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なすとオクラはとりあえず刻んで混ぜておく《頭の悪いレシピをばひとつ 7》

 暑さのあまり、タイトルも投げやりです。
 しかも、こんな異常な猛暑の夏なのに、昨日はうっかり、火を使うレシピを紹介してしまった……。

 なんたる失態!

 ほんとは、もう、電子レンジで1分加熱、なんてのもしたくないんです!

 

 ということで、今日のレシピは「生」です。
 夏野菜を生のまま刻むだけです。

 ①生のなすを薄切りにして、20分ほど立塩に漬ける。
 ②漬けたなすをかるくしぼり、こまかく刻む。
 ③生のオクラを、ごく薄く小口切りして、さらに刻む。
 ④砂糖とだし醤油でまぜ合わせてできあがり。

 と、これが基本形。
 山形の郷土料理の「だし」のごときものです。

 単に、なすをなんとか生で大量消費したい、と開発した食べ方です。
 動機はもちろん、「なすを食べたい、しかし火をとおすのが暑い」です。

 それにあれです。
 直販所にときどき出てくる、収穫しわすれて無駄にでかくなったオクラ。
 こまかく刻むことによって、固くなった筋を気にせずに食べてあげることができます。

 

 刻みのサイズは、お疲れ度と、忍耐力と、味へのこだわりと、刻むのが好きか嫌いか、……等々、調理担当の能力の、それぞれの値のちょうどバランスいいところで決まります。

 気温が暑いと、粗くなりがちです。オクラがほぼ星型のままです。
 でも、それはそれで歯ごたえがあってよろしい。

 細かいと、納豆みたいにご飯によくからみます。
 これもまたこれでよろしい。

 どっちにしろ、おいしいです。

 

・◇・◇・◇・

 

 そして、最大のポイントは、

 砂糖はぜったい、黒砂糖をつかえ!

 です。

 ミネラルの補給ができるとか、黒い食品は体にいいとか、マクロビオティックっぽいとか、健康志向とか、ナチュラルな食生活だとか、そんな功利的な理由で主張しておるのではありませぬ。

 主張の根拠はただただ、

 和食は黒砂糖を使ったほうが、圧倒的に美味い

 コレですよ、コレ。
 これ以上の理由はもはや必要ないじゃないですか。

 気がむいたらくわしく語るときもくると思いますが、和食には黒砂糖、とくに、醤油には黒砂糖、まずはやってみてください。

 

 とにかくみなさん、これからは黒砂糖は常備です。
 マジで言ってます。
 少量でも味がびしっと決まります。

 料理研究家、なぜこれをいままで黙っていたし! (ノ`Д´)ノ彡┻━┻……と声を大にして言いたい!

 

・◇・◇・◇・

 

 さて、生のなすとオクラを混ぜただけでは芸がないですから、アレンジをば。

 まずは、追加したくなる具材。

 赤でも青でもしそ、みょうが、納豆、長芋、もみ海苔、もずく、めかぶ、キムチ、浅漬けの類、ちくわの薄切り、かつお節、ちりめんじゃこ、きざんだ梅干し、とか。
 火を使うのをいとわなければ、モロヘイヤなんかも。

 味的には、酢をくわえたり、練り梅をくわえたり。
 すこし酸っぱくして食べてもいいかも。

 

 それを、あつあつのご飯にのっけてぱくり!
 しあわせです。

 さらに、冷やしたお茶やだし汁をかけてずずずーっと!
 満足です。

 だしの素とか昆布茶とか水でといて、醤油で味をととのえて、そこへこのねばねばを入れて、つめたいお汁としていただくのもありそうです。
 なんだか、とろろ昆布もほしくなってきそうです……。

 もちろん、めんつゆに投入、もありです!

 

・◇・◇・◇・

 

 立塩の作り方については、しょーもない必殺技があるのですが……
 またこんど、なにかとまとめて語ります。

 

 

 アレルギー7品目不使用です。

 

 

《頭の悪いレシピを140字で》のマガジンもあります。
https://note.mu/beabamboo/m/m720f88c2485a
 
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いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。