親がお金について学ぶことの大切さ|両親と話してきたお金の話
私の両親は、若い頃から資産運用にとても熱心な人たちでした。
自分達の将来について、お金について、いつも真剣に考えていた人たちです。
私と姉にも、子供の頃からお金の話を共有してくれる両親でした。
自由で幸せな人生を送るために、お金がどれだけ大事なものであるのか?
限りあるお金をどのように使い、どれだけ将来の自分のために残していくのか?
働いてお金を得るだけではなく、お金でお金を増やすことができること。
お金について、とても大切なことを教えてくれた両親です。
先日、厚切りジェイソンさんとリベ大両学長(両さん)さんの対談動画をみました。
「お金」は、日本に住んでいる以上、誰にとっても切っても切り離せない大切なものです。
でも、日本の学校教育には「お金」の教育が含まれていない。
国・数・社・理・英・お金
主要6科目になってもおかしくないくらい、重要だと思うんですけどね(笑)
動画の中で両さんが
「義務教育で、僕たちはお金のことを学ぶ機会がすごく少なくて…」と、ジェイソンさんに語りかけます。
それに対しジェイソンさんは、
「義務教育じゃないですよ!」
「何でもかんでもすべて学校に任せすぎ!」
「家庭内で補足しないといけないものが山ほどあります!」
「お金(の教育)はそのひとつです」
と、熱く返されました(笑)
これも、ごもっともだなぁと思います。
親に養われていた子供時代が終了し、大人になって自分自身の稼いだお金で生活していく上で、その後のお金の取り扱い方はとても重要になってきます。
だからこそ、義務教育の中で国語や算数で言葉や計算を習うかのように、誰もが生活に困らないよう、学校でも「お金」についてしっかり教えて欲しい。
私もそう思っていましたが、「お金」って、何とも教えづらい教科だよなとも思うのです。
計算問題のように、誰にとっても「正しい」答えが明確にないことが、お金の学びには結構多いからです。
私の両親も、それぞれのお金教育の価値観を持っていました。
父の実家は自営業者で、子供の頃から配達などを手伝うことで親からお駄賃を受け取り、周りの友人よりもいつもたくさんのお金を持っていたそうです。
そんな父の価値観は、「子供の努力に対し、きちんと対価を支払うべき」とう価値観。
テスト勉強を頑張り良い点数や順位を取れば、なにかご褒美をあげる。
掃除や家のことをお手伝いすれば、お駄賃をあげる。
母の価値観は「家族であればお手伝いは無償でやるのが当たり前」、「交換条件、断固反対!」
もちろん、学校の成績でご褒美をくれることも反対な人でした。
ご褒美目当てに勉強するなんて本末転倒、勉強は自分のためにするものなのだから。という気持ちが強かったんだと思います。
そのため、お金教育の価値観がぶつかり合い、たびたび言い争いをしていた記憶があります。
こうした両親(複数の人)の価値観の違いを目の当たりにすることで、「人それぞれ、正しいお金の扱い方は違うんだ」ということも学ばせてもらったと思っています。
子供に対するお金教育に違いはありましたが、将来の自分たちの方向性については完全に一致していた両親でした。
「年をとったときに、お金に振り回される人生には絶対にしたくない!」
将来のために、いま少しの我慢をする。
安全資産で生活防衛資金を確保しながら、リスクも取って積極的に投資で資産を増やしていく。
そんな誓いを交わした両親でしたが、一度決めた事は苦しくてもやり通す母に対し、「やっぱもうちょっとお小遣いほしいよぉ」という気持ちになった父が、ちょっとしたケンカをしていたことも覚えています(笑)
どれもこれも理解できるから、何が正しいとか、本当にないですよね。
そんな両親が、私が社会人になったときにくれたお金のアドバイスは、
✔先取り貯金
✔財形貯蓄
✔株式投資
この3点でした。
この件については、一度記事⬆ にしているのでここでは書きません。
保険は若い時に入った方がいい
今まで何度も聞いてきた言葉ですが、両親が「保険」の加入を勧めてきたことは一度もありませんでした。
「何で保険を勧めてこなかったの?」と母に聞いてみたことがあります。
母の回答は、
「保険は万が一に困ったときに助けてくれるもの。入院日額5000円、100日でも50万円。50万円を持っていれば、入る必要はないものだから」
投資をするうえでとても大切なこと……
投資をしない人にも大切なこと。
