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BBNは、月額制Webサイト制作サービス

今まで何らかの役に立ちそうなお役立ち情報を主に記事化してきましたが、この辺りで改めて我々の考え方や振る舞い方も踏まえてお伝えすると、Web制作に携わる方へ何かしらの参考になるかもと思い、BLUE B NOSEの考えていること、取り組んでいることについてご紹介することにしました。
何かのご参考になれば幸いです。

ペルソナの話題や細かなテクニック、考え方の話題など、Webサイト制作にまつわる多様な話題を取り上げてきましたが、そもそものWebサイト制作について、BLUE B NOSE(以下:BBN)や筆者がどう考えているのかについて取り上げてこなかったので、当アカウントを再始動して半年ほど経過してしまいましたが、改めて言語化してみましょう。


私が求めるWebサイトを、コスパ良く作ってくれればそれでいい?

SNSや生成AIの発達、ノーコードツールやほぼ無料に近いWebサイト制作サービス等も沢山生まれており、制作する側でもどの選択肢がベストなのか、あるいはそもそものWebサイト制作がお客様や事業活動の中でどの程度の位置付けを占めているのか、非常に分かりにくくなっています。
Webサイトの役割や種類が多様化し、事業活動の中で直接売上に貢献しないWebサイトも増えている今、予算を確保してWebサイトを作り込むことに価値や意味があるのか、という疑問もよく分かります。

だったら、SNSや無料ブログの更新を頑張るから、収益に繋がらないWebサイトはコスパ良く、見栄えのいいものを作ってくれる業者に依頼すればいい。予算も納期もピンキリで、クラウドソーシングを使えばどうにでもなる。それもダメなら適当に生成AIを使えばいい?

その考え方も否定はしませんが、BBNとしてはお付き合いしかねます。
お客様が欲しいもの、お客様の満足や承認欲求を満たすためだけのWebサイト制作は、ポリシーに反すると同時に、制作者として心身共にすり減らすだけの、持続可能性や発展性に乏しい取り組み方だからです。

お客様のオーダーに応えるWebサイト制作をしたいなら、どこかの制作会社へ入ったり、あるいは下請け、孫請けとして業務を請け負ったり、クラウドソーシングで名もなき制作者として向き合えば良い訳で、経験やスキルを積む目的や意欲もないなら、辞めておいた方が良いでしょう。

コーディングやコードの生成を手伝ってくれる生成AIも相当進化し、無料でもそれなりのことができる今、単価はますます下がるでしょうし、付加価値に対して求められる要求水準は反比例して高くなり続けます。

「お客様の欲しいもの」を実現する手段、選択肢も豊富な今、例え案件として潤沢で目先の利益を上げるには良い方法だったとしても、クリエイターとして満たされつつ、お客様に必要とされる存在になりたいなら、違う路線も切り拓いた方が良いでしょう。

ちなみに、BBNが大切にしている基本方針の一つが、「"お客様の欲しいもの"は作らない」。
また、「専門家として対峙する」も大切にしており、「お金を払っているのだから、(業者として)何でも応えて」も基本的には受け付けていません。お互いに敬意を持って向き合い、思いやりやコミュニケーション、相手の専門性や経験も大切にする。その上で、Webサイト制作をご提供しています。

Webサイトをどう捉え、どんな考え方で制作に携わっているのか、少しずつ解説していきましょう。

意外と高コスパの発信拠点

しっかり制作費をかけてしまったり、運営用のサーバ等を高額なものにしてしまうとその限りではありませんが、ミニマムだとせいぜいドメイン代の2000円〜5000円(1年に1回)ぐらいで用意ができます。制作をどうするのか、作った後にどうするのかといった問題も横たわりますが、そこは他のツールを選んでも同じでしょう。

紙媒体の方が利する場面もありますし、大手のSNSの方が向いているケースもあります。しかしながら、紙を含めた物理的なものはどうしても経年劣化が発生しますし、繰り返し使用する際のランニングコストや配送費、あるいは印刷や配達といったリードタイムもネックになります。SNSや無料ブログ等の場合は、ユーザー側ではハンドリングできない事情でアカウントが削除されてしまったり、予期せぬ仕様変更、機能削除等に右往左往することもあります。

その点、Webサイトであれば公開するWebサーバさえしっかり選べば、運用コストは低く抑えられ、ドメインの更新さえし続ければ、ほぼその費用だけで使い続けられます。データを変更した場合、キャッシュ等の設定がなければほぼ即時、多少のリードタイムが合っても、創意工夫で短くすることが可能です。

公開後の運用も含め、工夫さえすれば高コスパで情報発信の拠点にすることが可能なのはWebサイトを作るメリットと言えるのでは?

