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ぱぺまる11月号

クォーターライフクライシス。
簡単に言うと、人生の4分の1を生きた人が陥る迷走期のこと。
 
自分の今後のキャリアについて、漠然とではなく具体的に、理想と現実の差に苦しみながら、考える人生のタイミング。
私もそんな時期に差し掛かってしまい、毎日あるかどうかも分からない未来への不安に怯えながら生きています。
 
私は難あり家庭で育ったのですが、学生の頃はその異常さに全く気付かなかったんですね。
例えるなら、塔の上のラプンツェル。もちろんゴーテルが母親ね。
(いつか毒親と自己肯定感について書いてみたいと思っている)(誰が読むんだそんな暗い話)
 
ある日突然イケメン指名手配犯が現れて塔の外に連れ出してくれるとか、実は王国の姫でしたとか、そんなジョーカーみたいなカードを私はあいにく持ち合わせていないので。
社会人になってから自分がいかに普通ではない環境で育ったかを思い知り、自分の人生に絶望し、とにかくここから立て直して自立しなくては、自分1人の力で稼いで生きていかなくては、という気持ちだけで仕事を頑張ってきたわけですよ。
 
東京の一等地でバリバリ働いて残業は当たり前、月の3分の1は出張、この年齢で大企業の役職者と仕事して、大人数相手のプレゼンもこなしちゃう自分に価値があると思っていたんですね。というかそうじゃなきゃ自分の人生に価値なんてないと思った。
 
ここ数年は、格好付けて言えばプラダを着た悪魔の小物版のような毎日で(かつトラジャ担としても色んな意味で目まぐるしかった)、目の前のことをこなすのに精一杯、とにかくまずは一人前にならなきゃって、その先のことなんて到底考えられなかったのだけれど。
 
今はコロナ禍で仕事が落ち着いたこともあり、業務はだいぶ楽になった。
けどその分、バリキャリでいることに価値を感じていたがゆえに、自分の存在意義が分からなくなった。
この仕事をずっと続けてその先に何があるのか、何を掴めば自分の人生に満足できるのか、人生とは、幸せとは、生きるとは。
 
アンドレアはパリの噴水に携帯を投げて終わるけれど、私の人生はその後も続いていく。
その時に本当に必要なものって何だろう。
 
そういうことをぐるぐると考えて、整理して、
結局のところ、何をやるにもお金って必要だし大事だよね。という答えに辿り着いた(端折りすぎ)
 
 
ちょうどそんなタイミングで、将来貯金がいくらあればいいのか分からない、という話を会社の先輩にしたら、
「とりあえずiDeCoとつみたてNISAはやった方がいいよ」
と言われたので調べてみました。
 
iDeCoとつみたてNISAについてはこちらから。
 
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&_ControlID=WPLETmgR001Control&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&getFlg=on&burl=search_nisa&cat1=nisa&cat2=tsumitate&dir=tsumitate&file=nisa_tsumitate_info181217_01.html
 
(回し者ではありません)(人に聞くより自分で調べた方がいいと思うから)
 
簡単に言うと、プロに自分のお金を預けて運用してもらう初心者向けの投資です。
iDeCoは60歳以降に受け取れて、掛金も運用益も非課税。
つみたてNISAは最長20年待てば待つほど得する可能性のあるもので、運用益のみ非課税。
元本割れする可能性もなくはないけれど、厳選された投資信託の中から選べるので、基本的にはローリスク。
 
私は正直自分の老後のことなどまだ考えるに至らなくて、その前に働けなくなり老いていく親が死ぬまで、そして死んでからの全てを1人で背負わなくてはならない30〜50代の自分が心配すぎるという理由で、つみたてNISAを選択した。
iDeCoは家庭を持ってからでもいいかなと今は思っている。
 
まだ運用する段階まで達していないので何とも言えないが、黙っていてもお金は増えないし悩みも解決しないので、まずは第一歩。
 
その後の経過は追ってお伝えするかもしれないし、しないかもしれない。
20年後も友達でいてくれる人には最終的にどれだけ膨れたかをお伝えするね。
もしワイもやってんで、やろうと思ってる、という方がいたら教えてください。
 

真面目に生きようとするには世知辛い世の中だけれど、配られたカードで戦うしかないよね。
 
 
それでは。