世界観ホラーゲーム「Garten of Banban3」のアクの強さを語りたい#ネタばれあり【ガーデンオブバンバン3】
こんにちは、水無瀬あずさです。
突然ですが皆さん!Amazonの人がぬるっと手を振ってくれるのご存知ですか?昨日たまたまブラウザでAmazonを開いたら、ぬるっと手を振ってくれたのです!あまぞーん!!!
Amazonさんが手を振ってふれるのは前から知っていましたが、いつやるかが分からないので、キャプチャを取れなくて悔しい。いつかその姿をこの手で写真に収めるのが野望です。浅い野望とか言わない。
そんなこんなで、なぜかシリーズ化してしまった、世界観しかないホラーゲーム「Garten of Banban(ガーデンオブバンバン、正しくはガーテンオブバンバン)3」プレイ記録です。プレイしたの長男(中2)だけど。前作に引き続き今作も有料で、Steam版は680円、iPad版は400円となっています。前作ずいぶん楽しませてもらったので、今回は私が払いました。Steam版は期間限定で割引中っぽい。
前作Garten of Banban2と値段は同じなのですが、内容がさらに厚く、アクション要素が強めになっています。新キャラクターも登場して、謎がさらに深まった感じ。「これ400円でできるの?」って思うくらいの満足感です。
そんなGarten of Banban3、エンディングまでにちゃんと伏線回収してくれることを願いつつ、今回もプレイ日記と感想をお届けします。前作同様、作品のネタバレを含みますので、「先を知りたくない」という方はここで引き返してくださいね。
Garten of Banban3とは
Garten of Banban3(ガーデンオブバンバン3)は、2023年にSTEAMで発売されたホラーゲームです。子どもたちが消えてしまったという「バンバン幼稚園」、実は地下に何層も広がるガチヤバモンスターの巣窟でした。主人公は我が子を探しつつドローンを駆使し、さまざまな謎を解きながら地下へ進んでいきます。幼稚園の真の目的と黒幕は何なのか、そしてモンスターたちの正体とは・・・?詳しくは前回の記事も参照してください。
なお、ストーリーの予習はゲーム実況Youtuberぴくとさんの動画で済ませました。おもしろいのでぜひ併せて見てくださいね。
また、本作から多言語対応が入りまして、日本語も一応あるにはあるのですが、日本語がガバガバすぎてかえって意味が分からなくなるようです。ということで、言語は敢えて英語で進めることにしました。なお、本文内にあるセリフなどの日本語は、YoutubeチャンネルHODORI【ホラーゲーム解説・考察】のストーリー解説を参考にしています。
Garten of Banban3プレイ雑感
物語は前作同様、ホールのようなところから始まります。いつものように壁には絵がありますが、相変わらずなんか増えています。
今回は、紫のカンガルーと右側にナブナブみたいな女のやつ?が増えています。それから、前回ナブナブには名前が書かれていませんでしたが、今回書かれました。ようやく少し仲間として認識されたということなのでしょうか。
床には、子どもが書いたと思われるキャラクターたちのイラストがあります。ずいぶん可愛らしい絵ですね。
ちなみにここは、落書きに使われたと思われるクレヨンを拾って部屋をきれいにするというミッション。成功すると次の部屋へ進むカギが手に入ります。進もうとすると、ふとどこからか視線が。見てみるとそこには
青いやつがガン見しておりました。こわ。でも別に何をするでもなく、近づくと逃げていきます。なんでや。
そういえば前作の最後でも、「振り向くとナブナブ」パターンがありました。ずっと後をつけているんでしょうか。こわ。
ナブナブとナブナリーナ
前回に引き続き、主人公はバンバンからの連絡(館内放送?)の指示に従って進んでいきます。これが長い。いちいち長い。いやもう喋りすぎじゃね?ってくらいよく喋るのです。ChatGPTに要約を頼みたいくらいだ。
バンバンが「ナブナブの部屋を見てよ、開いているからきっと中にいるんだ。彼は狩りに出ているから、このままでは危なくて何もできない」として、次の行動を教えてくれます。つまり「今ナブナブの部屋に行くと危ないよ」と教えてくれたわけなのですが、英語が聞き取れないし読み取れないもので、ナブナブという単語に引き寄せられて部屋へIN。するとそこには案の定、います。やつが。