何らかの新しい事業、新しいサービスを始めようと思った時にも、チラシや名刺といった紙媒体と合わせ、パパッと準備、依頼や発注をしやすいアイテムの一つでしょう。公式SNSのアカウント開設も同時に実施するといった取り組みは、昨今ではそう珍しくもありません。

Webやデジタルツールより紙の方が向いている地域や業種で合っても、ないよりは合った方が良いでしょう。何かを調べた時に、SNSの個人アカウントしかない状態よりは遥かにマシですし、個人宅やバーチャルオフィス等で事業を展開している場合でも、しっかりしたWebサイトがあれば多少は良い印象を与えられるはず。

物理的な店舗やバーチャルオフィスを契約することを考えれば、多少費用がかかったとしてもWebサイトを作成、用意した方が安上がりになるし、手続きも柔軟で手軽な上に仕上がりも自由が効く。ブランディングやマーケティングとして「こう見せたい」が定まっているなら、利用しない手はないツールとも言えます。

ない場合の機会損失は無限大?

別に今時であっても、公式のWebサイトを用意せずに事業を展開することもできますし、創業時に必要不可欠ということもないでしょう。ドメイン代やサーバ代を惜しんできちんとしたWebサイトを作らず、無料ブログサービスや、SNSアカウントだけで走り続けることも可能です。

確かに単なるコーポレートサイトやオフィシャルサイトはただのコストでしょう。どれだけ工夫して作ったところで、EC機能や広告でもない限り、収益に直結するものではないはず。しかしながら、その目に見える多少のコストを惜しんでWebサイトを用意しなかった場合、「あった場合の機会損失」を掴むことができません。

アクセス解析ツールを導入したところで必ず補足できるとは限りませんが、Webサイトがなければ可能性は限りなくゼロに近く、そもそも機会損失が発生したかどうかも分かりません。見えない、あるいは計測できないものであれば、どれだけの量を損失していて、どんな対策をすれば良いかも不明なままでしょう。無限大の可能性すら否定できません。

昨今は創業時の資金調達でも、Webサイトの有無は幾らか作用するようですし、ユーザーが調べようと思った時に公式のWebサイトがあるかどうかや、特定商取引法の表示やプライバシーポリシー、サイト規約等がしっかりしているかどうかもチェックするでしょう。収益に直結しそうなキャンペーンやLPを入念に準備して攻めたとしても、守りに相当する部分が手薄であれば「バケツに開いた穴」は中々カバーできません。

マトモなWebサイトが有るか無いかは、事業の機会損失、それも防げたかもしれないマイナスを増やすか否かにも掛かってきます。Webサイトを作る、保有し続けるコストと比較すると、その損失は思ったより大きい、かもしれませんね。

言語化、客観視のツールとして非常に優秀

コーポレートサイトであったり、特定の商材やサービスのWebサイトであったり、いずれにせよ意外と難しいのが言語化、可視化です。会社を立ち上げる前や事業を開始する前に入念に事業計画を立て、資金調達する際は金融機関や専門家に散々批判されても応えられるだけのものを考えていたにも関わらず、それを「どう伝えたら良いか」に悩む方は沢山いらっしゃいます。

自分のこと、自社のことを客観視して、周りに分かってもらえるように伝えるって、案外難しいですよね。筆者も同様で、書くことに慣れている人であっても、言語化しにくい領域の典型例でしょう。そういう場合、お手軽なのは紙とペンでひたすら書き出してみるのが一般的な手法かと思いますが、Webサイトを使うというのも一つの手段です。

インタビューやヒアリング、取材としてお伺いした内容を、第三者が客観的に言語化、可視化してHTML、Webサイトとして公開する。そのアウトプットをインプットとして反芻し、さらに思考を深掘りする、あるいは考えていることを固め、定着させていく。

紙とペンを使う方法ではどうしても、自分自身の頑張りや気合いといったものが必要になり、最初から億劫だったり、途中で投げ出してしまうこともよくあります。誰かにソクラテス的な役割を担ってもらい、とにかく話す方法も可能ですが、可視化、言語化して再インプット、思考を反芻すること、深掘りすることには不向きな場合もあります。(やはり、個人の努力、頑張りが必要です)

しかし、「Webサイトとしてどうしても作らなければならない」となると、言語化、可視化が不可避となり、取材した結果の仕上がりを、クライアントに確認する必要が出てきます。それを見た上で、「やっぱり、こうだ」とか「やっぱり違う」とか、大小様々な修正要望、訂正したい気持ちが湧いてくるはず。チェックした結果問題ない原稿、Webページを提示されれば、満たされた気持ちにもなるでしょう。