もしもの時のための「生活防衛資金」を確保することの重要性を、保険の代わりに私に教えてくれたのは、紛れもなく両親でした。
※万が一に自己資金で対応できないもの自動車保険・火災保険・子供が小さい頃の生命保険などは、入っておく必要があると思っています。
日本と違い、アメリカではお金の教育がしっかりと学校で学べると思っていましたが、ジェイソンさんはこう言いました。
「家庭内のルールでみんながリテラシーを学んでいる」
「それでできる家庭とできない家庭が大きく分かれると思いますね」
ジェイソンさんが最初に言った言葉。
「家庭内で補足しないといけないものが山ほどあります!」
アメリカも日本も、結局そこは変わりがないんだなと思いました。
また、とてもとてもアツ~い語り口調で、
「学校がやってくれるまでまっていたら
子どもは大きくなるよ!」
とも言っていました。
やっぱりお金については、親も教えていく必要があるのです。
お金って、知っているとお得なことがたくさんあります。
例えば”ふるさと納税”ひとつとっても、お米やトイレットペーパーなど必要なものをもらえば、その分自由に使えるお金が増える。
我が家は今年一番、北海道中札内村にふるさと納税し、北海道の銘菓 六花亭の「マルセイバターサンド 24個入り」をいただきました♡(去年から狙っていました!)
こうした普段なかなか食べられないものは、「美味しい~♪しあわせ~♡」と、家族でものすごい豊かさをいただいています。
ふるさと納税は、本当にやらなきゃソン!
お金の勉強とは、投資とか難しいことばかりではありません。
元々勉強嫌いな私ですので、私が勉強しているのは「自分に必要な部分のみ」です。
プロならクライアントの様々な要望に応える必要があるので、幅広い知識を持つ必要があると思いますが、私は自分に必要な事だけをその都度興味を持って調べてきました。
たとえば保険商品にいっさい興味がなかった私でしたが、子供の学資保険には加入しています。
保険の知識は皆無でしたが、その時はたくさんのパンフレットを取り寄せて、インターネットでも調べて学資保険について勉強しました。
ひとつとして同じものはなく、保険はとってもややこしいですね。
私が子どもの大学資金準備に「学資保険」を選んだのは、大きく2つの理由があります。
①夫の死亡保障がほとんどなかったこと(こくみん共済のみ)
→学資保険は契約者が亡くなった場合、その後の保険料免除
②我が家は家計全体で投資資産の割合が多く、大学費用だけは安全商品で貯めておきたかったこと
→定期預金よりはマシな利率で、生命保険料控除もあること
自分自身で調べることで、自分の家庭の状態に合ったプランを自分で作ることができます。
どの金融商品にもメリット・デメリットがあるので、それらを納得して取り入れることで後悔も不安も少なくなります。
プロから見て正解かどうかはわかりませんが、知識があればあるだけその完成度は高くなるので、自分でお金について学ぶことは本当に大切なことだなと思っています。
「お金の勉強って何をすれば?」と思う方におススメしているのが、両学長さんの『お金の大学』です。
オールカラーでイラスト満載のとっても読みやすい本。
それでいて、幅広いお金の知識が網羅されているため、「これ、興味あるな」というお金の学びがみつかるはずです。
この本自体が、興味を持てる「お金ワード」を見つける目次のようなもの。
すべて読み込む必要はないので、自分に役立ちそうな部分だけを拾うだけでも十分に勉強になると思っています。
例えば、誰もが関係する「年金」について。
「公的年金、破綻するんじゃない?」って思っている方もいると思います。
両さんは年金について、
民間の保険会社では決して作れないレベルの良い保険
と言っています。
公的年金には3つの財源(①現役世代の保険料②税金等③積立金)があり、平成29年度時点では①②だけで総額約52兆円が集められており、GPIF(年金積立金管理運用独立法人)等が運用する③積立金は、約170兆円がまだまだ使われずに大事にとってある。
年金制度を支える会社員・公務員は保険料を強制天引きされているため未納問題が起きない。
誰一人税金を納めなくなるのはありえない。
積立金は上手に運用されている(2019年12月時点で累計75兆円の収益)
という観点から、
今のところは、「年金制度は破綻しない」という前提で人生設計した方がイケてるで。
と書かれています。
自分でも調べてみました!
