マガジンのカバー画像

Queen’s English

106
Queenやフレディ・マーキュリーの曲を和訳したり、分析したり、また関連の事項について考えを発表しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事
Queen's English~バンド・クイーンで楽しく学ぶ英語(1)~

Queen's English~バンド・クイーンで楽しく学ぶ英語(1)~

こんにちは、みみと申します。

70年代及び80年代にかけて活躍したバンド「Queen(クイーン)」を通して、楽しく英語を学ぼうともくろんでいます。

Queenの伝説的ボーカリスト、フレディー・マーキュリーの人生に焦点を当てた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が2018年にヒットして、日本では第3期クイーン・ブームが訪れました。

フレディー・マーキュリーはバンド・クイーン(Queen)のリードボー

もっとみる
【QUEEN和訳】DeaCury3/3~ベタな友情ソング?「Friends Will Be Friends」~そして伝説は最終章へ~【ディーキュリー3連作】

【QUEEN和訳】DeaCury3/3~ベタな友情ソング?「Friends Will Be Friends」~そして伝説は最終章へ~【ディーキュリー3連作】

はじめに私は友情をあまり信じていない。

「トモダチ幻想」という、ほっとする言葉も存在する(又吉さんだっけ)。

しかし映画からクイーンに再会して数年がたち、この人たちの間にはやはり月並みだがいわゆる「友情」があったような気がしてきた。

映画では「家族family、ホーム、マザーシップ」などと言っていたが、それに近いものが、映画の演出だけじゃなく、本当にあった、と思えてきた。

そうでなければフ

もっとみる
【QUEEN和訳】Deacury2/3~よろこびと痛みは表裏一体「Pain Is So Close To Pleasure」~フレディの人生観がそこに?【ディーキュリー2/3】

【QUEEN和訳】Deacury2/3~よろこびと痛みは表裏一体「Pain Is So Close To Pleasure」~フレディの人生観がそこに?【ディーキュリー2/3】

はじめに私が当アルバム(カインド・オブ・マジック)において、勝手にディーキュリー3部作と読んでいるうちの2作品目です。

ポイントは、どちらの作詞かということです。

前記事⤵︎

概要1986年発表
作詞:フレディ・マーキュリー/ジョン・ディーコン
邦題:「喜びへの道」
収録アルバム:12作目「カインド・オブ・マジック」
シングルカット:なし

歌詞(意訳)[サビ]
「痛み」と「喜び」は、すぐ背

もっとみる
パリ・オリンピックを見てクイーンをおもいだした

パリ・オリンピックを見てクイーンをおもいだした

はじめにパリ・オリンピックの開会式は日本時間の真夜中に行われ、朝起きてハイライトを見た。

たくさんのハリウッドセレブや大富豪たちもおとずれたという。

なんと最初にガガ様が。

そして、バスティーユ牢獄のような建造物の中にマリー=アントワネットが現れ、坂本眞一氏のイノサンのような美しくもグロテスクな演出。フランスの国歌かル・マルセイエーズ?の歌詞は実際に血なまぐさいので、フランスの子供たちは慣れ

もっとみる
みみ
割引あり ¥400〜
【QUEEN和訳】Deacury1/3「One Year Of Love」~アルバム「A Kind Of Magic(一種の魔法)」からディーキュリー3連作を解説【大人の恋】

【QUEEN和訳】Deacury1/3「One Year Of Love」~アルバム「A Kind Of Magic(一種の魔法)」からディーキュリー3連作を解説【大人の恋】

ディ―コンの持ち味であるド直球のラブソングを、フレディが全身全霊を込めて歌う。

ディーキュリー好きにはたまらない、なんとも贅沢な作品だ。

3連の曲(ディーキュリー作品)ディ―コン作のこの曲は、映画のために彼が担当したが、

おそらくフレディーをして「ジョンの曲は好きだ」と言わしめたような、温かいラブソング。

ディ―コンとは一緒に、「地獄へ道連れ」1980のようなディスコ・ファンク系のイメチェ

もっとみる
みみ
割引あり ¥100〜
【QUEEN 和訳】"Somebody To Love" 〜ロックがゴスペる曲?だけじゃない!フレディの込めた想いとは〜【愛にすべてを】

【QUEEN 和訳】"Somebody To Love" 〜ロックがゴスペる曲?だけじゃない!フレディの込めた想いとは〜【愛にすべてを】

概要"Someboy To  Love"
1976年発表
収録アルバム:「華麗なるレース」("A Day At The Races")
時間:4'55"
邦題:愛にすべてを
フレディ・マーキュリー作詩
シングルあり(アルバムの先行シングル)
グレーテスト・ヒッツ収載:あり

