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小林よしのり「戦争論」はやはりスゴかった!


小林よしのり「戦争論」はやはりスゴかった!

なんども書いて悪いが、今だけKindle版が安い。読めるかどうか、試し読みしてみてはいかが?

まあ、それはおいておくとして、小林よしのり「戦争論」はやはりスゴかった!

まだ、2/5しか読んでないけれど、もうそれだけでもスゴい。

いち漫画家がここまでの本を書き上げるとは!

特に、歴史の描写がスゴい。

よくぞ、ここまで調べたなー。

普通のエセ歴史家よりも、勉強してるよ。

というか、

自虐史観が全盛のころに、よくこんな本出したなぁ・・・

ボクも、東大に入るために、日本史を勉強したが、誰も、ボクに教えてはくれなかった。

唯一、ボクの学校で、「右翼」って影口たたかれていた先生がいて、その先生が道徳の時間に、「占領軍は、日本人の精神の武装解除をしたんだよ」と教えていた。

この先生は、「右翼」と呼ばれながら、バカにされて、定年退職で学校を去っていったけれど、じっさい、占領軍は、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プロジェクト(WGIP)」をやって、日本人を洗脳したんだから、この先生の言っていることは、今思えば、正しかったのだ。

確かに、日本も、悪いことをした。しかし、それは、当時の敵国とて同じこと。なぜか日本だけが悪者にされていて、一部の日本人が海外で日本は悪いことをしたと宣伝している・・・。

小林よしのりに洗脳されないようにしようと、固く誓って読んでいるが、この点は、正しそうだ。

そういえば、100歳前後まで生きた、祖父がボクにはいる。

戦前の師範学校を出たエリートだった。

おじいちゃんは、戦争にはいかなかったの?って聞いたら、師範学校出は、いきなり軍曹(軍曹って、実はめちゃくちゃ偉いんよ。)になる。そして、日本国内で、日本軍人を教育する仕事につく。だから、戦地へはいかなかったんだよ。

・・・と教えてくれた。

ボクの祖父は、戦後、二つの学校で校長を勤めあげ、勲章までもらった、偉い人だった。退職後は、保護観察も積極的に行い、賞状をたくさんもらっていた。

そんな祖父が、戦争について語ったことが一回だけあった。

当時、我々は、正しいと思っていたが、結局間違っていた。ただ、今の憲法は、確かに良くできているが、押し付け憲法だし、憲法はやはり、日本が作らなきゃいかんな。

祖父が戦争について語ったことは、ほとんどないが、こんな祖父まで、WGIPに洗脳されていたんだな。

ただ、憲法のところは、興味深い。

押し付け憲法論は、今の憲法学会では、否定するのが通説だったと思うが、じっちゃんは、まことに戦前の人間らしい、素直な意見をしゃべったのだ。

でもまあ、ボクは、その頃は、「戦争論」なんて、当然読んでなかったから、もしかりに、この本を読んでから、じっちゃんと話していたら、と思うと、非常に残念でならない。

しかし、戦後レジームは、なんとかしなきゃならんが、なかなか変えられないんだろうな。

「戦争論」は、それに挑んでもいると思われるわけなのだが、戦後レジームは残念ながら、未だに続いている。

「戦争論」が出て、25年もたつのに戦後レジームはまだ終わっていない。

小林よしのりは、確か、何か最近の本で、現代にアップデートした戦争論をいずれ書くと、書いていたはずだ。

楽しみでならないが、生きているうちに、ボケないうちに、はやく書いてほしいものである。

長くなったから、この辺で筆をおく。

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