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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#特別支援教育

応用行動分析で説明する

応用行動分析で説明する

幼稚園や保育園、
それから小学校など、
発達障害の子育てをしていると
「先生」と呼ばれる人たちに
分かりやすく、かつ、
活用できるように説明する場面が
数え切れないほどあると思います。

理解のある先生であれば
何も準備しないでも
台頭で真っ当な話し合いが
できるのですが、
そうでない場合が多いだろうと
私としては思います。

確かに先生の言い分も
分からないわけではないのですが、
先生のご意見を

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【就学活動】見えない障害への合理的配慮

【就学活動】見えない障害への合理的配慮

先日、ふと思ったことがあるので
今日はそれをお話ししていきます。

小学校への就学の際に
発達に心配があるお子さんは
「就学相談」という行政のサービスを
利用することになります。

就学相談については
様々な意見があるでしょうが、
就学相談がある地域がほとんどで、
ない地域もあります。

私が教員をしていた頃、
品川区では就学相談をなくしたと
耳にしたことがありますが、
今はどうなのか分かりません

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通常の学級にしがみついている時に考えて欲しいこと。

通常の学級にしがみついている時に考えて欲しいこと。

おそらく、ではありますが、
この記事は本来必要な保護者の方には
届かないのかもしれないと
空虚な思いを持って書いていきます。

どうしてそういう思いで
書いているのかというと、
「何とかしてお子さんの教育を
守りたいから」なんです。

それと同時に、
保護者の方の「囚われの苦しみ」も
解放できないものか、と
思っているからです。

私はこれまで
保護者の方の自尊心のために
教育の機会を奪われた子ど

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学校の先生があまり気づかないこと

学校の先生があまり気づかないこと

日本の学校教育は
一斉指導が前提ですので、
お子さんの学力アップに努めつつも、
授業を進める、という
ある種プレッシャーを抱えながら
授業を進行させていきます。

私たちは学校教育を受ける側なので
こういうことは考えた経験が
ないかもしれませんが、よく考えると
両方をこなしていくのですから、
なかなか大変なことですよね💧

ここで気になる疑問が出てきます。

先ほど「授業を進める」と書きましたが

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理科の観察日記が書けない理由

理科の観察日記が書けない理由

学校の学習の中で
「ものを観察する」という学習があります。

大抵の場合、理科や生活科が
多いとは思うのですが、
写生を入れると図工もそうかもしれませんね。

通常学級の先生の中には、
「観察日記」や「観察記録」を書くのは
そう難しくない、と考えている人も
いらっしゃいます。

どうしてかというと、
観察したいものを見て、
それをそのまま絵に描いて
そして文字で説明を付け加える
だけで観察記録を書

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必要な学校教育を受けられない子どもたち

必要な学校教育を受けられない子どもたち

私たちは幼い頃から
メディアに触れて生きています。

その代表となるのがテレビ放送。

私の主人の話をすると、
彼がリビングに来た時、
テレビがついていないと
必ずテレビのリモコンを探して、
電源ボタンをポチッと押します。

そうすると
テレビがつくわけですが、
その番組を誰か見ているのかというと
誰も見ていないのです。

テレビをつけた当の本人だって、
椅子に座るとスマホに目を落としている、

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就学相談に行かないとどうなるのか

就学相談に行かないとどうなるのか

「就学相談」という言葉。

「療育」という言葉同様、
なかなか耳なれないですよね💧

どうしてかというと、
就学相談を利用する人は
ごく一部の保護者の方だからです。

つまり、一般的な言葉ではない。

「就学相談」という言葉を耳にして
ピンと来るのは、大抵の場合、
学校教育関係者や療育関係者、
それから療育を利用している
保護者のみなさん、というところです。

要するに、
発達に心配のある
年長

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特別支援学級/学校で学ぶ幸せ

特別支援学級/学校で学ぶ幸せ

小学校の入学、つまり、就学を
考える時期になった時、
発達に心配のあるお子さんの
保護者の皆さんは
「就学活動」というものを
1年以上かけて取り組んでいらっしゃいます。

熱心なママさんほど
たくさんの情報を集めようとして
精力的に活動なさっていらっしゃいます。

その努力、すごいことなんですよ!

さて。

発達障害のお子さんの就学は、
保護者の方にとって
心的ストレスも大きいのも
事実です。

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担任の先生に不安を感じたら

担任の先生に不安を感じたら

新年度になり、
今年一年お世話になる担任の先生も
決まったことだと思います。

学期はじめ、年度始めの保護者会も
そろそろ終わったことでしょう。

今後気になるのは、
個人面談や家庭訪問。

この場でお子さんのことを
たっぷりとお話をしたいところです。

ところで。

担任の先生、といっても
お子さんへの配慮やサポートが
十分期待できそうな方と
そうでない方とに
分かれると思われます。

保護者の

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グレーゾーン②〜発達障害グレーゾーン

グレーゾーン②〜発達障害グレーゾーン

前回は、知的障害グレーゾーン、
いわゆる「境界知能」について
お話をさせていただきました。

お話、といっても
私の場合は、医学的知見から、
というわけではなくて
学校現場でのお話になっています。

さて、今回は、
私たちが「グレーゾーン」と
耳にすると
まず最初に思い起こす
発達障害グレーゾーンについて
お話しさせていただきます。

発達障害の子育てのヒントを
6日間の無料メール講座に
まとめて

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グレーゾーン①〜知的障害グレーゾーン

グレーゾーン①〜知的障害グレーゾーン

「グレーゾーン」というと、
少し前までは
発達障害に関する診断が
なされないけれど、
発達に心配があるお子さんを
想起させていましたよね。

今でもそれはあると思うので、
「知的障害」という言葉を
入れてみました。

少し前まで「境界」「ボーダー」など
ちょっとネガティブ要素の強い
言葉が使われていたかも
しれないですね💧

「グレーゾーン」という診断は
世の中に存在しませんが
この言葉を使うこ

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発達検査が受けられなかったことが心配なら。

発達検査が受けられなかったことが心配なら。

「初めまして」が
苦手すぎるお子さんの中には、
発達検査を希望したとしても
当日になって建物にも入れない、
というケースがあります。

ママさんのお立場では、
お子さんは一人であるため、
発達検査を受けられなかったことに対して
大きなショックを感じてしまうかも
しれませんね。

「発達検査を受ける」ということ自体、
ママさんにとっては
ドキッとしてしまいます。

その思いと
一緒に過ごすことができ

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特別支援教育に否定的なあなたへ。

特別支援教育に否定的なあなたへ。

私が教育の仕事に始めて出会ったのは
大学生の時。

学習塾の講師をしていました。

これまでは、
教育を受ける立場でしたが
それが逆転。

最初は、毎日が新鮮であり
大変であり、でしたが、
だんだんと板書の仕方が上達したり
教え方も上手くなっていきました。

塾講師をアルバイトとして
ようやく板についてきた頃に
私は塾講師を辞めて、
小学校の教員になりました。

学習塾と公立の小学校。

「学習」

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ASDのお子さんへの教え方

ASDのお子さんへの教え方

ASDとは、
「自閉症スペクトラム」のことを
指し示す略語ですよね。

最近では、
この言葉を医師が積極的に
活用するためなのか
「ASDと診断されました」と
おっしゃるママさんが増えてきました。

さて。

私はASDのお子さんの学び方、
つまりはASDのお子さんへの教え方が
「教える」ということに対しての
ユニバーサルデザインだと
考えています。

それは一体、どういうことなのかを
今日はお話

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