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韓国に繋がる糸 家族の記録

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韓国との縁を言葉で記録したファイルです。
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#創作大賞2023

呼び起される遺伝子

呼び起される遺伝子

長女は小学生の時にK-popから韓国の文化に親しみを持ち始め、気づけば韓国語を学んでいた。
親の私から勧められたり強制されたりでするでもなく、自ら。韓国語を全く知らない私には、彼女が何を読み書きしているのかさっぱりわからなかった。
中学校では本格的に英語の授業も始まったけれど、彼女は英語にはほとんど関心を持たず、いつも韓国の本や雑誌を見ていた。
周りからは韓国語の前に英語を勉強すべきとか時々言われ

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繋げるのではなく、繋がる。

繋げるのではなく、繋がる。

韓国の釜山に留学中の長女に会うために、2年ぶりに就航が再開した釜山と博多を結ぶ船で、釜山へと赴いた。

初めて私たちが釜山を訪れたのは、長女が中学2年生、14歳の夏休み。8年前になる。
その時の思い出の写真には、私の友人Yさんもいる。
当時、釜山に住んでいたYさんを訪ねての旅だった。

このYさんと長女との、不思議な縁を書き残したいと思う。

私とYさんの出会いは、現在22歳の長女が生まれる少し前

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光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて

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釜山の旅の記録を残します。

☆☆☆

釜山の大学に4年間留学をしていた長女が、卒業を迎えた。

韓国の年度末は2月。
2月に行われた卒業式と、いったん帰国の荷物の引き揚げの手伝いをするため、釜山へ行くことを決めた。

今回の旅は、卒業式と、荷物の片付けと引き揚げの作業だけが目的の、2泊3日の予定だった。

卒業式の前日に釜山入りをするために、博多発の高速船ビートルの博多⇔釜山往復チケッ

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ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて

ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて

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釜山の旅の記録を書き残します。

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて|bijou blanc|note

続きです。
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光の上を滑るような感覚で海を渡り、水しぶきの中に七色の虹を見た昨日から一晩あけて、長女の卒業式の日を迎えた。

釜山駅から地下鉄を乗り継いで1時間ほどの、小高い丘の上にある美しい大学で、長女は4年間を過ごした。

4年前も、この場所を訪れた。
最寄りの地下鉄の駅か

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落とし物の意味 ー 釜山にて

落とし物の意味 ー 釜山にて

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釜山の旅の記録を書き残します。

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて|bijou blanc|note
ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて|bijou blanc|note

続きです。
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釜山の大学を卒業した長女の卒業式を終え、引き揚げる荷物をまとめ、明日は高速船ビートルで博多に戻る予定の日。
その日、長女がペイカードを落としてしまい、

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迷い込んだ街 ー 釜山にて

迷い込んだ街 ー 釜山にて

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釜山の旅の記録を書き残します。

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて|bijou blanc|note
ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて|bijou blanc|note
落とし物の意味 ー 釜山にて|bijou blanc|note

続きです。
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紛失届の手続きを終え、何かに呼ばれる感覚が消えないまま、ホテルに戻り、次の日の帰国予定

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ひとことにまとめられた、その向こうにある情景 ー 釜山にて 

ひとことにまとめられた、その向こうにある情景 ー 釜山にて 

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釜山の旅の記録を書き残します。

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて|bijou blanc|note
ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて|bijou blanc|note
落とし物の意味 ー 釜山にて|bijou blanc|note
迷い込んだ街 ー 釜山にて|bijou blanc|note

続きです。
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計画通りに、思い通りにい

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目覚めに見た観覧車と運命の輪 - 釜山から下関へ ー

目覚めに見た観覧車と運命の輪 - 釜山から下関へ ー

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釜山の旅の記録を書き残します。

光の航路と虹を見た日 ー 釜山にて|bijou blanc|note
ネガティブな感情の刷り込みがない世代同志の、清らかに紡がれた友情 - 釜山にて|bijou blanc|note
落とし物の意味 ー 釜山にて|bijou blanc|note
迷い込んだ街 ー 釜山にて|bijou blanc|note
ひとことにまとめられた、その向こうにある情景 ー

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諳んじ

諳んじ

今日は2023年5月1日。
家族のルーツを思い出させる出来事を、今日も回想しながら、文字に変換して記録する。

今年の冬、大寒と呼ばれる頃、シアターの前を通りかかった息子が偶然観た映画。
私たちに繋がれた、映画を通しての家族からのメッセージ。

映画の中で、主人公の山本さんの家族への思いを預かった仲間は、
そらんじる、という方法で、その思いを山本さんの家族へと届け、伝えた。

息子が、映画のエンデ

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手繰り寄せられていたと思ったできごと

手繰り寄せられていたと思ったできごと

2023年2月。
私は繋がる縁に手繰り寄せられ、博多から釜山へ赴いた。
その時釜山で起こった旅の記録を記したところで、
旅に出る少し前にあったできごとを思い返す。記録に残しておきたい。
きっとこの出来事も、何かを思い出すように、呼びかけられていたのだと思う。
起こっていることは、決して偶然ではない。
全てが何かのメッセージだ。

1月の土曜の夜。
冬の冷たい澄んだ空気のむこうに、星が鮮明に見える夜

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あの時、訪れていた場所

あの時、訪れていた場所

2023年春、再び釜山への旅に出た。
今回の旅は、夫や3人のわが子、そして親戚の10人以上のメンバーとともに行く、家族のルーツを巡る旅だ。

福岡空港を飛び立った飛行機は、あっという間に金海空港に到着する。
けれど、国境の存在は心理的な距離を感じさせる。
福岡から釜山は、東京よりも、大阪よりも、物理的距離は近いはずなのに。

降り立った金海空港の、冷たい空気に迎えられた。空気は冷たいが、日差しは眩

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