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お仕事エッセイ

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2024年9月の記事一覧

経験にとらわれない

経験にとらわれない

昨日、僕は新聞で読んだ熟年夫婦のお悩みについて言及した。
結婚経験もまして同棲経験もない者が何を偉そうに、と思われた方も少なくともいたかもしれない。

人の気も知らないで。
ぬるま湯のような生活を送っている奴に何が分かるのか。

時として経験がないために頓珍漢な言動で人を傷つけてしまうこともある。

しかし経験者でなければ特定のテーマについて語るべきではないのか。

いつもの癖で、アンチ「べき論」

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目を背けても見えてしまうなら

目を背けても見えてしまうなら

日経新聞の土曜版を眺めていたら「妻の性格が変わってしまい困っている」との60代男性からのお悩み相談が載っていた。

結婚42年目で夫婦ともに定年退職し家にいる時間が長くなったところ、妻の物言いがきつくなり、「昔はもっと優しかったのに…」とご主人は妻の変貌を嘆く。

相談者のお悩みに回答者は「一人になる時間を心掛けること」、「妻が変わったのでなく、知らなかった一面を新たに発見しただけなので平穏に暮ら

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祈りの先にあるもの

祈りの先にあるもの

旅先で早朝に散歩する。
まだ街が起き出していない時間帯に一人ホテルから出て、あてもなく歩を進める。目に映るものは原色よりも淡い色彩で目にやさしい。
下調べしたわけではないけど寺社仏閣を見つけると自ずと参拝する。
手を合わせるたびに、様々な人の顔を思い浮かべる。

祈りは届かないかもしれない。
願いは叶わないかもしれない。
自分の非力さに打ちひしがれるかもしれない。

それでもなぜ祈り続けるのか。

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見栄えをよくすること

見栄えをよくすること

note2年目の新たな取り組みとして前日の記事からリレー形式で投稿することと、一番最後にちょうど1年前に書いた記事を再掲しています。
最近、僕のnoteを読んでいただいている方向けに再度アナウンスでした。

昨年の記事を読み返すと、ついこの間書いたようにも思えるし、内容を全く忘れていることもあったりするので、僕自身も振り返りは、なかなか楽しい。

そしてリレー形式の投稿がどのような方向に進むのか。

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楽しい会議(はなしあい)の作り方ワークショップに参加して②

楽しい会議(はなしあい)の作り方ワークショップに参加して②

昨日の続き

ワークショップの午後の部では、楽しい会議の「お作法」について解説とワークがあった。

最初に20分のデモンストレーション会議があって講師の先生が解説した後、グループに分かれてワーク(模擬会議)に取り組んだ。

模擬会議ではファシリテーター(進行役)、グラフィッカー(板書役)、タイムキーパー(時間調整役)の役割を参加者間で決めること。①会議の目的・目標、ルールを確認する「共有」、②多様

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心のベアリング

心のベアリング

昨日の記事を書いた後、日経新聞の朝刊を眺めていたら「あなたの心のベアリングは何ですか?」(2024/9/2)というテーマで投稿を募集する記事を見つけた。

奇しくも僕が昨日、言わんとしていることがその記事に書かれていた。

日本精工の市井社直は紙面で、

一見無理やむちゃに思えるお客様の要望や自らの失敗やエラーが、仕事の障害になることがあります。そんな時、自分の心の中にあるベアリングを動かすことで

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”あそび”のある社会

”あそび”のある社会

電話をかけることがめっきり少なくなった背景にはZoomやTeamsなどオンライン会議ツールが発達し、ホワイトボードやチャット機能など話しながら内容をまとめることが容易にできるようになったことも考えられるだろう。

画面越しで相手の表情も分かるから果たして自分の発言が理解できているのかどうかも確認することができるから非言語的な部分のコミュニケーションも補完されるといえる。

そんなことを考えながら先

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