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母さん、学校つくるってよ。

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学校をつくろう! このシンプルな言葉が出てくるまでのたくさんの出来事や葛藤をつづります。
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#自主学校

玄関先でもやもやした日々/学校をつくろうに至るまで⑧

玄関先でもやもやした日々/学校をつくろうに至るまで⑧

息子のSOSを受け止められず、背中を見送った日。

「もういいよ、いかなくていいよ。」

その一言が出るまでにここまで時間がかかってしまったけれど、私はようやく言いました。

「学校、行きたくなかったらいいよ。無理に行かなくていいよ。」

次の日から息子は学校を休むようになりました。

電話や家庭訪問が続く日々休み始めると、次に待っていたのが先生からの電話や家庭訪問でした。

学校と自宅の距離がと

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登校しはじめました。宿題の漢字練習のエピソード/学校をつくろう!に至るまで⑥

登校しはじめました。宿題の漢字練習のエピソード/学校をつくろう!に至るまで⑥

分散登校期間に学校側と面談し、これまでの経緯や息子の特徴をお話しし、本登校には登校しようと決めました。

登校6月半ば。いよいよ登校し始めました。

今思い返すと、結局2週間も通っただろうか?というところでした。

学校に行ってしまえば、

「まあまあ、だいじょうぶだった〜」とか「まあねー」とか

「学校カウンセラーの先生がいるお部屋で過ごしたよ」とか

「今日はもうすごく嫌だった」とか、、

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学校との面談/学校をつくろう!に至るまで⑤

学校との面談/学校をつくろう!に至るまで⑤

分散登校はおよそ2週間。6月の半ばには毎日の登校がはじまります。

その前に、一度しっかり面談をしたいと申し出ました。

伝えたいことを事前に整理とにかく伝えたいことは、学校の常識とか年齢、学年、こうあるべき、という視点を外して、目の前の息子の”今”に寄り添った対応をお願いします ということ。

そして、

・息子の現状(2年生の後半からの学校での様子や家での様子)

・こちらが想像できない感覚を

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分散登校はお休みします/学校をつくろう!に至るまで④

分散登校はお休みします/学校をつくろう!に至るまで④

6月に入って、いよいよ分散登校が始まりました。

  

我が家は、夫婦で話し合い、息子ともしっかり対話し、分散登校期間は登校しないことに決めました。

 

・暮らしていた土地でも少しずつ感染者が出ていたこと

・コロナが流行し始めた時には休校期間に入っていたのにも関わらず、「子どもたちの間での感染は認められていない」という情報は我が家にとって信じるに足らなかったこと

・私はこの期間に仕事をほ

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もう戻らない。/学校をつくろう!に至るまで③

もう戻らない。/学校をつくろう!に至るまで③

マガジン「母さん、学校つくるってよ。」

① 破れたテスト

② コロナ休校中に気付いたこと

につづき、③です。

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働き方を変えよう。

コロナ休校期間中

息子の”今”に本当に心を寄せて、ちゃんと関わっていこう

と心に決めてから

息子たちとの時間がただただ幸せで、愛おしくて、宝物みたいだと思った。

1日1日、子どもたちはその瞬間を生

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