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豆電球のようなちっこい文章

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流し読みでサクッと読めて読んだら忘れちゃいそうな 暇つぶし未満の文章を集めました
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2023年4月の記事一覧

今日のおうちごはん。そして、休みの日のごはんづくりについて。

今日のおうちごはん。そして、休みの日のごはんづくりについて。

平日は気力で乗り切るごはん作り。
でも休みの日は気力が尽きる。

食べるのもレシピや料理動画を見るのも好き。
お気に入りの料理家さんもいる。
けれど台所に立つとき気が重い。

自分のためだけに作る料理は労働とハッピーが釣り合っている。
ベーコンエッグ乗せごはん、たらこと海苔のごはん、たまごサンド、納豆そば。
手軽で美味い。幸せだ。

その一方で、家族分のお料理はそれなりの労働だ。

しかも、1歳の

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ついがんばっちゃうあなたへ。かんたんモードでいってみよう。

ついがんばっちゃうあなたへ。かんたんモードでいってみよう。

息子がひとりでひたすら喋ってると思えば相手はアレクサ。

アレクサは、質問に答えるだけでなく、じゃんけんもしてくれる。
読み聞かせもしてくれる。
なぞなぞもしてくれる。

そして、しりとりもしてくれるそうだ!

息子はアレクサとしりとり中だった。

気づけば30分ほども。

アレクサは言う。
シリトリックスの強さを選んでください。

アレクサのしりとり機能は強さを選べるそうだ。

かんたん、ふつう

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オチのない話。昔話のおじいさんとおばあさんのところに何らかの方法で子どもがやってくるのはなぜか考えてみた。

オチのない話。昔話のおじいさんとおばあさんのところに何らかの方法で子どもがやってくるのはなぜか考えてみた。

子どもに昔話を読んでいると、書き始めが、昔々あるところにおじいさんとおばあさんが〜から始まるのが多いなと思います。

笠地蔵、花咲か爺、舌切り雀、こぶとりじいさんは、子どもがいないおじいさんとおばあさんの話です。

花咲か爺と舌切り雀、こぶとりじいさんはなぜかやさしい老夫婦と、いじわる老夫婦が対象的に描かれています。

桃太郎、かぐや姫、一寸法師、あかたろう。
こちらは、おじさんとおばあさんが子ど

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元気をもらったあの食事。共働き子育て夫婦の食卓に、幻のそぼろ丼と豚汁。

元気をもらったあの食事。共働き子育て夫婦の食卓に、幻のそぼろ丼と豚汁。

とある料理のリストがある。

大根おろしにしらすをのっけて醤油をかけたもの。ほうれん草のおひたし。目玉焼き。湯豆腐。

どれも手が混んでいない基本的なものばかり。赤いモレスキンの手帳にラミーの万年筆でポツポツと書き足されていった。

そう、このリストは、夫に教える料理のリストだった。

極度にひとりで料理をする結婚生活を恐れた私は、夫との結婚で望むこととして唯一、料理をしてもらいたいと主張し結婚前

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ご自愛のすすめ。痛かったらもしもし、してみよう。

ご自愛のすすめ。痛かったらもしもし、してみよう。

社会人になって、電話の出方を習った。

お電話ありがとうございます。
○○の✖️✖️でございます。
いつもお世話になっております。

電話でもしもし、って言わないんだな。
世間知らずの新入社員だった。

時は過ぎ。

母親になって子どもを小児科に連れていくと、
先生たちは言う。

もしもししてみようね

もしもし!

聴診器で音を聴くことをもしもしと言う。
これは子育て界の常識のようだった。
先生

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