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大半の人は「やりたいこと」より「状態」を重視する[本:転職の思考法]

あなたが今やっている仕事、楽しいですか?

前回の記事では『転職の思考法』から、転職先の見つけ方について紹介しました。転職活動中、もしくはこれから転職しようと考えている人はぜひ読んでみてください。

今回も引き続き『転職の思考法』から、転職する目的について紹介します。自分はどういう状態でありたいのか、どういう働き方がしたいのか、その辺りについてお話しします。

本書で言うと4章の内容を中心に取り上げていきます。転職以外にも使える内容が入っていて、とても学びや気づきを得ることができました。

「やりたいこと」と「状態」どちらを重視するか

ここ数年で「好きなことで生きていく」というワードを何度か耳にしたことはあると思います。そもそも好きなことなんてないよ、そう思うかもしれません。

実際はほとんどの人が「やりたいこと」よりも「状態」を重視します。好きなことがなくて悩んでいる人も今は問題ありません。

本書ではtodo型の人間とbeing型の人間、2つに分けて説明されています。

todo型の人間は、何をするのかどうやって明確な夢を実現させるか、で物事を考えます。

まだ世にない商品を生み出したい、会社を大きくしたい、等が当てはまります。

being型の人間は、どんな状態でありたいかどんな人でありたいか、で物事を考えます。

尊敬できる人に囲まれたい、影響を与える人になりたい、等が当てはまります。

この記事を見ている多くの方がbeing型に当てはまるのではないでしょうか。私もbeing型の人間です。

成功した人の本や記事を読んで、あまりしっくりこなかったことはありませんか?もしかしたら、その成功者がtodo型の人間だからかもしれません。

being型の人間がやりたいことを無理やり探すと、途中で迷走状態に陥るかもしれません。気をつけましょう。

自分と環境の状態を知る

世の中のほとんどの人は「状態」を重視するbeing型の人間です。本書ではこの「状態」を、自分の状態と環境の状態に分けて説明されています。

自分という「主人公」が、今いる環境で適切な強さかどうかを考えてみましょう。

ゲームに例えると、難易度が高過ぎると途中で心折れますし、低過ぎるとつまらなくなりますよね。難易度がちょっと難しいくらいが一番成長できるのです。

また、being型の人間の場合は、自分を好きになることが大事です。仕事をしていると、心から思っていないことを口にしたり、価値を感じない商品を売ったり等、小さな「嘘」をつくことがあると思います。

こういう小さな「嘘」は極力つかないようにし、自分自信への信頼度を上げることが大事です。自分を好きになることで、より大きく成長していくことができます。難しいかもしれないですが、まずは意識することが大事です。

また、仕事をする時は、緊張と緩和のバランスが大事です。

本書では

あなたはこの半年間、仕事で強い緊張を感じたことはありますか?

という問いがあり、強い緊張を感じた時について洗い出してみよう、と書かれています。時間がある方はメモ帳等で洗い出してみましょう。

洗い出した強い緊張について、良い緊張と悪い緊張に分けます。この良い緊張と悪い緊張の数によって、緊張と緩和のバランスが保たれているかが分かります。

良い緊張が少ないならば、新たな挑戦をしてみると良いと思います。悪い緊張が明らかに多いならば、職場を変えることをお勧めします。

being型の人間が「好きなこと」を見つけるには

好きなことを見つけることは、人によっては難しいと思います。本書では、好きなことの見つけ方について書かれています。

他の人から上手だと言われているが、「自分ではピンと来ていないもの」
普段の仕事の中で、「全くストレスを感じないこと」

好きなことがないよって方は、この2つから探してみると良いでしょう。この2つからなら何か見つかるはずです。私もこの探し方は結構良いなと思いました。

人によって変わってくるので、これが答えというものはありません。どこかで考える時間を設けて、振り返ってみましょう。

他の方法としては、まずは得意なことを探してみる方法があります。今の仕事以外で問題ありません。

人より優れているものが、気づいていないだけで必ずあるはずです。1番出なくて構わないです。平均より上かな、ぐらいで問題ありません。

得意なことが、自然と好きなことへと繋がります。

あなたの好きなこと、見つかりましたか?

さいごに

いかがでしたか。今回は転職の目的について紹介しました。

この章は特に印象深かったです。転職を考えていない人でも一読して欲しいです。

転職をする前に、まずは本書のタイトル通り、転職の思考法を身につけることが重要です。

この先、今の会社が倒産したりクビになったりすることがあるかもしれません。いつでも転職できるような状態にしておきましょう。

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