直後、瞬殺されてゲームオーバーであります。鮮やかだナブナブ。いや、だって何言っているか分かんないんだもんよ・・・
バンバンいわく、ナブナブを大人しくさせる方法として「彼の孤独を埋める相手が必要である」という仮説を立て、その生命体を作ったとのこと。それが、今作から登場のナブナリーナです。すげえなバンバン。ただし、バンバンが手術の途中で倒れてしまったので、ナブナリーナはいま未完成の状態です。
そこで主人公に「手術の最終段階をやってほしい」と頼みたいということらしい。素人にすごいこと頼むなオイ。「難しい処置に関してはもう終わっているから、あとは適切な濃度に調合して6回ほど注射をすればいい」というバンバンの指示に従い、謎の液体ジバニウムを混ぜ、ナブナリーナに注射する作業をこなします。
これには時間制限があり、時間を過ぎたり、間違った色の液体を注射してしまうとデッドエンドです。
注射器とドローンのリモコンを持ち替えて作業しなければならず、長男もなかなかに苦労しておりました。ナブナリーナが突然襲ってくるので怖かったですが、むくっと起き上がる様子とか超面白かったです。「うわああ!!あはははは!」みたいな。
ちなみにナブナリーナの手術が成功すると、ナブナリーナは手術台から姿を消しています。どこにいるのか探してみると・・・
さて、ナブナリーナが動けるようになったので、ナブナブと感動の出会いです。やっと巡り会えた二人・・・感動的なシーンですが、実際にはかなりキモいダンス(?)が繰り広げられ、私「なんこれ!なんこれ!」と大爆笑。シュールにもほどがあるわ。
「確かにお似合いだ」とバンバン。しかしその直後、大きな音とともに何かが起こり、バンバンとの通信が途絶えます。そして・・・なぜかナブナリーナだけが引き返してくるのです!えっ、まさかの離れ離れ!?
ナブナブたちが向かった方向へ行ってみると、そこにはナブナブが被っていた帽子だけが落ちているのでした。ナブナブの身に一体何が!?
生きていた!バンバリーナ先生
さて、いろいろあって気を失っていたらしい主人公。目が覚めると、見覚えのある人(?)がいました。そう、前作で大活躍だったバンバリーナ大先生であります。
バンバリーな先生といえば、前作で恐怖授業を行ったかと思えば、最後には「お前はずっと悪い生徒だった!」とすごい形相で襲いかかってきて、最終的にジャンボジョッシュの神の一撃によって倒されたはずです。
あれで死なないとかどんだけ~?とIKKOさんもびっくりな感想を抱くわけですが、まあこの世界なんでもありだからな・・・。それにしても、バンバリーナ先生の前で椅子に座って突っ伏しているナブナブにも驚きます。本当に、一体何があったのか。
さて、今回のバンバリーナ先生は、前回と打って変わって味方的ポジションのようです。なぜか理由は分からないながら、主人公とともにこの部屋に閉じ込められているようで、一緒に出るために脱出方法を教えてくれます。時々いらんことをしてきますが、前回のように襲ってこないから安心です。
なんやかんやあって無事部屋を抜け出すと、先生も一緒に出てきます。逃げているわりに堂々とした歩き方です。
最後にバンバリーな先生は、「授業に戻る」と言い残してエレベーターで行ってしまいます。まだあの恐怖授業やってるんだ・・・。
ジャンボジョッシュの箱庭
バンバリーナ先生、倒れたナブナブとともに主人公が閉じ込められていた部屋は、ジャンボジョッシュが作ったものでした。ジョッシュは今のところ全シリーズで登場していますね。どうやら主人公たちのことを人形だと思っているらしく、物を動かしたり自分たちが動いたりしなければ安全とのこと。ジョッシュに人形を愛でる趣味があったとは・・・。
つまりここは、ジャンボジョッシュが居ないタイミングを狙って、脱出するための手段を見つけるというミッションのようです。もし物を動かしたり自分が動いてしまったりすると、鉄拳制裁が繰り出されます。
主人公たちの逃走後の部屋を見て、ジョッシュはさぞや悲しんだでしょうね・・・ああ胸が痛い。そういえばナブナブは置き去りにしちゃったけど、彼は彼でどうなったのでしょうか。
敵?味方?スティンガー・フリン
