「自分じゃなければ」を積み重ねよう
実に斬新です。
↓が文庫ランキング3位に入る店はここだけでしょう。私も2年前に単行本を青山ブックセンターで購入し、2回読みました。公のために必要な名著に光を当て、なおかつ利益を生み出せる点が素晴らしい。数字が正義ではありませんが、それでも商売は売ってナンボです。
総合年間ランキング4位、ビジネス書ランキング2位の↓も、青山ブックセンターで存在を知り、衝動買いしました。私が定点観測している大型書店ではいい場所に置かれていません。こういう本を見出し、紹介し、ロングセラーにしている事実に心から敬意を表します。
私も青山ブックセンターを見習い、もっと「ウチでだけ売れている本」を増やしたい。埋もれた良書を棚に忍ばせ、定期的にお客さんに選んでもらえるようにしたい。
少しずつ成果は上がっています。今年は↓を2冊売りました。同じ会社の他店舗では置いてすらいません。担当が存在を知らないのでしょう。大いに笑い、考え込み、己を恥じて打ちのめされる稀有な一冊なのに。
篠崎の「読書のすすめ」で数年前に買い、感銘を受けた↓も3冊ほど売りました。これも系列店では在庫なし。何かを始めよう、始めたいという意気込みを持った人にオススメです。
↓も1冊売れました。「薬害エイズのことをもっと学ばなくては」という使命感に駆られて棚に差したものです。同じく他の店舗は仕入れていません。古い本(96年出版)だけど、いまこそ読むべき内容のはず。
己の意志で初めて店に入れた本が売れると「俺、仕事した」という気分になります。自分じゃなければこの本をこの店で売ることはできなかったと。勘違いかもしれない。でもその積み重ねで世の中を徐々に動かしていければ、いつか勘違いが勘違いではなくなる。そう信じています。
仕事は公のため、そして己を含めた人のため。忘れずにやっていきます。