最近の記事

ぱぺまる1月号

あけましておめでとうございます。 年は明けましたが2020年の話をします。 去年読んで印象的だった小説の感想を話す回。 ネタバレはしないが気になる人はご注意。 「あの日、君は何をした」まさきとしか 映画化するならぜひ宮近にやって欲しい役がある。最後まで読み終わったら絶対に分かる。 内容的には、愛情と狂気の区別が付かない母親が何人か出てくるのでなかなかきつくて読み進めるのに時間がかかったが、後半からは面白くて一気読みした。 「何者」朝井リョウ 「何様」の発売をきっかけ

    • ぱぺまる12月号

      今日はダーマペンの話。 まずダーマペンとは、ざっくり言うと顔面に極細の針を突き刺して傷付けて自然治癒力で肌を生き返らせる美容医療。 私は肌の悩みって特に無かったんだけど、すっぴんでも自慢できるようなつるつるお肌に憧れはあって。 美容クリニックで働いてる友達がモニターとしてやっている写真をストーリーにあげていて、その子は元々ニキビ跡の凹凸が目立っていたんだけど1クールの半年でだいぶ綺麗になっていたので、その効果に興味を持ちカウンセリングを受けることにした。 言われて気付い

      • サマパラを見た話

        これはいつかのぱぺまるで公開しようと書き留めておいたのだが、配信の勝手がよく分からず「リアルタイムでない配信を友達に見せてもらうという行為はあまり公言しない方がいいことなのか?」と現代の常識が分からなくなったので一時的にお蔵入りにしていたもの。 今の私のアカウントは学校の廊下の掲示板に貼ってある「保健だより」くらいの視聴率なのでまぁ許されるだろうと甘い気持ちで世に放ちます。 つまるところ、この先の文章を書いているのは8月の私です。 先日友人にサマパラを見せてもらったので

        • 影山担だった私の末路

          語尾がorzに見えるグループにハマったデビュー組担の友達に「影山好きだったんじゃないの!?戻って??」と言われたので急に今日に至るまでの経緯をお話しします。 ネガティブな内容に思われるかもしれないが、これは私の中で「道端で犬の糞踏んだんだがwww」くらいの自虐なので「どんまいwww」くらいの気持ちで見てほしい。 先に言っておくがこちらの気持ちの問題なのでタレント側に罪はない。 去年オオワシに惚れ込んだ熱が冷めやらぬまま年始早々影山担に俺はなる!!と意気込み、有頂天作家や

        ぱぺまる1月号

          ぱぺまる11月号

          クォーターライフクライシス。 簡単に言うと、人生の4分の1を生きた人が陥る迷走期のこと。 自分の今後のキャリアについて、漠然とではなく具体的に、理想と現実の差に苦しみながら、考える人生のタイミング。 私もそんな時期に差し掛かってしまい、毎日あるかどうかも分からない未来への不安に怯えながら生きています。 私は難あり家庭で育ったのですが、学生の頃はその異常さに全く気付かなかったんですね。 例えるなら、塔の上のラプンツェル。もちろんゴーテルが母親ね。 (いつか毒親と自己肯定

          ぱぺまる11月号

          ぱぺまる10月号

          今月は、いわゆる沼落ちブログです。 ずっと書きたかったので、長いけど読んでね。 時は2020年4月。 世の中があまりにも暇すぎるので「今からこのグループのメンバーの顔と名前を覚えよう」と急に思い立ったことが事の始まり。 (ぱぺアカウントでやたら「ハロプロの推しを教えて」とマシュマロを集っていた時期) まずは全員でお喋りしている映像を見て名前と大体のキャラクターを掴み、解析度を上げてからパフォーマンス映像を見る作戦。 そこで目に留まったのが、黒髪でショートカットの美人。

          ぱぺまる10月号

          ぱぺまる9月号

          今月は、まぁトラウマになるよりいいよね。という話。 先日実家で(実家は家から近いので許して)、母親と卒アルを見ながら私の学生時代の話で盛り上がった。 小学校の時あんなことがあったよね、そうそう、あと中学でこんなこともあった、あったあった懐かしい。 互いの記憶を手繰り寄せ、やはり同じように覚えているものだなと感心していると、突然母に「でも高校生の時は病んでたよね」と言われた。 勢いで「そうだったね」と言いかけて不思議に思った。 調理実習できゅうりを切っているつもりが自

          ぱぺまる9月号

          ぱぺまる8月号

          梅雨が明けましておめでとうございます。 先月のぱぺまるを書いてから気付いたけれど、2日ってちゃかまる更新日だったよね。 何となく宮近は1日更新だと思っていて、誰とも被ってないしちょうどいいわと思ってたけど普通に被ってましたわ。 でも今は自由更新になったようなので、まぁいいか。 7月の話したいことは、主に3つ。 英語。オートミール。現場のリスク。 まず、英語の勉強を始めたよという報告。 こう見えて大学生の頃は英語漬けの日々を送っていた。 具体的に言うと、毎月T

