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    東京で社会人する女が迎える誕生日のはなし

  • 女ふたり石垣島

    石垣島、3泊4日の旅行に向かう2人のおんな。

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東京えんじにあ日記 #停滞と苦悩、絶望

尋常じゃないくらい日曜日の夜が耐えられない。 転職して数か月がたったが、いまいち楽しめていない、むしろ怖い。 これまでの仕事も忙しいほうだったし、どちらが忙しいかと単純に比較できるものではないが、 日曜日の憂鬱さは現職の優勝だ。 毎日ある進捗報告とか、管理が作業レベルまで行き届いている感じが本当に怖い。 (そのエクセルデータって何列ある?という質問に泣きそうになった) ちなみにみな優しくEQ的なのは圧倒的に高く、私が勝手に心理的に脅かされているだけなんだけど。 日曜の夜にP

    • 東京えんじにあ日記 #最近の悩み

      最近ずっと悩んでいることをまとめる。 ①恋をしたくない それなりに恋愛をしてきた方だが、どの恋も思い出すたびに自分が大嫌いになる。 自分の意見を言えずに様々なことを受け入れてきた。 何も気にしてないフリをして、屈辱的なことをされた。 こういった経験の積み重ねが、わたしの器を溢れてしまった。 「あ、もう男の人とはわかりあえないや」と総括してしまった。 N数10程度の話なので、そんなこと思うのは時期尚早なのはわかっているのだが、 私のおよそ200mL程度の器にはもう十分であった

      • 東京えんじにあ日記#激務のその後

        ずっと転職活動をしている。 ケース面接対策したりテスト対策をしたり。 正直疲れた、大してやってないけど。 毎週末やるべきことがある感じとか、本業もいつかやめるからな〜って思いながら働く感じとか。 後者が本当にしんどい、生活のほとんどを仕事に捧げる脳死モードは実に楽だったかと思い出す。 つくづく不器用で怠けがちな人間だと感じる。 器用ぶって要領いい子ぶってここまで生きてきたけど、 1人で立てないただのだらしない怠け者だ。 ものごとを重大に考えすぎてしまうし、すぐに本質を見失っ

        • 3年目、目黒とカルチャー

          一つ下の、会社の男の子と交際を始めた。 業務内容は違うけど、部長は一緒のまあまあ近しい相手。 部長主催の飲み会で初めて会って、ファッションの話で2人で盛り上がった。 飲み会のガヤガヤした雰囲気の流れで、彼とそういう雰囲気になって、交際を始めた。 同じ地方出身なのに、一つ下だからなのか、 彼は都内のおしゃれディナー界隈に詳しかった。 そして、行きたいお店をたくさんリストアップさていた。 手取り18万円くらいの2人が、毎週末2万円を超えるディナーをする週末がつづき、 私は彼が

        東京えんじにあ日記 #停滞と苦悩、絶望

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          2年目、夏の勘違い

          東京で過ごす初めての誕生日、 ディナーの相手には好きと錯覚した3歳年上の男性をチョイス。 北国にはない梅雨が、私を勘違いさせたのだろう。 私と同じ地方から就職を機に上京、金曜にいく新橋に未だに慣れない人だった。 どの料理にもフルーツを使ったビストロ、気兼ねなく奢ってもらえる程度の価格帯、神楽坂に見つけた。 2年目のリサーチ力では、まあ頑張った方だろう。今なら行かないけど。 腕は出さなかった、大好きなShinzoneで買ったスカートと黒の半袖トップスで臨む。 色気も何もな

          2年目、夏の勘違い

          東京えんじにあ日記 #仕事への思い2021

          入社2年目の6月にPJの担当を言い渡された。 「もう2年目だから、1人でやってけると思うんだ」と上司が言った。 今なら断る、今後輩がそれを言われていたら止める、 たかだか2年目でまともにできる仕事量じゃないし、できるほどバックアップしてくれる体制もない。 まあそんなこと、今だから言えることだ。 早く仕事を覚えて早く一人前になって、この仕事が向いているのか見極めたかった。したがってそんなオファー、二つ返事でYESだった。 担当になって、工事が着工して、計画通りに図面を出図で

          東京えんじにあ日記 #仕事への思い2021

          1年目、東京からの逃避

          札幌、すすきので舌と目が肥えたと思っていたが、 ここ東京ではビギナーからのスタートだった。 学生の頃みたいに、飲食店でバイトしてスタッフや常連さんのつてで開拓していくこともできない。 何よりもお店の数と街の数が多すぎて、フラッと入って失敗することも多くて、 自分の目利きに自信を無くしていた。 地方は落ち着く。 東京みたいに選択肢が多くない、 少しおしゃれそうなスポットを見つければ、 美味しいレストランにありつける。 山口は下関で過ごした26歳の誕生日、 東京からのエバキ

          1年目、東京からの逃避

          石垣島旅行 -27歳、残業調整の女の話-

          タイとかベトナムの、 東南アジアのムワッとした暑さを感じた。 ホテルから出て居酒屋ひとしに向かう。 2ヶ月先まで予約で埋まっているという超人気店とのことだ。 新型ウイルスの影響で、観光客の数が減っているだろうか、 美由紀はすんなりと予約を取ってくれた。 どこが繁華街なのか、はたまた居酒屋ひとしがどこにあるのか、 由佳は全くわからないし、右手に握ったスマホを使おうという気力もわかない。 「明日からはちゃんと私も道を調べるね、みゆきちゃんごめん。」 由佳は心の中で謝罪した。 そ