(出典:年金積立金管理運用独立法人 2020年度業務概況書)
これは前年度の運用状況ですが、単年度で赤字になることがあったとしても、2001年運用開始以来、順調に増えてきていることが見て取れました。(2枚目の写真、一番下の表です)
これをどうとるかは読み手次第ですが、こういうことを知るだけで、将来の不安も少し減らすことができますよね。
また、自分の子どもがもし「どうせ俺ら、年金なんてもらえないもんなー」なんて言い始めた時、親に何かしら知識があることで、子供がとる行動が変わってくるかもしれません。
年金は老後にもらえる「老齢年金」に加え、「遺族年金」「障害年金」といったおまけつき!
さらに「老齢年金」は死ぬまでもらえるわけですから、両さんのいう
民間の保険会社では決して作れないレベルの良い保険
というのは、けして言い過ぎではないと思っています。
もう一点、『お金の大学』から得た知識を活かし、引っ越し費用を10万円以上節約できた はままゆさんの記事をシェアさせていただきます。
本を読むだけではなく、本から得た知識を実際に行動に移し活かされた【実録】です。
まだお金のことについては知らないことだらけですが、学べば学んだだけリターンもあるし、何より知らないことがわかるって面白い!そして、
面白いことは忘れない!
そんなわくわくを体験できた今回の引っ越しでした。
学んだことを実際に活かすことができるって、自信にもなるし本当に面白いとおもいます。
近々引越し予定の方、いつか引越しするかもしれない方、ぜひ読んでみてください!
最後にもうひとつだけ。
本を買わなくても、noteでお金についての情報を発信してくださる方をフォローすることで、お金の情報や知識に出会えます。
オススメは、合言葉は「老GO!」の、めぐまつさんです。
めぐまつさんのこのマガジンをフォローしておけば、お金の新しい情報が自動的にタイムラインに上がってきてくれます(^○^)
私は「マイナポイント第2弾」をまったく知らなかったので、これを見てソッコーで「健康保険証登録」にいってました!
セブン銀行ATMで30秒ほどで完了ですが、これだけで1人当たり7500円分のポイントゲットです♡
知らずに登録の対象期間が終わっていたら大変な大損です。
めぐまつさんは、正真正銘お金のプロ。
多くの人に楽しい老GOを送って欲しいとの思いから、50代になってなおもお金の知識をより深く学び続けておられる、とても尊敬できる方です。
個人的に相談されたい方は、こちらもご確認くださいね♪
私は過去、厳しかった母への反発と心の傷から、お金と上手に向き合えていなかった時期がありました。
それでも、私たち姉妹にずっと、お金の大切さ、お金について考えることの大切さを目の前で見せ続けてくれた両親に、いま心から感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(クイズ提供💛A.Twenty さん)
今回はイラストではなく、Twenty さんにお願いし、お金クイズを作成していただきました!
私は2問しか正解できませんでした(笑)
ぜひチャレンジしてみてください♪
注)お金は法改定がありますので、2022年2月24日現在の税制でお願いします
お金のクイズ
問題1 日本に消費税が導入された年は何年?
問題2 2022年1月1日現在で歴代1万円札に使われた人物を全て答えてください!
問題3 贈与税が掛からない金額は年間何万円以下でしょうか?
問題4 雑所得は何万円以下なら確定申告が不要になるでしょうか?給与所得がある人とない人で違うのでそれぞれ答えてください
問題5 iDeCo(個人型確定拠出年金)は何歳になったら下ろすことができるでしょうか?
全問正解目指して頑張ってください(^^)
Twentyさんは、とても豊富な知識から様々なクイズをnoteにて出題されています。
興味のある方はぜひ遊びに行ってみてくださいね!
Twentyさん、ありがとうございました。
いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)