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我々は紙の本を読めなくなってきている。なぜか?オリバー・バークマン「限りある時間の使い方」

我々は紙の本を読めなくなってきている。なぜか?オリバー・バークマン「限りある時間の使い方」

なんか最近、ボクらって紙の本を読めなくなってきてない?

なんかそうなんだよねー。なぜなんだろう?

要するに、急いで読みたいのに、急いで読めないのが、紙の本だからなんだろうね。無理に早く読んでも、理解できないしねぇ・・・。本書でもこんな記述がある。

 現実のスピードをどんどん速めたいという欲望は、人々の読書体験にもはっきりと現れている。
 ここ10年ほど、本を読もうとするたびに「没頭できない」「気が散って仕方ない」と強く感じる人が増えてきた。この感覚も、実は一種の焦燥感だ。読書という時間がかかる行為に対して、「もっと早く終わればいいのに」という不満をどこかで感じているのだ。(中略)
 時間をコントロールしたいという僕たちの傲慢さを、読書は許してくれない。無理に急いで読もうとしても、意味がすり抜けていくだけだ。
 何かをきちんと読むためには、それに必要なだけの時間がかかる。
 それは読書だけでなく、嫌になるほど多くのことに当てはまる事実だ。

本書194、195頁より

そうなんだよなぁ・・・。わかるよ。ボクらは時間をコントロールして、どんどん急ぎたくなっていっている。世の中のスピードがどんどん上がっていっているからだ。

じゃあ、本をちゃんと読むには、何が必要なのかといえば、本書によれば忍耐力だということになる。

 幻想を捨ててほっと息をつき、ありのままの現実を覚めた目で見つめよう。そのときあなたは、ちょっと古くさいけれど何よりも重要な能力を獲得し始めるだろう。
 「忍耐」という力だ。

本書201頁

忍耐力をつければいいんだね。

というか、何かをなそうとする人は、積極的に忍耐力を行使しなければならないんだ。

 忍耐が強みになる場面が増えたのだ。
 誰もが急いでいる社会では、急がずに時間をかけることのできる人が特をする。大事な仕事を成しとげることができるし、結果を未来に先送りすることなく、行動そのものに満足を感じることができる。

本書203頁

急がずに、時間をかけることが大事なんだね。

ボクとしては、「オーディオブック+紙の本」ないしは、「Kindle本+Alexaアプリによるオーディオブック化」という解決方法を示したい。

ほほう。具体的にはどんな?

まず、2倍速で、オーディオブックないしは、Kindleのオーディオブック化したやつを聴く。(Alexaに頼めば、2倍速で読んでくれる。)

ふむふむ。

次に、キリのいいところで、紙の本ないしは、文字のKindle本を読み返す。という方法だ。ハイライトや、線引きないしは、付箋貼りを並行して行ってもよい。

なるほど、これなら、オーディオブックでざっくり内容をつかんでからだから、文字媒体の本も、あせらずに読めるわけだね。

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