水上和子

*心理・催眠療法・カウセリング・交流分析* 1997年「YM心理センター」20年勤務。…

水上和子

*心理・催眠療法・カウセリング・交流分析* 1997年「YM心理センター」20年勤務。2006年「東京都阿佐ヶ谷区 ヒーリング・ルーム サンガ」を設立。2008年『スピリテュアル・ジャーニー この人生の意味を探して』、2011年 『聖地巡礼 大自然の叡智を求めて』出版。

記事一覧

2008年 カナダ:野生動物の王国で①・ グリズリーからのメッセージが

毎年恒例となっている兄妹旅行で、この年はカナダに行った。 その日はロッキー山脈の近くにある、旅行社所有の家に泊まった。 庭先にはエルクが来るとのことだったが出会え…

水上和子
1か月前
1

ベルゲン ウルリケン山トレッキング

本日は快晴であった。 このユースホステル(モンタナ ファミリー&ユースホステル)はベルゲンの中心部から南へおよそ5キロのウルリケン山の中腹にあった。 ユースホステ…

水上和子
2か月前
2

北欧8-2 B&Bのご主人から頂い小さな缶とロシア男性合唱団アカペラ

B&Bのご主人から頂いたパンと、小さな缶。 その小さな缶が、何だかわからなかった。 臭いを嗅ぐと、刺激的な臭いがしていた。 食べるものではなさそうだし・・・と3人で推…

水上和子
2か月前
2

⑧ ―1中世に栄えた港町 ベルゲン

ベルゲンはフィヨルド観光の玄関口で、中世にはハンザ都市として栄えた港町だった。 「山の牧場」という意味を持つベルゲンは、北欧有数の海洋都市で、 ノルウェー第2の街…

水上和子
2か月前

北欧⑦農家のB&B ノルウェーで一番美しい村ノールハイムスン

早朝フロムから地元の路線バスで、ノールハイムスンに向かった。 フロムがある観光地化されたソグネフィヨルドには、興味がなかった。 目差したハダンゲルヴィッタフィヨル…

水上和子
2か月前

⑥ フィヨルドの観光地 フロム

オスロからフロムまでは、鉄道を利用した。 オスロとベルゲンを結ぶユーロピアンルートE16 が、フロムを通っていた。 オスロから途中のミュルダル駅で下車し、 そこから始…

水上和子
2か月前
4

北欧⑤ フィヨルドの渦潮 ボード

ボードの渦潮 以前、四国の鳴門海峡の渦潮を、見に行ったことがあった。 その渦潮に圧倒された。 船に乗り、渦潮に近づいていくと、エンルギーが下腹にドドーンと飛び込ん…

水上和子
3か月前
1

④ ―2 サーメ人の首都カラショーク(ノルウェー最北部)

サーリセリカからは、来た道を2時間半かけて戻った。 バスのドライバーは同じ人でビックリした。 これまで長距離バスのドライバーは、旅行者に親切だった。 だが、このド…

水上和子
3か月前
3

北欧④ ラップランド サーリセリカ

秘境とか、先住民族と聞くと、何故か心の奥から興味や好奇心が湧き起こる。 もうそこに行きたいとの切望が、強い欲求として出てくる。 このラップランドはその気持ちが強ま…

水上和子
3か月前
6

4. Desert oasis and fortified town of Kasba

I imagined an oasis as a lush, green paradise that appears in a desolate, brown desert world.   The Draa River, which flows from the Great Atlas Mountains, a h…

水上和子
3か月前

北欧③ ―2 ノールカップ・真夜中の沈まぬ太陽

どうにかバスに乗れて、最北地へと向かった。 北に向かうに連れて風景は、荒涼としてきた。 あるのは、岩山と岩肌にこびりついているような草だけだった。 あちらこちらに…

水上和子
3か月前

Morocco 3: Life of the Bembel people

After enjoying the desert sunrise, we headed back the way we came. I walked home. Originally, the system was for each person to ride a camel back and forth. How…

水上和子
3か月前
1

③ ―1 ヨーロッパ最北地 ノールカップ

ノールカップは、ノルウェーの北極圏の最北地にある。 かつては、サーメ人が生け贄を捧げた場所だった。 サーメ人とは、スカンジナビア半島北部ラップランドと北部ロシア一…

水上和子
3か月前

北欧②ノルウェー アルタの赤岩絵

 北欧の北部には、鉄道がまったくない。 移動は、レンタカーか高速バスとなる。 アビスコからアルタまで、バスを3回乗換えて、辿り着いた。 朝7:24発のバスから、到…

