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自分が書いた詩をまとめていきます。
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2021年7月の記事一覧

変と換

いつも推せは担っております 
死霊を添付しましたので、ご詐取うください 
子宮、ご変身のほどよろしくお願いします

お元気ですか、私は現金です
こちらは毎日、織田や仮名日々を送っています
あなたが孵ってくるまで、楽しみに舞っています

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六時のニュースです
政治家の父称事が
話題になっています

昨夜、男に合歓された少女が
ビルの

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マダラエクスタシー

マダラエクスタシー

真冬のマダラ釣りには醍醐味がある
まだ夜が明けぬ太平洋で
たゆたう星々を眺める時間
端末の電波はいつしか途切れ
今人は大海の客人と化す
次第に薄れゆく星々に釣果を祈り
日々の愚行を懺悔する

真冬のマダラ釣りには醍醐味がある
錆れたスクリュー音
甲板に打ちつける波音
電脳を排した時間
夜明け前には竿を揺らし
小便の音を波に混ぜる
陽が昇れば鴎たちと
アンサンブルがはじまる

真冬のマダラ釣りには醍

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シブヤアナーキー

シブヤアナーキー

「搾取されるな」

チョーク六文字分
担任が摩耗する
最後の教室
青漆の黒板

三年の思い出に浸りながら
ロマンチックがしたい十八の私たちには
その六文字はあまりに無骨であったし
周波数のズレたラジオのように
交錯しないひとときが流れた

もっと
明日の
いや
今晩の
ロマンチックを夢見ていたい

そんな私たちは
いまや三十路を跨いで
酸いも甘いも知ったかのような
顔つきで生きている

終電を逃す

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タニシ

どうしたって明日は来る
金魚鉢のタニシ
メトロノームの口
ガラスに付着した藻を貪るばかりで
慰めの言葉一つもかけてやくれない

(ブ サ イ ク)
(カ ワ イ イ)
(ブ サ イ ク)
(カ ワ イ イ)

抱えたひざは脳天を突き刺し
臀骨はフローリングと同化する

今日、わたしは真朱のルージュで家を出る

プノンペンの夏

三輪車が巻き上げる
骨と肉片の砂埃
幾重にも重なる頭蓋骨は
自らの用途と存在意義を
観る者に委ねる

キリングフィールド
木々
花々
薫風
散開

赤子の頭を打ちつけた大樹
髄液
涙滴
爾今
散開

どうだい日本人
次は射撃場で一発
派手にやらないか

三輪車は止まれない
プノンペンの夏