BLUE B NOSE

月額定額制Webサイト制作サービス、BLUE B NOSEの運営スタッフです。 サービ…

BLUE B NOSE

月額定額制Webサイト制作サービス、BLUE B NOSEの運営スタッフです。 サービスの詳細はHP、その他SNSをご覧ください。 https://bbns.jp

最近の記事

ノーコードツールとの付き合い方

デザインツールからHTML/CSSのエクスポートが出来たり、生成AIの力を借りてコードを出力してもらったり、コーディングスキルや知識がなくても出来ることが増え続けている昨今。ドラッグ&ドロップで画面構成やUIを作成するレベルや、有料テーマや有料スキンを購入して工数を抑える以上に、ラクで便利な時代となりました。 コーディング自体もTwitter Bootstrapの時代を経て、Tailwind CSSライクなユーティリティファーストの路線が一定の支持を獲得しており、デザインパ

    • お客様の要望にただ応えるサービス、ではない

      月額制の制作系サービスなら、料金の範囲内で何でも注文し放題だと思われそうですが、BBNは一般的な月額制サービスとは異なり、「何でも注文できる」サービスではない上に、お客様のご要望に必ず応えるサービスでもありません。 月額料金のうち実質半分近くはサーバ代、残りの半分で制作費用等を賄っている関係で、「何でもできる」体制ではない事情もありますが、お客様の求めにただ付き合う、振り回されてあげることがサービスとして適切だとも思っていないから、という理由もあります。 今回は、BBNの

      • 言語化、HTML化を通じたソクラテス的産婆を目指して

        Webサイトや事業計画書を作り慣れている人であっても、独力で「伝えたいこと」を的確に可視化、言語化できる人はほぼいません。割と書き慣れているように思う筆者のような人間でも、自分の考えていることとなると、客観的に突き放して冷静に伝えたいことを整理したり、的確な表現や構成を練り直して磨きをかけるところまで一人でやるのは、まず無理でしょう。 短時間の打ち合わせ、短いやり取りによるヒアリングや取材で要望を聞き出し、それに則ってデータを起こしたつもりが、どこかのタイミングで「何か違う

        • BBNは、月額制Webサイト制作サービス

          ペルソナの話題や細かなテクニック、考え方の話題など、Webサイト制作にまつわる多様な話題を取り上げてきましたが、そもそものWebサイト制作について、BLUE B NOSE(以下:BBN)や筆者がどう考えているのかについて取り上げてこなかったので、当アカウントを再始動して半年ほど経過してしまいましたが、改めて言語化してみましょう。 私が求めるWebサイトを、コスパ良く作ってくれればそれでいい?SNSや生成AIの発達、ノーコードツールやほぼ無料に近いWebサイト制作サービス等も

        ノーコードツールとの付き合い方

          マーケティングは、事業活動の行間に

          「マーケティングとは?」と急に言われて、パッと答えられる自信はない筆者ですが、皆さんはいかがでしょうか。マーケティングに関する教本やビジネススクールの教科書に書かれているメソッドやフレームワーク、「顧客価値を創造し、提供し、伝達するプロセス」といったものを見ても、イマイチピンと来ない気もします。 受験生の時は必死に勉強したのに、今やすっかり忘れてしまっている英語や数学のように、何度か勉強するもののイマイチ身についた気がしないマーケティングについて、今一度、膝を突き合わせて向

          マーケティングは、事業活動の行間に

          厚みあるペルソナへの仕上げ方 キャラクター作りの視点から

          ペルソナを作ったは良いものの、それが本当に使えるペルソナかどうかが分からない。もっと良いペルソナにしたいけど、何から手をつければ良いか分からないし、どこを目指せば良いかも分からない。 そんなアナタに、筆者なりのブラッシュアップ案もお伝えしましょう。 下手の横好きで作劇、創作活動にも勤しんできた素人の意見ですが、少しでもご参考になれば幸いです。それでは早速、本題に参りましょう。 キャラクター造形の手法を引っ張り出してみよう前回の記事や、ちまたの参考記事、書籍等を用いてペルソ

          厚みあるペルソナへの仕上げ方 キャラクター作りの視点から

          ペルソナは、現実と想像の中庸で

          ペルソナの有効性は分かるけど、どう作ればいいか分からない。 キャラクター造形、キャラクターデザインの専門家でもなければ、ビビッドに架空の人物像を作り上げるのは簡単じゃないでしょう。 今回は、簡単に作れないペルソナについて、筆者なりのコツやポイントについてご紹介いたします。 ペルソナと役割について具体的な説明へ入る前に、ペルソナとその役割、活用方法について整理しておきましょう。 本記事で対象とする「ペルソナ」とは、心理学やマーケティング、ビジネスの世界における「ペルソナ」のこ

          ペルソナは、現実と想像の中庸で

          1/3どころか、3%も伝えられない時代に考えたいこと

          昨年2月にRuler Analytics社が公開した、2023年1月に集計した調査 によると、平均的なCVRは2.9%、業界別に見ると1.8%〜4.6%だそうですが、需要が顕在化した上でしっかり作り込まれたWebサイトでのCVRなので、リリースしたばかりのWebサイト、プロダクトアウトな商品、サービスの場合はもっと低くなるでしょう。 90年代後半の某アニメソングみたいに「1/3も伝わらない」どころか3%も伝わらない時代、昨今のSNSの振る舞いや流行り廃りを見ると、より一層