水上和子
3か月前
2

北欧 アビスコ国立公園 2012年6月

①   アビスコ国立公園 スカンジナビア半島は古代から人類が住んでいた場所であり、 その大自然に接することは、古代人に近づく道のような気がしていた。 そして、その思…

水上和子
4か月前

Morocco 2: Sunrise in the Sahara Desert

We rode along in the still dim light, rocked by camels. Hearing someone's voice in the dark gave me a sense of security. I turned to the side and saw a flashlig…

水上和子
4か月前

2008年 カナダ:野生動物の王国で①・ グリズリーからのメッセージが

毎年恒例となっている兄妹旅行で、この年はカナダに行った。
その日はロッキー山脈の近くにある、旅行社所有の家に泊まった。
庭先にはエルクが来るとのことだったが出会えなかった。
まだ朝靄がある中、車に乗り込み出発した。
すると、森のなかで2頭のエルクがのんびりと潅木の葉を食べていた。
やさしい目で穏やかな表情が、大きな体をゆったりと導いていた。
その日の最初はルィーズ湖だった。
湖のまわりは深い緑の針

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ベルゲン ウルリケン山トレッキング

ベルゲン ウルリケン山トレッキング

本日は快晴であった。
このユースホステル(モンタナ ファミリー&ユースホステル)はベルゲンの中心部から南へおよそ5キロのウルリケン山の中腹にあった。
ユースホステルの数分のところから、この山頂に向かうトレッキングコースがあった。
ケーブルカーもあるのだが、折角なので歩いていくことにした。
K子と二人で登った。
途中までは、もう一人の友人も来たのだが、彼女は2日前に膝をぶつけて、痛めていた。
様子を

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北欧8-2 B&Bのご主人から頂い小さな缶とロシア男性合唱団アカペラ

北欧8-2 B&Bのご主人から頂い小さな缶とロシア男性合唱団アカペラ

B&Bのご主人から頂いたパンと、小さな缶。
その小さな缶が、何だかわからなかった。
臭いを嗅ぐと、刺激的な臭いがしていた。
食べるものではなさそうだし・・・と3人で推測が、弾んでいた。
だが結論が出ず、ユースホステルの受付の女性に見せて訊ねた。
すると、それは噛みタバコだった。絶対に食べてはダメと言われた。
ご主人が自分のためのタバコも買い、それを入れ忘れたまま、わたしたちに下さったようだ。
その

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⑧ ―1中世に栄えた港町 ベルゲン

ベルゲンはフィヨルド観光の玄関口で、中世にはハンザ都市として栄えた港町だった。
「山の牧場」という意味を持つベルゲンは、北欧有数の海洋都市で、
ノルウェー第2の街にして最大の港湾都市だ。
7つの山に囲まれるベルゲンは坂が多く、湾を山に挟まれて、細長く街を形づくっていた。
12~13世紀はノルウェーの首都であり、19世紀までは北欧最大の街であったベルゲンの繁栄は、
おもに干ダラの売買によって、築かれ

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北欧⑦農家のB&B ノルウェーで一番美しい村ノールハイムスン

北欧⑦農家のB&B ノルウェーで一番美しい村ノールハイムスン

早朝フロムから地元の路線バスで、ノールハイムスンに向かった。
フロムがある観光地化されたソグネフィヨルドには、興味がなかった。
目差したハダンゲルヴィッタフィヨルドは、四大フィヨルドのなかで最もゆるやかで、のどかな牧歌的な風景を持っていると言われている。
果樹園が広がり山の斜面には、りんごやさくらんぼの花が咲き見事だという。
今回は7月だったために花は見られなかったが、
もっとも女性的な美しさを持

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⑥	フィヨルドの観光地 フロム

⑥ フィヨルドの観光地 フロム

オスロからフロムまでは、鉄道を利用した。
オスロとベルゲンを結ぶユーロピアンルートE16 が、フロムを通っていた。
オスロから途中のミュルダル駅で下車し、
そこから始発となる、山岳フロム鉄道に乗った。
 

友人の一人が是非ともフロム鉄道に乗りたいとの希望で、スケジュールを組んだ。
フロム線はベルゲン線とソグネ・フィヨルド沿岸地域を結ぶために建設された。
多くの観光客が、フロム線の景観を目的として

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北欧⑤ フィヨルドの渦潮 ボード

ボードの渦潮
以前、四国の鳴門海峡の渦潮を、見に行ったことがあった。
その渦潮に圧倒された。
船に乗り、渦潮に近づいていくと、エンルギーが下腹にドドーンと飛び込んできた。
ゴーゴーと物凄い音とともに、全身にエネルギーが伝わり鳥肌がたった。
体中がギンギンとし、しばらくその感動でからだは震えていた。
そしてその活力に、からだもこころも酔った。
その経験を思い出し、ノルウェーでも再度その経験を期待して

