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Over30女子バックパックでアジア周遊

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記憶が戻れば更新予定です。目次→https://note.com/atype_pakker/n/n9aa01224e3f1
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2018年2月の記事一覧

マジでひかれる1秒前

マジでひかれる1秒前

2014年、初めてのバックパッカー旅で訪れたトルコ・イスタンブール。

その2年後の2016年の春、街中や空港でテロが相次ぎ、(もうトルコに行くのは難しいのかな)と悲しい気持ちでいた。

今回のバックパッカー旅では、トルコ訪問の予定はなかったのだが、諸事情と、以前に知り合った旅友達の「トルコ、今東京並みに平和」というSNSの投稿から、トルコの再訪を決めた。

私がトルコを再訪したのは、48名が死亡

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大好きな砂漠の街

大好きな砂漠の街

インド・ラジャスターン州の一番西。
ゴールデンルートと呼ばれる都市からは外されているが、”キャメルサファリ”が人気の都市「ジャイサルメール」。

おそらくこの街に来る多くの人の目的は”キャメルサファリ”。
ラクダに乗って、砂漠を巡るツアーである。
私もその一人だった。

しかし、この”キャメルサファリ”。
ガイドブックによると、女性の一人参加はとても危険。
ツアーガイドと二人っきりになりレイプされ

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スタートはゴール

スタートはゴール

インドでのトラブルを機に一時帰国。

一か月ほどゆっくりする予定だったが、日本にいるとあっという間にお金がなくなることが判明したので、さっさと旅を再開することにした。

最初の地は「スリランカ」。

スリランカは、いろんな人の情報からある程度お金をかけて回った方が楽しい国なのかなと、バックパッカー旅のルートからは外していた。

ではなぜ今回行ったかというと理由は、"インドビザ(3ヶ月)を取るのがラ

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刺激的な3時間

刺激的な3時間

本日、コルカタから日本へ一時帰国する。

いつもなら、スカイスキャナーで航空券を取るのだが、今回は付き合いでインドの旅行代理店で取ることになってしまった。"安いチケットを"と言ったら、「コルカタ→昆明→北京→上海→東京(成田)」乗り継ぎ3回。とはいえ、夜に出発して朝には東京へ着く予定だ。

まず、インド・コルカタの出発で1時間遅れたが、無事に中国・昆明には到着した。そして昆明から北京へ、北京から上

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私の器は小さい

私の器は小さい

【インド・アーグラー】
1日目:
アーグラー城/イティマド・ウッダウラー廟(墓)/スィカンドラー(墓)/マターブバーグ(対岸からのタージ・マハル(墓))
2日目:
タージ・マハル(墓)
3日目:
ファテープル・スィクリー(都・モスク)

気づけば、墓巡りのようになっているインド・アーグラーの旅。
3日目の今日は、郊外の「ファテープル・スィクリー」に向かう。

アーグラーで私の専属のようになっている

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インド時間

インド時間

ブッダガヤでの出来事は災難だったが、電車の切符は取ってあるので、とりあえずアーグラーには行くことに。せっかくインドに来たのに「タージ・マハル」を見ずして帰ることなんてできない。

ブッダガヤからアーグラー行きの電車は早朝。ということは、それ以前に駅にはついていないと心配だ。

ブッダガヤがあるビハール州は治安が良くないと言われており、ほかの州のインド人曰く"ギャングがいっぱいいる"とのこと。そんな

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これは失禁ってやつですか?

これは失禁ってやつですか?

1週間ほど滞在したインド・バラナシから、ブッダガヤに移動する。

ネパールのカトマンズから一緒にいてくれた日本人の女の子は、まだバラナシに残るというのでここからはお互い別行動。とうとうインド1人旅である。

早朝にバラナシの宿を出ると、日本人の女の子の知り合いのリキシャが予定通り迎えに来てくれていて、朝ご飯をごちそうしてくれて駅まで送ってくれた。

駅員さんにホームを確認し、ホームで電車を待つ。

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ガンジス川で親に感謝

ガンジス川で親に感謝

「インドに行ったら絶対にガンジス川に行って沐浴するんだ」
これは私の長年の夢だった。

2014年のバックパッカー旅(当時31歳)の時、インドへ行きたかったが、行く勇気が出なくて泣く泣く諦めた。

そして2016年、とうとう夢を叶える時がやって来た。

ガンジス川沿いの街・バラナシには夜に着いた。噂には聞いていたが、駅から中心部まで行くリキシャーのドライバーが超曲者。目的地は伝えているのになかなか

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最高に孤独を感じた時間

最高に孤独を感じた時間

私がネパールを訪れた目的。
その1つは、「ヴィパッサナー瞑想の合宿」に参加することだった。

ヴィパッサナー瞑想は、日本でも京都・千葉で受講できる。ヴィパッサナー瞑想の発祥の地・インドやその他の国でも受講可能。しかし、するなら”ネパールでしたい”と漠然と思っていた。

ヴィパッサナー (Vipassana) は、物事をありのままに見る、という意味です。インドの最も古い瞑想法のひとつで、2500 年

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好きになった人がめっちゃハゲていた話

好きになった人がめっちゃハゲていた話

ネパール第2の都市「ポカラ」。
フェワ湖という大きな湖があって、晴れた日にはヒマラヤが見渡せる、
首都カトマンズとは対照的なのどかな街。
不思議なことに、よく聞こえてくる鳥の鳴き声が「ポカラ、ポカラ」と言っているように聞こえる。が、これは私の気のせいだと思う。

この土地に来る多くの人の目的は「トレッキング」である。

私は、首都カトマンズから長距離バスに乗ってこの地に辿り着き、迷いながら目星をつ

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隣の彼は逃亡者だった話

隣の彼は逃亡者だった話

社会不適合、非モテの30代女が日本社会に疲れ、安らぎを求めて降り立った場所は、ネパール・カトマンズ。早速、空港からタメル地区にある宿に向かう。

私は通常、交通機関があるときには交通機関を使う。
タクシーはできる限り使わない。一人では使いたくない。
理由は、ぼったくられたり、目的地ではない場所に連れて行かれてしまう可能性があるからだ。

しかし、カトマンズは空港からバス乗り場がやや遠いらしい。

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Over30女子バックパックでアジア周遊

Over30女子バックパックでアジア周遊

※これは2016年の旅の記録です。記憶を辿りながら少しずつ記事を追加しています。

【 旅のルート 】

1.出発の時
・私は今どこにいますか?
2. ネパール
・隣の彼は逃亡者だった話/カトマンズ
・好きになった人がめっちゃハゲていた話/ポカラ
・最高に孤独を感じた時間/ベグナス
3. インド
・ガンジス川で親に感謝/バラナシ
・これは失禁ってやつですか?/ブッダガヤ
・インド時間/ブッ

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私は今どこにいますか?

私は今どこにいますか?

2016年4月18日。
私は2年ぶり、人生2回目のバックパッカー旅に出発する。
最初の目的地は、「ネパール(カトマンズ)」。

ネパールは、"2015年の春に行く"と決めて航空券も予約していたのだが、結局辞めるつもりだった仕事をもう少し続けたくなり航空券を捨てた。そのすぐ後の2015年4月25日にネパールに大きな被害を及ぼす地震が起きた。航空券を捨てた決断は、私を地震の被害から救ったという奇跡。

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