          1/3どころか、3%も伝えられない時代に考えたいこと

          CSS設計は、スタイルと構造の分離から

          SNSで「Web制作」を検索してみると、チラホラ目につくのがCSS設計や命名規則のお悩み。「イケている」とされるWebサイトの誰かが書いたコードを写してみたり、知らなかったプロパティやコードを検索して学ぶことはあっても、体系的に学ぶのも簡単ではないCSSですが、この辺りで筆者の学び方や考え方を整理してみましょう。 現在の設計思想は、変則的なBEM + ユーティリティファースト過去に何度も触れているように、『Every Layout』の影響を強く受けつつ、我流解釈のBEMに、

          CSS設計は、スタイルと構造の分離から

          CSS Color-mix Tips ~2024 spring~

          先日4月1日に配信したSubstackの記事の中で 新しい色空間や、Color-mix関数について簡単に取り上げましたが、Color-mix関数についてはまだまだご紹介できそうなテクニック、小ネタがいくつかありますので、2024年春のTipsとして改めてまとめてみましょう。我々の細やかな知見が、少しでも役に立てば良いのですが.....。 そもそも、Color-mix関数って?近年使えるようになったColor-mix関数ですが、まずは定義やサポート状況を確認してみましょう。

          CSS Color-mix Tips ~2024 spring~

          Vite+Dart Sass+Vanilla JSな開発環境について

          オウンドメディアの方では、BLUE B NOSE(以下:BBN)で使用しているWordPressテーマについてザックリと解説したので、こちらではそこで用いるCSSやJS、画像を生成するための開発環境、ボイラープレートについても簡単に触れてみましょう。最新、最先端とは言い難い知見ですが、何かのお役に立てば幸いです。 詳細は、リポジトリへBBNのサンプル事例ページからもリンクさせていますが、例えば「BX-00」で用いているCSSやJSを生成するための開発環境は、こちら(http

          Vite+Dart Sass+Vanilla JSな開発環境について

          CSS比較関数を用いたレスポンシブについて

          近年主要なブラウザでサポートされるようになり、気軽に使えるようになったCSS比較関数、clamp()、min()、max()ですが、有効活用できていますか? BLUE B NOSE(以下:BBN)では推奨とされていなさそうな使い方も含めて積極的に採用し、少しずつ知見を蓄積しています。筆者は『EVERY LAYOUT』に感化されて使い始めたCSS比較関数と、同関数を用いたレスポンシブについて、簡単にご紹介します。 黒船だった、『EVERY LAYOUT』筆者は別の記事 でも

          CSS比較関数を用いたレスポンシブについて

          Usability is Pawn.

          BLUE B NOSE(以下:BBN)は「速くてリッチ」を掲げているけど、速いことってそんなに大事? 一般のユーザー様、クライアント様のみならず、同業他社との情報交換でも言われることが多々あります。ビジネスのツールとして、役割を果たす、仕事をするという意味合いも込めた広義のパフォーマンスを高める意義はよく分かるけど、別に速くなくてもいいんじゃない、と。 BBNがなぜ高速表示や、PageSpeed Insightsの各項目でハイスコア獲得を目指すのか、そこに注力するのか。ユーザ

          Usability is Pawn.

          BLUE B NOSE流 SEOスターターガイドの受け取り方

          2024年2月2日、GoogleがSEOスターターガイドを刷新したとアナウンスしましたね。こちらが変更ポイントのサマリー(※英語版) 本体(※英語版)はこちら 日本語のスターターガイドはまだ古いバージョンらしいので、どうしても新しいものを読みたい場合は、今なら機械翻訳の精度もそれなりに高いので、英語を適度な分量でコピペしていけば、概要は掴めるでしょう。 今回は刷新されたガイドも踏まえつつ、「結局SEOって何だっけ?」に対して、BLUE B NOSE(以下:BBN)なりの解

          BLUE B NOSE流 SEOスターターガイドの受け取り方

          Contextは女王の叡智

          SEOの世界でよく耳にする表現、"Contents is King."。Webマーケティングに携わる人なら、その意味合いは何となく分かるでしょう。ただ、たまに耳にされることがあるかもしれない"Context is Queen."については、しっかり把握されている方は少ないのでは、という印象です。 「コンテキストは女王」で検索してみても、しっかり解説された記事はあまり見当たらない気がするので、今回はコンテキストについて、またなぜ「女王」なのかについて、独自の見解も交えて出来る

          Contextは女王の叡智

          Every Layout × デジタル庁の汎用性が高い件

          ノーコードツールや自動化ツール、SassやPugといったメタ言語に、grantやgulpから発展してきたタスクランナーなど、Webサイト制作、より正確に言えばHTMLやCSS(+Javascript)の構築、コーディング環境はお手頃になってきましたが、だからこそ、先々を考えて構築することが難しくなってきました。 BEMやOOCSS、アトミックデザインといったCSS設計、ダークモードも踏まえた配色、カラーマネジメント、更にはAMPやレイアウトシフト等も含んだパフォーマンス、複

          Every Layout × デジタル庁の汎用性が高い件