          石垣島旅行 -27歳、残業調整の女の話-

          東京えんじにあ日記 #コロナ禍の日常

          コロナだとかいう新型ウイルスのせいで、 在宅勤務がとたんに広まったのは、2020年になりたての3月ころ。 わたしが入社3年目になったころは、 出社は完全NGで、ちょうどプロジェクトの工事が始まった(本格化した)ころだった。 会社の借上げマンションの、1Kのせっまい部屋で、 遠い土地で起こった問題は、あんまり現実味がなかった。 窓をみれば、天気がいい日は富士山が見える。 電話の向こうでは至急確認~とか言われている。 幸せそうなベッドがすぐそばで、 不整合のあった図面を眺めて

          東京えんじにあ日記 #コロナ禍の日常

          27歳、結婚するのが怖い話

          生きていくためには悩みは尽きない物。 高校生のころおんな友達と受験勉強の合間によくしていた話。 その後の人生で幾度となくする話でもある。 大学生いって、院までいったらもう24で、こども30までに産みたいよね。 入社して5年以内にすぐ産休・育休?キャリア詰めないよね、こども2人くらいほしいし。。 今こうやっていい大学、いい会社入るために頑張ってるのに、意味なくなっちゃうのかな。 女に学歴は要らない!花嫁修行だ!ってなってたらもはや楽だったよね。 という話を昔付き合って

          27歳、結婚するのが怖い話

          東京えんじにあ日記 #飽きること

          ディズニーランドへは小学4年生の時に初めて行った。家族と一緒に。 ベビーカーの時にも行ったらしいけど、 記憶にないのでノーカン。 スプラッシュマウンテンとかセンターオブジアースがすごい楽しくて、 事前にガイドブックも穴が開くまで読んで、 夜のパレードを見ながら寝ちゃうくらい楽しんだ。 2回目は19歳の頃当時の恋人と行った。 大学2年生になる春休みで、 恋人とはじめての旅行だった。 2泊3日で全日程ディズニーに費やした、 今なら絶対にやらない、正気の沙汰じゃない。 TSUT

          東京えんじにあ日記 #飽きること

          東京えんじにあ日記 #仕事への思い2020

          毎日毎日おそろしい量の要確認のメールと電話が届き、 それらを打ち返す日々。 さながらバッティングセンターに立っている気分。 打ち方もあんまり教えてもらってないけど、 時に見逃ししたり、デッドボールをくらいながらも なんとか打ちかえしている。 誰かから渡されたボールを、 ときにパスをしたり、ときに自らの脚でゴールを決める。 さながらラグビー選手の気分。 ゴール目前でタックルされ、倒れこむ。 タックルしたやつは誰だ!?と振り向くと、 味方だと思っていた人、だったり… 会社の先

          東京えんじにあ日記 #仕事への思い2020

          東京えんじにあ日記 #かつて欲しかったもの

          母親のいいところと父親のいいところを ちょうどよく半分ずつ持ってるんだね、 と焼肉を食べながら両親に言われた。 私は嬉しい。 両親に、家族に自分を認めてもらえてきたようで。 歳をとってぶくぶくと膨よかになった2人は、 わたしの子供時代の彼らと比べて格段に大人しくなった。優しくなった。穏やかになった。 家族(兄がいないことが多いが)で集まってゆっくりお互いの仕事の話だとか、夫婦の会話だとか 楽しめるようになった。 私は嬉しい。 嬉しいのに、 家族に居場所がなかったとまでは

          東京えんじにあ日記 #かつて欲しかったもの

          東京えんじにあ日記 #愛嬌と実力

          そんなの、かわいくニコニコして教えてください〜♡って言えば教えてもらえるじゃん? とか、 あれはお前が女だから許されたよね〜 などと言われた。 正直、男の人が多い会社だったら、 若い女性社員は、若い男性社員よりイージーなことはある気がする。 いや、あっては良くないんだけど、 ちょっと会議で発言するだけで、おじさん達から一目置いてもらえるし、 現場で重いものは持ってもらえるし、 数少ないから名前も覚えてもらいやすい。 日本酒飲めますゴルフやります っていうだけでデキ

          東京えんじにあ日記 #愛嬌と実力

          東京えんじにあ日記 #おじさんと関わる

          なんとも忙しい日々である。 to doリストを書こうにも、書くだけで1時間は経つんじゃないかってくらいある。 他プロジェクトにひとは取られるし、 他部署から仕事は押し付けられるし、 部長とか偉い人にとある仕事を早くしろと 怒られてしまった。 他部署との打ち合わせで、すごい厳しい人に わたしの信頼する上司がボロクソに言われた。 え、そんなに怒んなくてよくない? え、え〜怖っ。声震えるわ。みたいな。 たしかにわたしの上司は段取りも悪いし、 歯切れも悪いし、要領もあんまよくない。

          東京えんじにあ日記 #おじさんと関わる

          東京えんじにあ日記 #大人になるということは依存先を増やすこと

          赤ちゃんは頼る人がお母さん(と思しき人)しかいない。 彼女(彼)がいないと死んじゃう。のだと思ってる。 わたしはもう赤ちゃんじゃないから、 たくさんの依存先を持っている。 何かの本で「大人になるということは、依存先を増やすこと」と読んだ。 大人は自分のご機嫌は自分でとらなきゃね、とはよく聞く。 仕事で辛いことがあったら同僚に聞いてもらう。 人生の価値観について迷うことがあれば、 遠いけれど感性と意見に信頼のもてる友人に相談する。 お金のことは母親に聞く。 パーっとやりたい

          東京えんじにあ日記 #大人になるということは依存先を増やすこと