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驚きの新史実!実は日米合作だった日本国憲法-山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」


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驚きの新史実!実は日米合作だった日本国憲法-山崎雅弘「5つの戦争から読みとく日本近現代史」

オレはこの新史実を、初めてこの本で知って、超驚いたんだよね。

実は日米合作だった日本国憲法?!それって、単に、後の帝国議会で承認されたとか、そういう話じゃないんだよなぁ?!

そうなんよね。実は、日本国憲法には、日本人の心も、おもいっきし反映されていたという新史実なんだ!驚くなよ!!

・・・聞いてやろうじゃないの。その驚きの新史実とやらを。

まとめてしまえば、次のようになる。GHQは短期間で憲法草案を作る必要があった。しかし、GHQには憲法の専門家がいない。だから、日本人の民間がつくった憲法草案を、だいぶ参考にして、草案を作ったって話なんだ!

え?日本の民間の憲法草案をGHQが参考にした?!

これがもし本当なら、押し付け憲法どころか、日本人の民意を反映したのが、我が国の日本国憲法であるということになる!!

もし本当なら、スゲ~じゃねーか・・・

まず、なんで、GHQが憲法草案作りを急がなきゃならなかったか?。

なぜなんだろうね?

連合国による国際機関である、「極東委員会」の設立が近く予定されていたからだ。

それが、どうしたの?

そうすると、極東委員会で、マッカーサーが考えていた、

(中略)「円滑な占領統治のために天皇を存続させる」(以下略)

本書274頁より

という基本方針に介入されるおそれがあったんだ。

それで、憲法草案を急いだんね。

でもさ、憲法の専門家がいないのに、ゼロから作るのって無理じゃん。そこで、

(中略)民間の日本人が既に作成していた憲法草案や欧米諸国の憲法などを参考にして、試案がまとめられました。

本書274頁より

ほえー??日本の民間の憲法草案、参考にしたの?

みたいなんだよ!ビックリしねーか?!しただろー。

押し付け憲法どころか、民意を反映しているわけだよね?!そりゃービックリするさ。

で、

 それらの参考資料の中で、とくに大きな意味を持っていたとされるのが、一九四五年二十六日に民間の憲法団体「憲法研究会」が発表した「憲法草案要綱」でした。
 社会統計学者の高野岩三郎(たかのいわさぶろう)などが中心となって作られた、この憲法草案要綱には、後の「日本国憲法」の骨格となる「国民主権」「天皇は国民の総意の下で国家的儀礼を司る存在に留める」「男女平等」「基本的人権と言論・表現の自由の保障」などが盛り込まれており、発表から五日後の十二月三十一日には、GHQは早くもこの英語版を作成して、内容の研究を開始していました。

本書274頁、275頁より
()部分はルビ

それで、1946年2月13日に、GHQは「マッカーサー草案」を日本側に提示。日本側は草案の受け入れを決定した上で、その内容を参考にしながら、正式な日本政府としての憲法草案を作ったんだ。

それで、憲法改正手続きの開始→衆議院・貴族院での政府の憲法改正案の可決→天皇の憲法改正の裁可、と進むんだね。

で、結局、以上のことから、日本国憲法は、

マッカーサーとアメリカ政府の意向を色濃く反映しつつも、多くの日本人の意見や要望を内容に反映させた上、帝国議会(国会)での正統な審議を経て作成された「日米合作の新憲法」でした。

本書275頁より

おおー!なんか、感動したよ!日本人の民意を反映していたというのが、何より素晴らしい!!

でしょー!単なる押し付け憲法ではなかったんだよ!!

うーん、今回の対話は、だいぶ意義があったんじゃないか?

そう思いたいね!(笑)

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