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あとりえ料理

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2021年8月の記事一覧

【料理が美味しくなる会話術】ごちそうさまは魔法の言葉

【料理が美味しくなる会話術】ごちそうさまは魔法の言葉

うちの奥さん料理が下手でさぁ
シェフ今度教えてやってもらえませんか?
それは構いませんがそれよりも手っ取り早く奥様が料理が上達する方法がありますよ。
毎日の食事の際に奥さんの目を見て心を込めて”ご馳走様”と言いましょう
そして一言”ありがとう”を添えましょう
それだけで格段に料理のレベルは上がります。間違いありません。
その後に自分のセミナーを受けてください。約束します!料理の腕は見違えるほど上達

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【あとりえ料理】鮎のコンフィ&鮎のオリーブオイル焼き

【あとりえ料理】鮎のコンフィ&鮎のオリーブオイル焼き

夏のあとりえの定番
鮎のコンフィ&鮎のオリーブオイル焼き
いずれも今年は作ることなくシーズンが終わりそうです

蓼に見立てたハーブのペーストと柑橘類(レモンや酢橘)の香りを合わせます

和食でしたら塩焼きか天ぷらですがこう言う調理方も美味しいですよ!
鮎の香りを閉じ込めるのがイメージです
もちろん熱々が美味しいのですがマリネしたまま冷たく冷やして
魚料理で提供すると暑い夏の日は喜ばれます

若き日

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【あとりえ料理】ローストビーフ

【あとりえ料理】ローストビーフ

ローストビーフを焼けるようになったら
一人前の料理人と認められた証
昔のレストランではそう言われておりました
とある有名なシェフの自伝ではその時フーシェット(コックさんが使う調理用フォーク)が震えた・・・なんて話もあります

自分は15歳の見習いの時から焼いております
もちろん最初は師匠や先輩が横に付き見様見真似でしたが
何も知らないからこそ出来たのでしょう。
この経験はその後移ったレストランで同

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【あとりえ料理】カルピスバターと桃のパウンドケーキ

【あとりえ料理】カルピスバターと桃のパウンドケーキ

あとりえでテイクアウト人気のパウンドケーキコツはシンプルに!
今回は塩とお酒を効かせたお酒に合う大人のパウンドケーキをご紹介

カルピスバター(無塩)    200g
茨城元気村の卵         4個
国産薄力粉          200g
甜菜糖            150g

桃(ドライフルーツ)
コアントロー
蜂蜜

しっとり焼き上がりました!

ちょっと桃が片寄りはご愛嬌で😊

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【あとりえ料理】 真鯛とアサリのワイン蒸(冷製)

【あとりえ料理】 真鯛とアサリのワイン蒸(冷製)

テーマは夏の冷たい料理
フレンチのメインでもご用意できるものをご家庭でも作れる形に
落とし込みました

材料はアサリと小さめの真鯛
いずれも安価で手に入りやすい食材を用意
本来ならサフラン風味にしソースルイユを添えて
冷製ヴィヤベースとしたかったのですが
流石に家庭でサフランは一般的では無いかなと。

ポワローネギの代わりに長ネギを使い
トマトペーストで酸味と甘みを引き出し
昆布の旨みを足しました

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【あとりえ料理】ホタテのホットドック

【あとりえ料理】ホタテのホットドック

自分は奇を衒う料理は作りません
時折思いつきで料理を作る時はあります
ただそれは理に叶うものであり食べればそれが物珍しさではなく
食材からのメッセージであることを感じていただける商品にします

帆立貝は大好きな食材!
生でも火を通しても時にはいろんな食材と組み合わせて使います

そして出来たのがホタテとアボガドのホットドック!

