サマパラを見た話

これはいつかのぱぺまるで公開しようと書き留めておいたのだが、配信の勝手がよく分からず「リアルタイムでない配信を友達に見せてもらうという行為はあまり公言しない方がいいことなのか?」と現代の常識が分からなくなったので一時的にお蔵入りにしていたもの。

今の私のアカウントは学校の廊下の掲示板に貼ってある「保健だより」くらいの視聴率なのでまぁ許されるだろうと甘い気持ちで世に放ちます。

つまるところ、この先の文章を書いているのは8月の私です。


先日友人にサマパラを見せてもらったので、その感想を書く。
といっても松倉くんの公演をダイジェスト的に見ただけなので、見当違いなことを言っていたら読み流してほしい。
 
まず冒頭の4曲と英語のナレーションを取り入れた映像の演出を見て、直感的に「1人だけ世界を見ているな」と思った。友人にもそう伝えた。
松倉くんがTravis Japanであることは去年のサマパラで十分感じたのでそこは心配していなかったのだが、各メンバーが「自分らしさ」を表現する中、この人は、Travis Japanの松倉海斗として、更にその先を見ていると感じた。
 
何より、夢ハリである。
「明日はない覚悟して今日を生きよう」
ステージ上にTravis Japanは自分しか居ないのに、歌わなかったことに驚いた。
別に私はもう歌ってくれてもいいのにな、と思うが、歌わないことでより一層、松倉くんの方から歩み寄ってくれたように感じた。
(結構なエモシーンにも関わらず、それをかき消すほどの北川拓実の梶山朝日感には笑った。)
 
それから噂に聞いていたロラハラシーンを目撃。
MCでの唐突な側転と、幾度となく繰り返される「通信障害かと思ったでしょ」に恐怖を感じた。
 
そして最後の挨拶で、私が冒頭で感じたようなことを言っていて(曖昧)、本人が表現したいものと、ダイジェストながらこちらが受け取ったものが少なからず一致していたことを嬉しく思った。
去年までの私がこれを見たら、きっと宝物になっていただろう。
 
これは感覚的な例え話だが、松倉くんは多分、焼き鳥は塩よりタレ派だし、冷房の効いた部屋の空気より外気の暑さで夏を感じるし、引き算より足し算の方が得意だと思う。
もう一度言うが、これは例え話で事実とは異なる場合がある。
この公演を見て私は、そういう人なんだろうと感じた。
 
今更感傷的になるようなことは一切ないが、サマパララを見ながら「夏だね。」と呟いた瞬間が一番夏を感じたかも。
 
 
 
そんなこんなで私の夏はゆるやかに終了した。
結局のところ、夏はどうしたって楽しい。
 
自分の好きなところが唯一あるとすれば、夏生まれであることだと思う。
朝の清々しい気温と、五月蠅い蝉の声と、絵に描いたような入道雲と、ひんやり冷たい室内の空気と、アイスを食べながら歩くじっとりとした夜道があれば、私の夏は絶対に楽しい。
 
 
それでは。