楽しさで追い出す

自分を責める気持ちは、楽しいことで頭から追い出してしまおう。

遅起きした日ほど、アクティブに動くようにしている。

もともと、朝型人間だった。休日でも早起きして朝ごはんをゆっくり食べるようにしていたし、就寝はいつも日付が変わる前だった。特に、シェアハウスに住んでいたときは広々としたリビングやテラスで朝ごはんを食べながら日光浴するのが楽しみ。

だから、早く起きる。我ながら、健康的な生活をしていた。

けれど、そんな嗜好は簡単にひっくり返る。約1年近い旅がきっかけで、ダラダラする人間に早変わりしてしまったのだ。

旅中も、早起きは心がけていた。8時までには起きていたし、他の旅人に「早起きだね」なんて言われることも多かった。けれど、何十時間と長い飛行機への搭乗や、時差の変化についていけず、あっさりと寝つきが悪くなった。

寝るのが遅くなると、起きるのが遅くなる。シンプルだけれど、当たり前だ。

さらには、定期的に30時間ほど眠りこける日が増えた。今でも、月に1回はそんな日がくる。

遅く起きると、自己嫌悪が強くなる。もちろん、30時間眠る日はそんなことは思わないし、今まで早起き傾向が強かったから、そう思うだけだ。　けれど、どうしても「やらかした」と思う気持ちが強くなる。

だから、遅く起きた日ほど出かけることにした。用意が終わる頃には、すでに14時や15時になっているのだけれど、家にいるよりもマシだ。アクティブに動いた方が、気持ちがスッキリとする。

これは落ち込んだときにも言える気がしていて、落ち込んだときほど遊んで、笑って、好きなことをする方が、気分がきっと晴れやかになる。もちろん、シクシクとこもる時間も大切だけれど、ずっとそうしていても状況は変わらない。それに、ずっと落ち込んだ原因に引っ張られてしまう。

案外、遊んだり大笑いしている方が、気分がまぎれる。嫌なことが頭から出て行っているからだけれど、そっちの時間の方がずっと良い。

ゴールデンウィークくらい、嫌なことを頭から追い出して、動きまくろう。

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