水上和子

*心理・催眠療法・カウセリング・交流分析* 1997年「YM心理センター」20年勤務。…

水上和子

*心理・催眠療法・カウセリング・交流分析* 1997年「YM心理センター」20年勤務。2006年「東京都阿佐ヶ谷区 ヒーリング・ルーム サンガ」を設立。2008年『スピリテュアル・ジャーニー この人生の意味を探して』、2011年 『聖地巡礼 大自然の叡智を求めて』出版。

最近の記事

北欧⑤ フィヨルドの渦潮 ボード

ボードの渦潮 以前、四国の鳴門海峡の渦潮を、見に行ったことがあった。 その渦潮に圧倒された。 船に乗り、渦潮に近づいていくと、エンルギーが下腹にドドーンと飛び込んできた。 ゴーゴーと物凄い音とともに、全身にエネルギーが伝わり鳥肌がたった。 体中がギンギンとし、しばらくその感動でからだは震えていた。 そしてその活力に、からだもこころも酔った。 その経験を思い出し、ノルウェーでも再度その経験を期待して、ボードーに行った。 ボードーは、バイキングのふるさとであるノルウェーの西海岸に

    • ④ ―2 サーメ人の首都カラショーク(ノルウェー最北部)

      サーリセリカからは、来た道を2時間半かけて戻った。 バスのドライバーは同じ人でビックリした。 これまで長距離バスのドライバーは、旅行者に親切だった。 だが、このドライバーは不機嫌そうで何かを聞くと怒られそうだった。 その様子・働き振りをみていると、その理由が少しわかったような気がした。 当初、バス停でないところにも停車したので不思議だった。 一番前に座っていたわたしには、ドライバーの様子が逐一わかった。 新聞の束を、指定されている場所に運ぶのもその一つだった。 あるところでは

      • 北欧④ ラップランド サーリセリカ

        秘境とか、先住民族と聞くと、何故か心の奥から興味や好奇心が湧き起こる。 もうそこに行きたいとの切望が、強い欲求として出てくる。 このラップランドはその気持ちが強まって、 コース的には非合理的なルートにもかかわらず、行くことになった。 ラップランドとは、スカンジナビア半島北部からコラ半島にかけての北極圏限界線から北がラップランドだ。 西部のラップランドでは、フィヨルドや深い谷、氷河や山(最高峰はケブネカイセ( :標高2,111m))が続く。 東のラップランドでは、低い高原に

        • 4. Desert oasis and fortified town of Kasba

          I imagined an oasis as a lush, green paradise that appears in a desolate, brown desert world. The Draa River, which flows from the Great Atlas Mountains, a high peak in the Sahara, appears in the Moroccan desert. When the river is plent

        北欧⑤ フィヨルドの渦潮 ボード

          北欧③ ―2 ノールカップ・真夜中の沈まぬ太陽

          どうにかバスに乗れて、最北地へと向かった。 北に向かうに連れて風景は、荒涼としてきた。 あるのは、岩山と岩肌にこびりついているような草だけだった。 あちらこちらに、トナカイがいた。 野生であろうか? 大きな角をゆったり動かしながら、草というか岩に生えているコケを食べていた。 高度が、上がってきた。 粉雪も、舞い始めた。 岩山ばかりのこんな場所にも、家があった。 途中から乗り込んできた現地の老婆が、バスを降りていった。 周りを見渡しても何もなかった。 こんな場所に降りて、どこ

          北欧③ ―2 ノールカップ・真夜中の沈まぬ太陽

          Morocco 3: Life of the Bembel people

          After enjoying the desert sunrise, we headed back the way we came. I walked home. Originally, the system was for each person to ride a camel back and forth. However, I got some advice from a friend who had been there, and I decided to do it

          Morocco 3: Life of the Bembel people

          ③ ―1 ヨーロッパ最北地 ノールカップ

          ノールカップは、ノルウェーの北極圏の最北地にある。 かつては、サーメ人が生け贄を捧げた場所だった。 サーメ人とは、スカンジナビア半島北部ラップランドと北部ロシア一部に住む少数民族である。 次回のサーリセリカ編に紹介します。 ここに辿り着くには、やはりバスしかなかった。 アルタを2:30発に乗り込んだ。 そして、ホーニングスヴォーグまでは4時間のバス移動が必要だった。 ホーニングスヴォーグは、マーゲロイ島にあり、海底トンネルでつながっていた。 ノールカップの目的は『沈まぬ太

          ③ ―1 ヨーロッパ最北地 ノールカップ

          北欧②ノルウェー アルタの赤岩絵

          北欧の北部には、鉄道がまったくない。 移動は、レンタカーか高速バスとなる。 アビスコからアルタまで、バスを3回乗換えて、辿り着いた。 朝7:24発のバスから、到着は22:30だった。 白夜なので、この時間でもまだ明るかった。 しかし、へとへとだった。 英語もろくに話せないおばさんに、ドライバーは親切だった。 乗り換えの時には、次のドライバーに申し送りをしてくれた。 途中の風景は素晴らしかった。 まだ人の手が入っていないような森を抜けていったり、 一面が牧場で、放牧中の動