同時に、インターネット上に公開してあるおかげで、言語化された考えや思いに対して、賛否も何となく見えてきますし、一度客観的に突き放したために、時間が経てば経つほど、「やっぱりコッチかな?」と「本当に伝えたかったこと」がムズムズと湧いてくることもよくあります。

衆目に晒すこと、あるいは時間の流れに晒すこと、それを客観的に見続けることで、更なる深化、深掘りの可能性が開けてくる。使い続けることで生まれる違和感、時間が経つことで確立されていく価値観を得るには、裏紙とペンで書き殴る行為や友人とのお喋りによるアウトプットではなく、HTML、Webサイトとしてアウトプットするのが最適だと考えています。

USPやビジョン、差別化をよりブラッシュアップさせ、真に唯一無二の事業、サービスへ進化、発展させるために、アナログなノートやデジタル的なメモパッドで言語化、可視化したものを、Webサイトとして公開、開示する。入念に考え込んで立派なWebサイトをリリースするより、ラフでいいから客観視すること、違和感を覚えることを優先する、公開優先のスタイルを取っているのは、そういった事情から。

アナタの思考、感情の奥の奥にある独自性、まだどこにもない革新的なものを送り出すための、Webサイト(制作)を通じた言語化、可視化、客観視をオススメしています。

対等なパートナーとして諫言、コミットメントも

BBNではパターンオーダーから徐々に作り込んでいく月額制を採用しています。そのため、お手頃価格にして続けやすくという想いと、お客様のビジネス、ひいてはご利用していただいているWebサイトが少しでも長く続くようにという2つの想いを持っています。

そのため、ただWebサイトを作成し、お使いいただくという観点だけでなく、お客様やお客様のビジネスにとってどうするのがベストかといったことも、併せて検討しています。その結果、お客様に対しては苦言となる諫言や、「"お客様の欲しいもの"は作らない」という姿勢が表に出る場合もあります。

Webサイト制作における専門家として、あるいは情報伝達の専門家として、お客様と対等な関係にあるパートナー、社外の関係者、協力者になったつもりで、Webサイト制作やその先にあるビジネスに関与しているつもりでもあります。

Webサイト制作者という立場を踏み出し、半ば自分事として、お客様のビジネス、ご提供するWebサイトに関わっていく。Webのセオリーとしてどうすべきか、あるいは情報を伝える場合のセオリー、あるいは一般的な感覚としてはどう受け止められるかといった観点で、お客様以上にお客様のことや商材、ビジネスを考え、先回りする。

お客様の事業が少しでも長く続くために、あるいはBBNのサービスを続けていただくために、自分たちの経験やスキルも遺伝子のように注ぎ込む。お客様のビジネス、お客様のWebサイトでもあると同時に、半ば我々との共創、共に産み育てる存在であると考えています。

事業、イノベーションの共創にも携わるつもりで

ここまで述べてきたようにBBNは「事業(活動)の中のWebサイト」や、「イノベーションにおけるWebサイト」を真剣に考えてきたつもりです。Webサイトの有無が事業にどう影響するのか、事業展開や新規創業にWebサイトはどう関わってくるのか、考えを深掘りしていく上でWebサイトがどんな役割を果たすのかなど、「作るだけ」ではない部分を長年考え続けてきました。

お客様の頭の中に思い描いた「作って欲しいWebサイト」を要望通りに作っても、それは、お客様の過去の経験を大きく超えることはないでしょう。逆に、我々が理解している範囲で「最高のWebサイト」を作っても、我々の限界を超えることもできません。「今までにないモノ」の創出、事業化に携わるなら、一人では作れない物、一人一人の過去、経験を超えるものを作らなければなりません。

BBNは事業の共創、イノベーションの深化にも携わるつもり、共に育てていくつもりで、Webサイト制作に向き合っています。目先の利益を追いかけたり、顧客の承認欲求、満足を満たすためだけの使い捨てのLP制作や、作ったら終わりでその先を考えないサイト制作、ご用聞きはできかねます。

作って欲しいWebサイトが明確な方、思い通りに作る業者以外を求めていない方は回れ右。そうではない珍しい方がいらっしゃいましたら、お客様だけでも、我々だけでも作れないWebサイトを、共に作り育ててみませんか?

今後も「お役立ち情報」をお届けします

お客様の要望には応えず、Web制作の事業者として身分不相応の振る舞いをするBBNは、半ば自分事としてWebサイト制作、個々の案件に向き合っています。
そんなBLUE B NOSEでは今後も、経験を通じて得たナレッジやノウハウ、独自視点でのお役立ち情報をお届けします。サービスの詳細や事例はHP上でも発信中なので、もしよろしければ当アカウントのフォローや、HPのチェックもお願いします。


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