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私が幸せを手に入れた方法|この世は自分の感想でできている

「それってあなたの感想ですよね」

最近、私や夫が言ったことに対し、小学生の息子がこの言葉をよく使うようになりました。

「なにソレ?名言じゃん♬」と思った私は、どこで知ったのか息子に確認してみると、YouTubeで知ったとのこと。


誰の言葉か自分でもググってみると、どうやら最初にこの言葉を発したのは≪論破王≫と言われているひろゆきさんのようでした。

ひろゆきさんと言えば、たびたびその発言が炎上しているイメージ。

そのためか?

この言葉は「煽り」として、多くの人に受け取られている様子?


ちなみに私はひろゆきさんの本を読んだこともないしテレビもみないので、どんな人かあまりよく知りません。

ひろゆきさんがどんな意味でこの言葉を使ったのかはわかりませんが、私はつねづね……

「ひとはみんなそれぞれ、”価値観”という自分専用のメガネをかけ、自分が見たいように世の中を見ている」

と、思っているので「それってあなたの感想ですよね」と息子の口から出てきたときには「ホント、その通りだわぁ」と感心してしまったのです。


私たちの生きているこの世界は優しい世界なのか?
それとも残酷で厳しい世界なのか?
お金は人を幸せにしてくれるものなのか?
人を不幸にするものなのか?
他人を信じることはカンタン?
それとも難しい?


同じ世界で生きていても、人それぞれビックリするほど物事の捉え方、視え方が違います。

同じ場所で…

目の前で起きたまったく同じ現象を見ていても、その現象から何を感じとり、そこからどんな感情が芽生え、どんな言葉を発し、どんな行動を取るのか。

自分がどんなメガネをかけているのかで、まったく違ってくるんだと思っています。


私は30代半ばまで、いつも他人と自分を比べ、自分にないものばかりにフォーカスして生きてきた人間でした。

それは子どもの頃に、お金・モノ・自由に飢え、常に不足感・欠乏感の中で生きてきたことが原因だと思っています。

私は子どもの頃、いつも厳しい母をとても恨んでいました。

ともだちみんなが持っているモノを、私は持っていない。

生活面もいろいろ厳しくて、これまた友人達と比べ「自由」がない生活にウンザリ。

みんながうらやましい。なんで私だけ?

ナイ! ナイ! ナイ!

私は何も持ってない!!

自分にないものばかりが目につき、人と自分を比べて羨む。

「お金がない」が口ぐせで、いつも不平不満ばかりを口にする人間でした。


そんな私に変わる最初のキッカケをくれたが、こんまりさんの「ときめくモノを残す」という片づけの魔法。

こんまりさんの片づけ祭りをやり遂げたとき。

私はとてもたくさんのモノを持っていたことに、ようやく気付くことができました。

しかも残酷なまでに「私、全然ときめくモノを持っていない」という悲しい事実と一緒に……。


私は自分が本当に欲しいものよりも、いつも「お金」を優先し、安いもの、値引きされたお得なものばかりを選んでいました。

だからモノはたくさん持っていても、ときめくモノはほとんど持っていない。

それではせっかく大事なお金を使っても、心が満たされるはずもありませんでした。

そんな私だったから、目につくのはモノを買うときに出ていくお金(無い)ばかり。

お金の代わりに手に入れたモノ(在る)には、まったく目を向けることができなかったんです。


『人生がときめく片づけの魔法』

このタイトルは誇張ではなく、こんまりさんの本は本当に私の人生をときめくものにしてくれた。

とても素晴らしい気づきをくれた「魔法」が詰まった本でした。

「たった1冊の本で、こんなに人生変わるものなのか?」

それまで読書というものに何の興味もなかった私が、たくさんの本を読み始めたきっかけが、この1冊の本との出会いでした。


そこから出会ったたくさんの本たちから、自分の心と向き合う≪内観≫を知り、自分に起こる現象をどのように見て、そこからどう行動するのかはすべて自分次第なのだということを学びました。

