伯林(ベルリン)

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ミステリを読み始めし者。よく小説を書いています DMSSメンバー https://note.com/dmss

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伯林手始め――初心者カモン

 はじめまして。伯林(ベルリン)と申します。  三十七歳、東京都北区に住む独身男。  好きな女性を養う包容力も経済力も持ち合わせぬまま、ミステリ好きをこじらせてD…

読みたさだけ叫ぶよ「絶対に面白いはずで家の積読棚に控えているイケメンの小説」

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  二十歳、東京都台東区の寺の長男だが仏道へは進まずホストへ。太客のマダムに話を合わせるためミステリを読み始めた――というの…

小説を書いているとき、どうやって小説を読むのですか?

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  五十二歳、長崎県佐世保市のコンビニでパート勤め。雑誌コーナーのすみに並べていた五分で読める系アンソロジーからミステリ沼へ…

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自信の無い私がミステリを書き続ける理由

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  八十八歳、静岡県浜松市の元高校教諭。まだまだ元気じゃわいということでDミスへ――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィー…

ChatGPTくんとnoteAIくんと伯林の3人で考えたミステリのプロット

 こんにちは。伯林です。前口上が面倒になったものの匿名性を保ちたいので、非常に読みにくい、まるで私ではないかのような文体で書きます。  どこまでが私が書いたもの…

講談社タイガの隠れた名作(1) 『詐欺師は天使の顔をして』斜線堂有紀

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  二十一歳、神奈川県相模原市の食べ放題焼肉店正社員男。  ギャーギャー騒ぐ中高生が無茶な注文をするのに殺意が芽生えたのがきっ…

ミステリはやっぱり、世界が平和じゃないと

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  十五歳、徳島県徳島市の中学三年生男子。  好きな子の気を惹きたくて難解なミステリを読むふりを続けているうち、Dミスへ――と…

解けない人のミステリの書き方

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。  二十九歳、神奈川県厚木市在住の独身男。  サムライギタリストを目指して上京するも芽が出ず、バイト先の牛丼屋でカリスマバイト…

伯林手始め――初心者カモン

伯林手始め――初心者カモン

 はじめまして。伯林(ベルリン)と申します。
 三十七歳、東京都北区に住む独身男。
 好きな女性を養う包容力も経済力も持ち合わせぬまま、ミステリ好きをこじらせてDミスの門を叩いた――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 私は書く方の人間で、『軽率にミステリ執筆を勧められ、執筆の参考のためにミステリを読み始めた』という、倒錯した理由で

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読みたさだけ叫ぶよ「絶対に面白いはずで家の積読棚に控えているイケメンの小説」

読みたさだけ叫ぶよ「絶対に面白いはずで家の積読棚に控えているイケメンの小説」

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 二十歳、東京都台東区の寺の長男だが仏道へは進まずホストへ。太客のマダムに話を合わせるためミステリを読み始めた――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 きょうは、『絶対に面白いはずで家の積読棚に控えているイケメンの小説』という、誰の得にもならないまとめです。

①表紙の治安が悪くて最高すぎるので

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小説を書いているとき、どうやって小説を読むのですか?

小説を書いているとき、どうやって小説を読むのですか?

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 五十二歳、長崎県佐世保市のコンビニでパート勤め。雑誌コーナーのすみに並べていた五分で読める系アンソロジーからミステリ沼へドボンと落ち、そのままDミスへ――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 最近悩みがあります。本が読めません。
 なぜかというと、執筆モードに入ってしまったからです。
 小説を

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自信の無い私がミステリを書き続ける理由

自信の無い私がミステリを書き続ける理由

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 八十八歳、静岡県浜松市の元高校教諭。まだまだ元気じゃわいということでDミスへ――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 私はよくミステリ小説を書いているのですが、はっきり申し上げて、頭が悪いです。
 物を知らないし一般常識もなく、学生時代の不学を恥じる日々。
 ちいちゃな脳みそでキコキコ考えたロ

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ChatGPTくんとnoteAIくんと伯林の3人で考えたミステリのプロット

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 こんにちは。伯林です。前口上が面倒になったものの匿名性を保ちたいので、非常に読みにくい、まるで私ではないかのような文体で書きます。
 どこまでが私が書いたもので、どこまでがAIなのか、どうなのだろうね?

本日のテーマ「AIふたりと仲良くなろう」 ふいに、今月の記事はAIとの共作にしようと決めてすぐに、「そういえばnoteさんが、AIアシスタントなるサーヴィスの提供を始めたな」と、思い出しました

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講談社タイガの隠れた名作(1) 『詐欺師は天使の顔をして』斜線堂有紀

 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 二十一歳、神奈川県相模原市の食べ放題焼肉店正社員男。
 ギャーギャー騒ぐ中高生が無茶な注文をするのに殺意が芽生えたのがきっかけで、ミステリの世界へ――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 さてきょうは、「講談社タイガ」というレーベルの隠れた名作をご紹介します。

講談社タイガとはざっくり言うと

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ミステリはやっぱり、世界が平和じゃないと

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 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 十五歳、徳島県徳島市の中学三年生男子。
 好きな子の気を惹きたくて難解なミステリを読むふりを続けているうち、Dミスへ――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 先月ペットが死にまして、ミステリが読めなくなりました。
 ただでさえ悲しみが深いのに、さらに悲しみや苦悩がある読みものを、自ら進んで読む

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解けない人のミステリの書き方

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 こんにちは。伯林(ベルリン)です。
 二十九歳、神奈川県厚木市在住の独身男。
 サムライギタリストを目指して上京するも芽が出ず、バイト先の牛丼屋でカリスマバイトになってしまい困っている――というのは真っ赤な嘘であり、私のプロフィールは全くもって秘密ということでご容赦願いたいと思います。

 さて、きょうのお題は『解けない人のミステリの書き方』……ということで、
 ミステリ初心者・他人の本を読んで

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