さて、今回のメインモンスターが、オレンジで一ツ目のクラゲっぽいスティンガー・フリンです。座右の銘には「たくさんの腕があるので、より多くの人を助けられるよ!」と非常に優しいキャラっぽいですが、実際だいぶ雰囲気が違うんですよね。絵みたいに可愛らしくない。というか
でかああああ!ジャンボジョッシュより全然でかい!そして表面がごつごつぬめぬめしている。さらに声が思ったより低い!そして、とにかくよく喋る。バンバンと同じくらい喋る。何言っているか全然わからないのに、ひたすら延々喋っているわけです。いや長いわ!ってなります。
長台詞のなかでフリンは、「あなたが子どもを救いたい気持ちは分かるけど、今すぐここを離れて記憶から消し去ってしまえ」的なことを言っていました。なんでや。敵なのか味方なのかよく分からない立ち位置です。主人公を手伝ってくれるわけではなさそう。
そして会話の中でちょいちょい、謎の精神世界へ送り込んできます。ときにビーチ、ときに車の中など。ビーチはフリンにとって憧れの場所のようですね。
精神世界、とくに車の中のシーンが実にシュールで。なんというかこう、今まで登場したモンスター全員集合って感じで、世界観ゲームを世界観ゲームたらしめている出来栄えだと思います。意味不明すぎて。
どうやらバンバンとフリンは口喧嘩をしているようです。ストーリー解説の動画から会話を抜粋してみます。
バンバンはどうやら煽るタイプのキャラクターみたいですね。フリンとの相性はとても悪そうです。それにしても、フリンのいう「意見を言う存在」っていうのは一体・・・?
そういえば、ジャンボジョッシュもこの仲間の中には居ませんね。バンバリーナ先生と一緒に逃げた部屋のことからも、ジョッシュはバンバンたちとは仲間でないことがなんとなく見えてきました。孤高の存在ジョッシュ。
何か知ってる?スロー・セリーヌ
前回ちょっとだけ登場したものの、ちゃんと絡めていなかった巨大カタツムリ、スロー・セリーヌ。今回はスティンガー・フリンの精神世界において一瞬だけ登場します。
意味深なセリフを言い残して、超スピードで消えていきます。すげー!カタツムリすげー!!それにしても、「やつらが来る」の「やつら」とは誰なのか・・・セリーヌは主人公に何かを伝えたいのかもしれませんね。
ちなみに前作の最後、主人公がエレベーターで地下へ進んでいくシーンで上を見上げると、セリーヌが見守っているところを見れます。
ベロチン(仮)との壮絶バトル!
さて、今作の一番の目玉と言えるのが、珍しくアクションゲームっぽいボス戦です。亀とカメレオンの双頭モンスターが登場して襲ってくるのです。調べたところ、こいつの名前は「タマタキ&チャマタキ」と言うようです。
ただ作中に名前はなく、右のカメレオンが舌を伸ばして攻撃をかましてくるので、我が家では「ベロチン」と呼ぶことにしました。愛称ってやつね。
このベロチンとのバトルは、Garten of Banbanシリーズには珍しく、アクション要素の強い部分になっています。ジャンプして避け、スキマを縫って攻撃。タブレットではなかなか操作しにくかったようで、長男は幾度となくゲームオーバーになっていました。ドンマイ。
ベロチンがいたところには、謎のメモが残されていました。
左はベロチン、上にいるのはゾルフィウスですが、右の半分マンは初出ですね。次作以降で登場するのでしょうか。どっちにしろみんな可愛くない、やり直し。
タルタバードで鬼バンバンから逃走
バンバンのキャッチコピーは、「分かち合いは思いやり!あなたの膵臓は私のもの(Sharing is caring! Your pancreas is mine!)」です。
膵臓・・・?って感じですが、今回その謎が更に深まる出来事が起こります。フリンの精神世界において、鬼の形相をしたバンバンが登場するのです。
えっなにその顔こわい。バンバン一体何があったん?という感じです。そういえばバンバンは今作の冒頭で、「実は、訳あってぼくたちは顔を合わせないほうがいいと思うんだ。なぜかというと、僕は暴力的な本能を持つ傾向が強くて・・・正直、またその衝動に駆られないようにする自信がないんだ」と言っていました。これがその「暴力的な本能を持つ」姿ってことなんでしょうか。こわ。
この鬼バンバン、フリンの精神世界だけかと思いきや、なんと終盤で主人公に向かって襲い掛かってきます。こわー!!