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④	―2 サーメ人の首都カラショーク(ノルウェー最北部)

④ ―2 サーメ人の首都カラショーク(ノルウェー最北部)

サーリセリカからは、来た道を2時間半かけて戻った。
バスのドライバーは同じ人でビックリした。
これまで長距離バスのドライバーは、旅行者に親切だった。
だが、このドライバーは不機嫌そうで何かを聞くと怒られそうだった。
その様子・働き振りをみていると、その理由が少しわかったような気がした。
当初、バス停でないところにも停車したので不思議だった。
一番前に座っていたわたしには、ドライバーの様子が逐一わか

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北欧④	ラップランド サーリセリカ

北欧④ ラップランド サーリセリカ

秘境とか、先住民族と聞くと、何故か心の奥から興味や好奇心が湧き起こる。
もうそこに行きたいとの切望が、強い欲求として出てくる。
このラップランドはその気持ちが強まって、
コース的には非合理的なルートにもかかわらず、行くことになった。
 
ラップランドとは、スカンジナビア半島北部からコラ半島にかけての北極圏限界線から北がラップランドだ。
西部のラップランドでは、フィヨルドや深い谷、氷河や山(最高峰は

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4. Desert oasis and fortified town of Kasba

4. Desert oasis and fortified town of Kasba

I imagined an oasis as a lush, green paradise that appears in a desolate, brown desert world.
 
The Draa River, which flows from the Great Atlas Mountains, a high peak in the Sahara, appears in the Mo

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北欧③	―2 ノールカップ・真夜中の沈まぬ太陽

北欧③ ―2 ノールカップ・真夜中の沈まぬ太陽

どうにかバスに乗れて、最北地へと向かった。
北に向かうに連れて風景は、荒涼としてきた。
あるのは、岩山と岩肌にこびりついているような草だけだった。
あちらこちらに、トナカイがいた。

野生であろうか?
大きな角をゆったり動かしながら、草というか岩に生えているコケを食べていた。
高度が、上がってきた。
粉雪も、舞い始めた。
岩山ばかりのこんな場所にも、家があった。
途中から乗り込んできた現地の老婆が

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Morocco 3: Life of the Bembel people

Morocco 3: Life of the Bembel people

After enjoying the desert sunrise, we headed back the way we came.
I walked home.
Originally, the system was for each person to ride a camel back and forth.
However, I got some advice from a friend wh

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③ ―1 ヨーロッパ最北地 ノールカップ

ノールカップは、ノルウェーの北極圏の最北地にある。
かつては、サーメ人が生け贄を捧げた場所だった。
サーメ人とは、スカンジナビア半島北部ラップランドと北部ロシア一部に住む少数民族である。
次回のサーリセリカ編に紹介します。
 
ここに辿り着くには、やはりバスしかなかった。
アルタを2:30発に乗り込んだ。
そして、ホーニングスヴォーグまでは4時間のバス移動が必要だった。
ホーニングスヴォーグは、マ

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北欧②ノルウェー アルタの赤岩絵

 北欧の北部には、鉄道がまったくない。
移動は、レンタカーか高速バスとなる。
アビスコからアルタまで、バスを3回乗換えて、辿り着いた。
朝7:24発のバスから、到着は22:30だった。
白夜なので、この時間でもまだ明るかった。
しかし、へとへとだった。
英語もろくに話せないおばさんに、ドライバーは親切だった。
乗り換えの時には、次のドライバーに申し送りをしてくれた。
 
途中の風景は素晴らしかった

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北欧 アビスコ国立公園 2012年6月

①   アビスコ国立公園
スカンジナビア半島は古代から人類が住んでいた場所であり、
その大自然に接することは、古代人に近づく道のような気がしていた。
そして、その思いは通じた。

成田空港からストックホルムに着いた。
ストックホルムの市内観光を終えて、アビスコ国立公園に向け、旅は始まった。
ここは夏はトレッキング、冬はスキーとオーロラ観測で、人気のある場所だった。
アビスコには、ストックホルムから

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Morocco 2: Sunrise in the Sahara Desert

Morocco 2: Sunrise in the Sahara Desert

We rode along in the still dim light, rocked by camels.
Hearing someone's voice in the dark gave me a sense of security.
I turned to the side and saw a flashlight flashing in the distance.
It was a li

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