秘書(ピーター"フィービー"フリーストーン氏)によれば、フレディが自作の曲の中で、最も気に入っていた曲だと言う。

あの、大

もっとみる

イニュエンド参考文献

歌詞サイトgeniusに載っている文献を和訳しました。

当時の制作背景がわかり、思い出話にほっこりします。

以下は有料ですが、和訳の記事です。

1991年当初、ロジャーの言葉(この曲は)大きくて、長くて、豪華(な曲)!
多くの変化を経ていく(曲だ)。

2002年のロジャー・インタビューグループ・コラボレーションですが、私が歌詞を書きました。
歌詞は私のもので、残り(サウンド)はバンドのも

もっとみる
【QUEEN和訳】「イニュエンド」和訳〜遺作アルバムのオープニングかつタイトル曲〜「ほのめかし」の意味するところとは?【伝説の序章】

【QUEEN和訳】「イニュエンド」和訳〜遺作アルバムのオープニングかつタイトル曲〜「ほのめかし」の意味するところとは?【伝説の序章】

死に向かうフレディ・マーキュリー。

残せるのは、歌のみ。

死の匂いを嗅ぎつけるマスコミや世間から、クイーンの3人や関係者達に守られて、最後とも言われるこのアルバムは作られる。

1991年1月発表。

歌詞全文「ほのめかし」

もっとみる
【名作】クイーンの遺伝子Lady Gaga(レディー・ガガ)"Poker Face(ポーカー・フェイス)"和訳〜ポーカーのルールおさらい

【名作】クイーンの遺伝子Lady Gaga(レディー・ガガ)"Poker Face(ポーカー・フェイス)"和訳〜ポーカーのルールおさらい

ガガの野望はここから始まった。

和訳彼ら(ポーカーの対戦プレーヤーたち)がテキサス(・ホールデム:ポーカーの一種)でプレイするように彼らを手中にしたい(抱きしめたい)の
彼らをたたんで(フォールド:ゲーム放棄させて)、彼らに私を襲わせ(ヒットさせて)、レイズさせる(アゲる、賭け金を上げる)、
ベイビー、(あなたは)私と一緒にいて(それが好き❤)
ラブ・ゲーム(ゼロ対ゼロの試合のことでもある、次に

もっとみる

Scandal補足

ブライアン・インタビュー2003“For me, it was a pretty serious song – not serious in the sense that I think it’s that great (laughs), but in that there was a lot of reality in the lyrics for me… I don’t think it’s

もっとみる
【QUEEN和訳】スキャンダルScandal〜仏の顔も三度まで!ショー・マスト・ゴー・オンに続く魂の歌唱〜【私の好きな曲】

【QUEEN和訳】スキャンダルScandal〜仏の顔も三度まで!ショー・マスト・ゴー・オンに続く魂の歌唱〜【私の好きな曲】

ひとはなぜ悲しい曲や物語に惹かれるのだろう。

これがカタルシスというのかもしれない。

歌詞全文“Scandal”
By Queen 

和訳スキャンダル
あなたが私を置き去りにした今、
この世界の知るところとなるだろう

スキャンダル
彼ら(マスコミとその視聴者)は私たちの生活を面白おかしいいじめのショー(劇場)に変えるつもりです

彼らは(この)傷ついた姿を見るでしょう
彼らは(この)愛が壊

もっとみる

Was it all worth it補足

分析のヒントにしている、歌詞サイトgenius(ジーニアス)に載っていた文を載せました。

シェイクスピア引用”When the hurly burly’s done” is a line in Shakespeare’s ‘Macbeth’ (said by the Second Witch).
The original quote is

In this context is clearly

もっとみる
【QUEEN和訳】3/3 Was It All Worth It 和訳(オレの人生はこれでよかったか?)実質的遺作~これまでのクイーンの終焉と新たなる段階へ~完結編

【QUEEN和訳】3/3 Was It All Worth It 和訳(オレの人生はこれでよかったか?)実質的遺作~これまでのクイーンの終焉と新たなる段階へ~完結編

邦題は「素晴らしきロックンロール・ライフ」。

クイーンの歴史から言うと、

クイーンは最初はロックンロールだった。

前回までの記事はこちら⤵️

解説2それでは内容について解説していく。

この曲は、フレディがほぼ作り、メンバーも詩と曲を提供して作ったと言われる(wikiより)。

つまりクイーン公認の歴史について、フレディが音頭をとり作ったということ(前アルバムの一曲目「ワン・ビジョン」みた

もっとみる