          ぱぺまる8月号

          好きみたいだ

          今思いつきで書いてるのでそのうち消すと思う。 個人アカウント開設がすごく嬉しくて。 いや、個人でインスタやって欲しいとか別に思ったことなかったんだけど。なんでだろう。 もう何年も前から待ち望んでいたような。 3ヶ月前まで名前も知らなかったのに。 初投稿の写真を見たら、なんだかうわぁっとこみ上げてくるものがあって。 あ、私この子のこと好きなんだって。 根っからの現場主義だから、別に画面を通して見ただけだし、きっと一時的なブームだろうと思って、好きだとは思わないようにして

          好きみたいだ

          ぱぺまる7月号

          今日から毎月ぱぺまるを書くことにした。 ぱぺまるの更新日は毎月2日です。 2日にした理由は今日思いついたから。 友達がまちゅまるに合わせて毎月更新していたのを見て私もやってみたいなと思っていたので、堂々と真似する。 いつまで続くかは分かりません。面白い話もできません。 そういえば私がもうぱぺちゃんである必要はないのだけれど、結構気に入っているので今後も使っていきたいと思う。 出会ったアカウントと時期によってみんな呼び方が違うけど、どれも私なので好きなように呼ん

          ぱぺまる7月号

          君がどんなに強くても、これは僕の夢なんだ

          Wi-FiルーターとiPhoneが上限を超え速度制限にかかり、データ容量課金を繰り返し早10日。 既に2万円近く課金している。さすがにこれ以上は無駄遣いなので、YouTubeの動画を保存しオフラインで見るという時間の潰し方をすることにした。 私の実家は浦安にあり(地元ではない)、大学生の4年間はディズニーの両パーク共通年間パスポートを所持していたため、週3〜4回のペースでパークに通う生活を送っていた。 加えてバイト先もパークの近くだったので、学生時代のほとんどを舞浜という土

          君がどんなに強くても、これは僕の夢なんだ

          幸福論

          本当は3月1日に更新するべきだったお話を今書きたくなったので書く。 当時勤めていた会社は、昼休憩が12時からだった。 12時のチャイムが鳴り終わるより先に、ロッカーを目指した。震える手でスマホを取り出し、祈るようにジャニーズウェブを開く。 不自然に切り取られ、ぽっかり穴の空いた写真。あまりの雑な仕事に思わず笑いが込み上げ、とりあえずスクショした。 君の9年間が、今日で終わった。 それから1時間、いつも通り同僚とたわいもない会話をしながらお昼ご飯を食べ、何食わぬ顔で過ご

          幸福論

          それでもいいと思えた恋だった

          トラジャ担が坂道系の大所帯アイドルだとしたら、わたしは2期生だと思う。そう、新規なのよ。 トラジャ担としてのプレゾンなんて滑り込みだし、たまたま母親が黄金期からの屋良担というトラジャ担のエリートコースを、宮益坂経由で走ってきただけ。 「トラジャ担としてやり残したことをこの1ヶ月でなるべく叶えたい」 色んなことを共に乗り越えてきた友人にそう伝えたのは、2019年11月1日。 Travis Japan初主演舞台の初日前日だった。 線香花火が最後にバチバチと音を立てて静かに地

          それでもいいと思えた恋だった

          わたしにはわたしの好きがちゃんとある

          あいみょん。好きなんだろうなぁと思ってから、わたしも聴くようになって、気付いたらわたしも好きになってた。今は多分わたしの方が好きだよ。 ロングの巻き髪がデフォルトだったわたしが、去年の秋に思い切ってボブにした。 タイトなシルエットの服装で、ヒールをコツコツ鳴らして歩くのが好きなわたしが、太めのデニムを履くようになった。 短い髪で、太めのデニムを履いて、あいみょんを聴きながら歩く。 そんな自分は嫌いじゃなかった。誰かに染まるとかではなく、何事も形から入るタイプなわたしらしくて

          わたしにはわたしの好きがちゃんとある

          命を失った悲しみの強さで愛の大きさを測るな

          これは私の独り言で、特定の作品について話している訳ではない。 人の死を題材とした作品は、その後その悲しみとどう向き合い前に進んでいくかが表現される。それこそが観客の心を動かし作品として評価される。単に人が死ぬことの悲しみで観客の涙を誘うのは、あまりにも安っぽくて愛を語るに値しない。血の繋がりと愛の強さは必ずしもイコールで結ばれるとは限らない。 タイトルと派手な演出だけ先に決めてストーリーは後付けなんてことは彼らが生きるこの世界ではよくあることだし、意味が理解できない世界観なら

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          靴を捨てた話

          最近、一目惚れして買った靴を捨てた。 理由はサイズが合わなかったから。 サイズが合わないのは分かっていて買った。 ちょうどいいサイズがなくて、でもお店で試しに履いてみたら、少しきついけど履けなくはなかったし、何よりそれが可愛くて、今すぐ欲しかったから。これでいいですと言って買った。 結果、それを履いて丸一日過ごすには、両足20箇所くらい絆創膏を貼らないといけない靴になった。 それでも最初はその靴がお気に入りだったから、絆創膏を貼るのも苦にならなかった。それを履く自分の姿を

          靴を捨てた話