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龍神さんに、任せればいい 2
は、は、は、はああ〜「くしゃみが途中で止まるのって、気持ち悪いよね」小林悠子がクスクス笑いながら小宮圭に云った。「本当に参ってますよ。この時期は」「小宮くんも花粉症なのね。私もよ」「森田先輩も花粉症?でも全然くしゃみとかしてないですね」
「私の花粉症は、もう少し先なの。
『稲の花粉症とブタクサ』
なんだか嫌な名前よね」「ブタクサって迫力があるね。杏には似合わない。ね、小宮くん」「森田先輩がブタク
LOVE Letter
「行ってきまーす」「一美、ちょっと待って」「何?電車に乗り遅れちゃう」母は私に封筒を一通、渡すと、「駅までの途中で“魚辰”さんの前を通るでしょう。これをポストに入れてって」
「OK、じゃあ行って来る」「気をつけてね、行ってらっしゃい」私は毎日、朝陽を浴びながら駅までの道を少し急いで歩く。バドミントン部の朝練の為、5時台の電車に乗る。
田舎だから電車の本数が少ない。一本、乗り遅れたら次の電車まで
メガネの小傷が気になる性格を変えたい。#1ヶ月書くチャレンジ、Day4
#1ヶ月書くチャレンジ 、Day4
今日のテーマは何かな?
「今1番変えたいこと」
それでは、書きます。
ちょうど、中学校にあがる頃でした。身長もニョキニョキ伸びてきたので、親が、なけなしの貯金をはたいて、新しい机を買ってくれました。新しい机は、奥に本棚があるようないわゆる学習机ではなくて、大人が使う本格的な木目調の天板を載せた机でした。
よく晴れた日だったと思います。机が勉強部屋に入ると、うれし