記事一覧
1/3どころか、3%も伝えられない時代に考えたいこと
昨年2月にRuler Analytics社が公開した、2023年1月に集計した調査
によると、平均的なCVRは2.9%、業界別に見ると1.8%〜4.6%だそうですが、需要が顕在化した上でしっかり作り込まれたWebサイトでのCVRなので、リリースしたばかりのWebサイト、プロダクトアウトな商品、サービスの場合はもっと低くなるでしょう。
90年代後半の某アニメソングみたいに「1/3も伝わらない」ど
CSS設計は、スタイルと構造の分離から
SNSで「Web制作」を検索してみると、チラホラ目につくのがCSS設計や命名規則のお悩み。「イケている」とされるWebサイトの誰かが書いたコードを写してみたり、知らなかったプロパティやコードを検索して学ぶことはあっても、体系的に学ぶのも簡単ではないCSSですが、この辺りで筆者の学び方や考え方を整理してみましょう。
現在の設計思想は、変則的なBEM + ユーティリティファースト過去に何度も触れてい
CSS Color-mix Tips ~2024 spring~
先日4月1日に配信したSubstackの記事の中で
新しい色空間や、Color-mix関数について簡単に取り上げましたが、Color-mix関数についてはまだまだご紹介できそうなテクニック、小ネタがいくつかありますので、2024年春のTipsとして改めてまとめてみましょう。我々の細やかな知見が、少しでも役に立てば良いのですが.....。
そもそも、Color-mix関数って?近年使えるようにな
Vite+Dart Sass+Vanilla JSな開発環境について
オウンドメディアの方では、BLUE B NOSE(以下:BBN)で使用しているWordPressテーマについてザックリと解説したので、こちらではそこで用いるCSSやJS、画像を生成するための開発環境、ボイラープレートについても簡単に触れてみましょう。最新、最先端とは言い難い知見ですが、何かのお役に立てば幸いです。
詳細は、リポジトリへBBNのサンプル事例ページからもリンクさせていますが、例えば「
CSS比較関数を用いたレスポンシブについて
近年主要なブラウザでサポートされるようになり、気軽に使えるようになったCSS比較関数、clamp()、min()、max()ですが、有効活用できていますか?
BLUE B NOSE(以下:BBN)では推奨とされていなさそうな使い方も含めて積極的に採用し、少しずつ知見を蓄積しています。筆者は『EVERY LAYOUT』に感化されて使い始めたCSS比較関数と、同関数を用いたレスポンシブについて、簡単に
Usability is Pawn.
BLUE B NOSE(以下:BBN)は「速くてリッチ」を掲げているけど、速いことってそんなに大事?
一般のユーザー様、クライアント様のみならず、同業他社との情報交換でも言われることが多々あります。ビジネスのツールとして、役割を果たす、仕事をするという意味合いも込めた広義のパフォーマンスを高める意義はよく分かるけど、別に速くなくてもいいんじゃない、と。
BBNがなぜ高速表示や、PageSpeed
BLUE B NOSE流 SEOスターターガイドの受け取り方
2024年2月2日、GoogleがSEOスターターガイドを刷新したとアナウンスしましたね。こちらが変更ポイントのサマリー(※英語版)
本体(※英語版)はこちら
日本語のスターターガイドはまだ古いバージョンらしいので、どうしても新しいものを読みたい場合は、今なら機械翻訳の精度もそれなりに高いので、英語を適度な分量でコピペしていけば、概要は掴めるでしょう。
今回は刷新されたガイドも踏まえつつ、「結
Contextは女王の叡智
SEOの世界でよく耳にする表現、"Contents is King."。Webマーケティングに携わる人なら、その意味合いは何となく分かるでしょう。ただ、たまに耳にされることがあるかもしれない"Context is Queen."については、しっかり把握されている方は少ないのでは、という印象です。
「コンテキストは女王」で検索してみても、しっかり解説された記事はあまり見当たらない気がするので、今回
Every Layout × デジタル庁の汎用性が高い件
ノーコードツールや自動化ツール、SassやPugといったメタ言語に、grantやgulpから発展してきたタスクランナーなど、Webサイト制作、より正確に言えばHTMLやCSS(+Javascript)の構築、コーディング環境はお手頃になってきましたが、だからこそ、先々を考えて構築することが難しくなってきました。
BEMやOOCSS、アトミックデザインといったCSS設計、ダークモードも踏まえた配色