さて、ここで主人公を救う救世主的存在、それが本作初登場のタルタバード。上の写真にも写っている毛が三本の緑の巨鳥です。オピラバードのパートナーなのかな。
このタルタバードは、ベロチンと戦ってから進む先で出会えます。扉の前には、オピラキッズが1匹。
あれオピラの子どもじゃんカワイイ!と駆け寄ったら大変、上から何かが襲いかかってきてゲームオーバーです。ここ、知ってても超びっくりするから注意ですよ!復活してからよくよく見てみれば・・・
じっとこちらをガン見しているタルタバードがいるのです。とにかく、オピラキッズを餌に(?)おびきよせてタルタバードにライド。ここの部分で長男は大層苦労しておりました。何度も何度もタルタバードにキレられる。
あまりにできないので調べました。参考にしたYoutubeはこちら。
乗るときにEボタン押さなきゃいけなかったらしい。ありがとう、YoutubeとTwitterのひと!
その後、なぜか合流したオピラバードにオピラキッズをライドさせる。かわいい。
スティンガー・フリンと話したら、いよいよ鬼バンバンとの追いかけっこの始まりです。ピンクか緑のライトが付いた扉を抜けて逃げるのですが、その際にライトの色の鳥(オピラ・タルタ)が先に行かなければいけないルールのようです。失敗すると、鬼バンバンに食われます。
ここも長男、結構苦戦していました。オピラバードが思ったより遅いので、加減が難しかったようですね。
逃げ切った先では、バンバンが「おまえの膵臓よこせ」的なことを言ってきますが、そこでなんと!大正義ジャンボジョッシュの登場です。神!
胸アツバトルを期待しましたが、ジャンボジョッシュの一撃でバンバン撃沈。さすがのバンバンも巨体には勝てないんですな。
とそこへ、スティンガー・フリンが止めに入ります。もはやどっちが敵か味方は分からん。
そしてそんな呼びかけにはあえて答えない空気読まないマン・ジャンボジョッシュ。フリンを返り討ちです。もう何が何だかしっちゃかめっちゃか。
バランスを崩したスティンガー・フリンは倒れ、巻き込まれたジャンボジョッシュとバンバンは踏みつぶされる形に。続いてオピラバード、タルタバードもフリンの方へ降りていきます。取り残され呆然とする主人公。一体いまの寸劇はなんだったのか・・・いや面白かったけど。
ここの展開から見るに、やはりジャンボジョッシュはバンバンやスティンガー・フリンとは別で動いているってことなのかもしれません。実はいいやつなんじゃないの、ジャンボジョッシュ。
残された主人公は、なぜか一緒に残っているオピラキッズとともにエレベーターで下層へと進むのでした。今回のストーリーはここでおしまい。
続く?
ということで、Garten of Banban3についてのプレイ雑感でした(私がやったわけではないけど)。いや~面白かったですね。Youtubeで内容は全部知ったうえでプレイしましたが、実際に見ると最後のあたりのぐちゃぐちゃ感がたまらなかったです。特にジャンボジョッシュとスティンガー・フリンの胸アツバトルがね。次回作、Garten of Banban4は現在トレーラーのみ公開されており、リリースは未定となっています。
倒れたバンバンとスティンガー・フリン、そして手前に誰かの足。左右の色が違うところを見ると、ベロチンのところで拾ったメモにあった半分マンではないでしょうか。一体何者なんですかね。
Garten of Banban4、おそらくSteam版が先に出ると思うので、落ち着いたころにきっとプレイしていることでしょう。はやく出ないか今からワクワクです。というか最近データサイエンスかGarten of Banbanのことしか書いていない気がする。いいのか私・・・。