確かこの時は飛び込みでテイクアウトのパーティー料理を頼まれた時
定番

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【あなたも料理人になれる】とうもろこしのパスタ

【あなたも料理人になれる】とうもろこしのパスタ

お盆が過ぎるととうもろこしも旬の名残を迎えます

夏の人気メニューとうもろこしのパスタ
材料は
とうもろこしと生クリームだけのシンプルなもの
味付けもシンプルに塩と胡椒仕上げにバターを少量と醤油を1滴
とうもろこしの甘味と香りを生クリームに添加してパスタに絡めます
仕上げのバターと醤油の香りは縁日で食べたとうもろこしの懐かしさを
思い出しさらに食欲を呼び起こします

秋が近づくにつれとうもろこしの

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【あなたも料理人になれる】ラムの串焼き

【あなたも料理人になれる】ラムの串焼き

串焼きの美学!
ラムは15歳の頃からいろんな料理と調理方で

自分の料理人生のスタートは羊肉
ビアガーデンでのジンギスカンからだった
ので今でも羊は好きだけどあまり好んで食べないのです(不思議な説明と感覚)

羊は部位によって火の通し方も調理方変わるので
こうした串焼きという趣向はなるほどよくできていて
美味しい食べ方だと思います
羊肉は世界中でいろんなスタイルで親しまれいろんな料理になって
喜ば

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【シェフの独り言】スイカの話

【シェフの独り言】スイカの話



『こんな大きなスイカ食べきれないよ〜』
夏休みの小学生が母親とスーパーでの買い物中の会話
丸ごと大きなスイカを抱えながら嬉しそうにレジに並んでる

ふとスイカの並ぶ棚に目をやると
今八百屋さんでは小さな小玉のスイカが主流となっているのです
大きなスイカは1/6や1/8にカットしたもの。
まるまるの大きなスイカももちろんあるにはあるけど
売れ筋は小さなスイカのようです

確かに大家族でもなければ

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【あとりえ料理】イサキのカルパッチョ

【あとりえ料理】イサキのカルパッチョ

夏が旬の魚イサキは調理するのに楽しいお魚

価格も比較的安定し
手乗りサイズからしっかり大きいサイズまで出回り食べ方も多彩
おろすのも魚の基本で練習になります
新鮮もちろん白身ですので寝かせても美味しいです

この日はおろして一晩マリネしてカルパッチョ風に!

長崎のイサキなので長崎の塩とハーブのソースで!

小さい物でしたら酢で〆ても良いですし
そのまま塩焼きもとても美味しいです
アクアパッツア

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【料理セミナー】素麺は最強のパスタ

【料理セミナー】素麺は最強のパスタ

夏といえば素麺!

大好きな食材で日本を代表する完成度の高い食品と思う
自分にとっては最強のパスタ(麺類)
夏やっぱり素麺でしょう

とは言え子供頃はとてもではないが好きなれない不思議な食材だった
ラーメンや焼きそばとかうどんは好きなのに何故か今日のご飯は”素麺”と聞くと
がっかりした気持ちになった。うちは貧乏だったが飢えるほどではなく子供心に
今日は食事が苦痛だと感じるくらいに。

大人になると

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【あとりえ料理】14年間毎日メニューは違う理由

【あとりえ料理】14年間毎日メニューは違う理由



2007年に世界一小さなレストランBistroあとりえオープン
来年2月で15年

立ち飲みワイン&焼酎BARでオープンして半年後に大きく業態を展開
コース料理のみのしかも内容は完全にお任せという強気なスタイル

今でこそこのスタイルも珍しくなくなりましたが当時はかなり画期的
というか誰に聞いても無謀とか無理とかすぐダメになるとか
しまいには何様のつもりだ・・・と。

何度かスタイルやコンセプ

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【料理セミナー】カツオのマリネと夏野菜のラタトゥイユ

【料理セミナー】カツオのマリネと夏野菜のラタトゥイユ



ラタトゥイユ(南仏風野菜の煮込み)はフランスの郷土料理

分量も作り方もその考え方もシェフによってお店に寄って地方によって各家庭によってそれぞれ違う。
これは本来は余り物で作る賄い料理だからレストランで出すべきではないとの哲学を持ったシェフもいる(まぁそんなことはどうでもいい)

煮込み料理がベースなので野菜の色がどうしても気になるとこと
今回は彩りよい夏野菜を冷たく冷やして美味しいイメージで

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