          北欧②ノルウェー アルタの赤岩絵

          北欧 アビスコ国立公園 2012年6月

          ① アビスコ国立公園 スカンジナビア半島は古代から人類が住んでいた場所であり、 その大自然に接することは、古代人に近づく道のような気がしていた。 そして、その思いは通じた。 成田空港からストックホルムに着いた。 ストックホルムの市内観光を終えて、アビスコ国立公園に向け、旅は始まった。 ここは夏はトレッキング、冬はスキーとオーロラ観測で、人気のある場所だった。 アビスコには、ストックホルムから19時間かけて寝台列車で行った。 夕方、列車に乗り込んだ。 寝る前になり、ソファ

          北欧 アビスコ国立公園 2012年6月

          Morocco 2: Sunrise in the Sahara Desert

          We rode along in the still dim light, rocked by camels. Hearing someone's voice in the dark gave me a sense of security. I turned to the side and saw a flashlight flashing in the distance. It was a line of people walking instead of riding c

          Morocco 2: Sunrise in the Sahara Desert

          モロッコ ⑦マラケッシュ フナ広場の蛇使い

          マラケッシュはアトラス山脈の麓に広がるオアシスに築かれた街。 街中にナツメヤシが生えており、オアシス都市の面影があった。 ベルベル人の言葉で「神の国」を意味するこの街の名が「モロッコ」の由来であると言われている。 その街中央にジャマ・エル・フナ広場があった。 この広場も、アジアの都市のように屋台や小店が隙間なく立ち並び、熱気がムンムンとたち込めていた。 大道芸人たちが、広場の主人公のようにあちこちで、日頃の修練の成果を披露していた。 猿使いが猿を肩にのせて、歩いていた。 蛇使

          モロッコ ⑦マラケッシュ フナ広場の蛇使い

          First trip to Africa: Let's go to Morocco! !

          This year's sibling trip was to Morocco. I was interested in going to Morocco because two of my close friends were planning to go there. Morocco is the city where the famous movie "Casablanca" was filmed. When I read the guidebook, I notice

          First trip to Africa: Let's go to Morocco! !

          壮絶な臭いのなめし皮と皮製品

          モロッコの市場でもホテルの売店でも、革製品が山積みとなっていた。 初日のホテルでもツアー客が、ホテルの売店で交渉をしていた。 皮製品でもスリッパが特に人気のようだった。 色鮮やかでキラキラと輝くスパンコール類に飾られてるのが多く、日本ではほとんど見られないようなデザインだ。 他のツアー客の女性陣も、私の姉妹たちもヒマがあればスリッパを吟味していた。 皮の染色作業場に行った。 ろくに説明も聞いていなく、バスから降りて日本語イヤホンをつけながらメディナに入って行った。 細

          壮絶な臭いのなめし皮と皮製品

          ⑤ 満開のアーモンドの花が友人と引き合わせた

          モロッコの名産には、アーモンドの他に5月には満開になるという薔薇栽培もあった。 そして世界的に有名なアルガンオイル、皮製品、バラの水やその加工品、アンモナイト、 ミントティー、真鍮製品、 からすみ、絵皿など・・ 行く先々でその土産物店に連れて行かれたり、両手いっぱいに売り歩く人に付きまとわれた。 モロッコに行こうと思ったのは、友人の1人が「是非、アーモンドの満開の花を見たいから2月に行く」 と聞いたことにもあった。 アーモンドの花は、桜にそっくりだという。 満開の桜には、華

          ⑤ 満開のアーモンドの花が友人と引き合わせた

          ④ 砂漠の楽園オアシス と 城砦の町カスバ

          オアシスとは、砂漠の荒涼とした茶色の世界に、慄然と緑豊かな楽園が現れるものとイメージしていた。 モロッコの砂漠は、サハラの高峰である大アトラス山脈から流れ出るドラア川によって、顔を出し、 水量に恵まれたときには、1100km先の大西洋にまで注いでいくが、大抵はサハラの広大な砂の中に姿を消してゆくという。 行く先々で、オアシスがあった。 荒涼とした広大な、360度同じ景色の中を走っていると、突然と緑の街が現れた。 街の大きさは、オアシスのその大きさに比例していた。 水の流れ

          ④ 砂漠の楽園オアシス と 城砦の町カスバ

          3 サハラ砂漠 ベンベル人の生活

          砂漠の日の出を満喫した後は、来た道を戻った。 帰りは、歩きだ。 本来なら、一人が1頭のらくだに乗って往復するシステムになっていた。 だが、行ったことのある友人からのアドバイスと、両方楽しみたいと欲張って兄妹と相談し決めていた。 添乗員に相談すると、戻るときの乗り換え時に、らくだ使いの人に余分なチップを払うように指示された。 わたしのらくだには、義弟が乗る手筈だった。 彼がお金を出すと、らくだ使いの人ではないベンベル人が横から来て「チェンジ、チェンジ」と言って、お金をとってしま

          3 サハラ砂漠 ベンベル人の生活