来てよかったこと【学校編】子供が学校を好きになった。
東京でも普通に登校していたが、親が送り迎えをするので仕方なく

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炭焼きの授業

炭焼きの授業

和合小学校は他の学校にはない授業があります。ある児童からの要望で3年前から始まった「炭焼き」の授業。当時の用務員さん(地元の元大工さん)がドラム缶で手作りの炭焼き窯を作ってくれ、念願の炭焼きの授業が実現しました。和合はかつて炭焼きのメッカとして栄えた地。全国から炭焼き職人が移住して、ここ和合小学校も一時は200人を超える児童が通っていたとか。現在は全校生徒9名。ですが力を合わせて炭焼きに挑戦しまし

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地域の中の学校~お仕事体験とやす作り~

地域の中の学校~お仕事体験とやす作り~

和合小学校は小さな学校ですが、地域の方々に先生になってもらい、学ぶ機会がたくさんあります。年間を通して行う稲作の授業はもちろんのこと、2年前から始まった”お仕事体験会”では、地域で働く方々に学校に来てもらい、様々な職業体験をすることができます。子どもたちが少人数であるあkらこそ、じっくりとそのお仕事について体験できるという利点があります。今年は介護福祉、土木、お菓子作り、ホームページ作成。落語、演

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仲間が増えたよ!

仲間が増えたよ!

昨年度、体験入学に来てくれていた男の子。本当は4月から和合小学校に転入の予定がコロナの影響でずれにずれて、ようやく6月半ばにお仲間に加わりました。クラスメイトの4年生2人は待ってましたとばかりに大歓迎!仲間が増えて最初の参観日はみんなでクラス目標を作っていました。

まだ年長さんの弟くんも、机に座ってお勉強(笑)。元気な4年生が揃いました。これで全校生徒7名。それでも超小規模校には変わりありません

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田んぼの手入れ

田んぼの手入れ

田植えから2週間。すっかり気温も上がって午後の太陽はじりじりと照っています。先週金曜日の午後の授業は田んぼの草取りでした。保護者も小さな兄弟たちも集まってみんなでワイワイ。

この人数でやるとあっという間に田んぼはきれいに。子どもたちは早々に、教室で飼っているイモリのエサ探し。おたまじゃくし採りに夢中です。

小さな子も大きな子も、みんなどろんどろんになって田んぼのお手入れをしました。泥の感触は気

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学校は園庭

学校は園庭

この地域には保育園がありません。一番近くの保育所まで車で20分。毎日仕事に行く家庭は協力して通園していますが、そこまで預ける必要性がない家庭もあります。小さな子どもたちとお母さんの一人時間の足しにと、保育士である私は小さな山ほいくを営んでいます。新聞にも取材していただきました。園舎はないので基本は外で過ごすスタイルです。

子どもたちと「今日はどこで遊ぼうか?」と相談して地域内をぶらぶらお散歩して

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