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東京えんじにあ日記 #仕事への思い2021

入社2年目の6月にPJの担当を言い渡された。
「もう2年目だから、1人でやってけると思うんだ」と上司が言った。
今なら断る、今後輩がそれを言われていたら止める、
たかだか2年目でまともにできる仕事量じゃないし、できるほどバックアップしてくれる体制もない。

まあそんなこと、今だから言えることだ。
早く仕事を覚えて早く一人前になって、この仕事が向いているのか見極めたかった。したがってそんなオファー、二つ返事でYESだった。

担当になって、工事が着工して、計画通りに図面を出図できなくて、死にかけた。
コロナもあって在宅勤務、設計外注(フィリピン)も在宅勤務でOUTPUTは速度・品質共に落ちた。
仕事をすればどんどん仕事は増えた、あれっと思って確認すると見つかる多部署のミス。フォローは私の仕事、遅れる図面と怒れる現場。
遅れをキャッチアップするために投入される人員。わたしの能力をはるかに超えた業務量に、全くコントロールできなくなった。第一の地獄がはじまる。

「言ってくれればなんでもみるから!」と言ったのは40代の上司と先輩。
お前ら絶対家庭内で煙たがられてるだろ、なんで受け身なんだよ。
仕事をどうやって回す(=振る)のかがわけわかんなくなって、詰まって詰まっている3年目社員に言う言葉かそれ?
死にかけた状態はせいぜい1ヶ月くらい、絶望を感じた瞬間は2回ほど。

代表的な絶望シーンは、いよいよ無理です私以外もスケジュール把握してヤバさ理解してくださいお願いします会議@teamsにて。
共感性だけ高い上司は「1人じゃ無理だと思いますよ!」と共感してくれた。共感だけ求めてるならカフェで女友達とケーキ食べるんで勘弁してください、どうすればいいかを聞いているんです。「うーん」と唸ってた。
自分のことを正しい、それなりに仕事できると思ってる先輩は最後まで聞き流している風で(コイツ自分の作業やってんな、、、)
「そんなこと言ってもやるしかないんだからさぁ、俺からしたら管理とか言ってないで手動かせって思うけどね」とキレていた。
て、手を動かす?私がまだみぬ図面5000枚超を見ろということなのか???根性論すぎて論外。
確かに、スーパー超労働に2人とも付き合ってくれた(定時0時)。
だが、あのようなスーパー超労働は本当に必要だったのだろうか。。。
3月年度末36協定だけは守ってね、ということだったので年休を使って労働していた。激ブラック企業。

なんとか図面はだしきった、メインどころの図面を出し切った日はひとしおだった。焼肉食べた。
2021年4月からは私の図面の工事が本格化して、第二の地獄が始まった。

「殺してやりたい」
「そんなんやりません、お前らの設計やろ(7分間謝罪倒す)」
「死ね」
「勝手に業者呼んで工事しろ」
「図面って見てないんですか?」
「10:30までに回答しろ(そのとき10:12)」

現地の担当者、最初こそ優しかったものの、私の図面のクオリティがあまりにも低かったのか、それとももともとの人となりか、両方か。
teamsグループチャットや電話で罵倒された。
正直罵倒されること自体はそんなに効いてこない(7分間謝罪倒したときはさすがに電話切った後泣いたけど。)
わたしが最も地獄を感じたのは2点。
①第一の地獄で上司・先輩にやらせた図面・聞いた内容がことごとくダメ
②上司の見えるところでこんな目にあってるのに、ガンスルー決め込まれている

①から得た教訓は「自分が納得しないとだめ(=〇〇さんが言うならOKはぜ絶対にNGに転ぶ)」
自分が納得して選んだ選択肢なら、後から何かあっても素直に反省できるという意味と、ものごとをジブンゴトとして捉えてないやつは適当なことを言うという2つの意味がある。
②の教訓は「上司はもはや期待してはいけない」
文字通り。

この部署だけがひどいのか、この会社がとんでもないのかはよくわからない。
ただ、わたしが憧れて尊敬するような上司はいなくて、この会社にいて学べることは学び切ったという自負がある、悲しい哉。

初PJが終わったらご褒美にハイブランドジュエリーを買おうと思っているが、
それを思いついたとき描いた「初PJの終わり」という達成感はない。
無視されて、罵倒されて、プライドなんてなくて、「現場とはうまくやらなきゃ」と言う名のご機嫌取りをやる日々だ。
なんて立派なサラリーマンができあがったことでしょう!

仕事は好き。
問題が起きて、関係者が集まって解決していくのがすごい好きだ。
全員のやりたいことを理解して、だれも負けない案を導いていく感じ。
こういう情報も必要かな、こういったら伝わるかな。期待通りのProductがでてくるように指示を作っていること、好き。
この好きはきっと得意でもあるから、
この好きをより高められる会社に転職したい。


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