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世界は広い!~異文化との共創

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2023年3月の記事一覧

面で比較する”経済発展”と”文化的グラデーション”そして”異国文化受容度”

面で比較する”経済発展”と”文化的グラデーション”そして”異国文化受容度”

昨年(2022年)1月からインドを拠点にしている。昨年はインドと日本以外に5-6か国に滞在した。
この一年の経験と、過去8年ほどアフリカで事業をやっていた経験から掲題について気づきがあった。

過去7-8か月でインドを拠点に、タイ(1週間)、バングラデシュ(1週間)、スリランカ(10日)、マレーシア(半日)、ベトナム(3日)、そして日本に2-3か月ほど滞在した。
※インド国内では、1週間以上の滞在

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”文化”のせいにしない~共創の異文化コミュニケーション

”文化”のせいにしない~共創の異文化コミュニケーション

※2020年8月27日の記事を誤って削除したため、再掲します。

文化の異なる人と働くのは難しい。

利害関係のない友人関係でさえ、異文化コミュニケーションは難しいものだが、仕事となると、そのハードルはぐっとあがる。
それまで仲が良かった友人とも、利害関係が発生すると突然ぎくしゃくする事もある。

これまで短期出張含めて30か国以上で仕事をしてきたが、様々な文化的背景の異なる人と働いてきた。
7年

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ウガンダ-コロナ対応 続編(1)

ウガンダ-コロナ対応 続編(1)

※誤って記事が削除されたため、2020年3月28日の記事を再掲致します。

ウガンダで宅配事業をしている伊藤です。

前回、ウガンダで初のコロナ感染者が出た前後でウガンダ政府が一気に国境封鎖、公共交通機関の制限をして、スタッフへの説明をして不安感を取り除くなどについてブログにしました。

あれから4日程度しか経っていませんが、事態が急激に変わっているので、アップデート含めて共有したいと思います。

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ウガンダ-コロナ対応 続編(2) 都市機能完全麻痺へ

※誤って記事が削除されたため、2020年3月31日の記事を再掲致します。

ウガンダで宅配便をしている伊藤です。

ウガンダ、昨夜(3/30)の大統領発表で大変な事態になりました。。

日本の首相の会見や、東京の知事の会見と比較しても、また、欧米国家と比較しても、超独裁かつ軍事国家が本気出すと怖いです。。本当に恐怖です。

これで、都市機能が完全停止、市民生活が完全に停止しました。。

昨夜時点で

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ウガンダ-コロナ対応 続編(3) 日本への退避

※誤って記事が削除されたため、2020年4月6日の記事を再掲致します。

ウガンダで宅配事業をしている伊藤です。

先週土曜日に日本へ帰国しました。

COVID-19の感染自体はまだまだ少ないウガンダ(50名弱)、死者数も出ていません。

しかし、COVID-19の影響で国の経済が停止し、営業出来ない事、この期間に日本で進めなければならない事がある事、そして情勢不安からの治安リスクもあり、帰国す

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語①ー歴史編

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語①ー歴史編

今年の年始、スリランカでオーガニック、手作りの紅茶で世界最優秀賞を取っているAmba Estateという茶農園&茶工場を見学してきた。

社会的企業のベストプラクティスとしても非常に興味深い。こんな起業の仕方があるのか!と大変感銘を受けた。

2006年に150年の歴史を誇る小さな農園を引き継いで、現経営陣達が立ち上げたのがAmba Estate。
「スリランカから持続可能性のあるビジネスモデルで

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語②

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語②

前回の記事では、紅茶の歴史を中心に話した。

紅茶がどのように中国から西欧に伝わり、イギリスがどのように覇権を取り、スリランカが世界一の名産地になったのか?スリランカの紅茶産業の黎明期を支えた2人のスコットランド人にも触れた。

前回触れたように、現在でも世界の茶生産は、茶畑からの茶摘みがボトルネックになっている。

労働集約的な紅茶産業前回の最後に、スリランカの茶生産が増えず、全盛期は世界1位だ

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語③-茶葉製造工程

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語③-茶葉製造工程

今回がスリランカ紅茶の最終回!

前回までに、①紅茶の歴史と課題、②Ambaの事業とアプローチについて書いた。
今回は茶葉加工(製造)について。

※最初に断っておくが、筆者は農業および紅茶に関しては素人である。茶葉製造も、今回スリランカで見学するまで見たことがなかった。
今回、Amba以外に複数の工場のツアーにも参加したので、そこで聞いたこと、ネット上の調査を補足して述べたい。

Ambaの手作

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