ナイナイ星人だった私が、いますでに「在る」しあわせに目を向けられるようになったのも、すべて今まで読んできた本のおかげです。


その頃の私が、とても衝撃を受けた≪赤い車と青い車≫のはなし。

今いる場所から目的地に着くまでの間に、赤い車と何台出会うか数えておいてくださいねと言われます。

もちろん私は、赤い車の数を一生懸命に数えます。

けれど、目的地に着いたときに聞かれたのは「青い車」の数でした。

そこに着くまで横を走る車をずっと見ていたので、すれ違った青い車も確実に目に入っているはず。

でも、自分がフォーカスしていたのが「赤い車」だったため「青い車」のことなんてまったく覚えていない。

出会っているのに覚えていない。視えていない。

それくらい、人は自分のみたいものしかみないのだという例えのお話でした。

「私はツイてない、お金がない、私なんてダメダメだ」

こんな言葉を口ぐせにするということは、「赤い車を数えてね」と自分自身に指令を送っているのと同じこと。

目的地が人生の終着駅。

「赤い車(=不幸)」「青い車(=幸せ)」と考えた場合、ちょっとゾッとしませんか?


いつも自分に「在る」ものにフォーカスするのか?

「無い」ものばかりにフォーカスするのか?

日常で起こる「ラッキー」「ツイてる」ことにいつも目を向けて生きるのか?

度々起こるちょっとした不幸にばかり目を向けて生きるのか?


「幸せ」な現象というものは存在しない。

「幸せ」とは与えれるものではなく感じるもの

なのだということを知り、その頃の私はとてもショックを受けたのでした。


もっとお金があれば幸せになれる…

もっと夫が○○してくれれば…

会社や上司に対する不平不満…


自分が幸せになれない原因をすべて自分以外のせいにしていた私にとって、その責任は自分にあったのだと認めることは、最初はとても難しいことでした。

けれど、自分と向き合う≪内観≫を繰り返してきたことで、自分のことも他人のことも責めることなく、だんだん自分で自分を満たすことができるようになってきました。

誰しも、自分が間違っているとは思いたくないものですよね。

だから「変わる」って、ちょっと難しいことなんだろうなと思います。


いま、私の目の前で起きていることは、私の価値観のメガネを通して視える世界。

すべて私の感想でできている。

こないだも食卓で息子と娘がケンカして、私が怒って、息子が泣きました。

食卓で最初に起きた現象は三人共通だったけど、過去の経験やそれぞれの想いがあって、感情的に怒鳴ってしまった私、息子にも娘にも正義があってソレがぶつかってしまった。

少し冷静になり、イラついてしまった私の想い。

そして、息子と娘のそれぞれの想いを私なりに想像し共感し、2人の前で説明したところ、2人ともお互いの気持ちを理解したようでした。


「いま、机の上で起きたことは3人同じでも、みんなそれぞれ違った視え方・感じ方になるもんなんだよ」

そこから出てくる言葉も行動も、その人の感想。

ある現象からもたらされる「最初の感情」だけはどうすることもできない。

感情は自然と湧いてくるものだから。

だからその感情がどんなに汚いものでも、そう感じた自分を責める必要はまったくない。

ただ、そこからの思考・言葉・行動は自分で選ぶことができる。

その選択で、これからの自分の未来が創られていく。

そんなことを今までたくさん学んできたなと、あるマンガを読んでいて思い出させてもらいました。



無料のマンガアプリで読んだマンガはこちら⤴

kindleunlimitedに加入の方は、読み放題で読めるみたいです♬

「デブでブスな、こんなわたしなんて…」と、根暗でコンプレックスの塊だった主人公 夢子。

大事故に会い記憶喪失になった夢子は、目が覚めたら超絶ポジティブ人間に!

自分が目の前の何をどう見てどう感じるのか?

見た目も環境も何も変わっていないのに、自分の受け取り方次第でやっぱり人生明るく拓けていくんだなと…

とても明るい気分にさせてくれる素敵なマンガでした♡


私たちの生きているこの世界は優しい世界なのか?
それとも残酷で厳しい世界なのか?
お金は人を幸せにしてくれるものなのか?
人を不幸にするものなのか?
他人を信じることはカンタン?
それとも難しい?


何を選んでも自由。

どちらが正しい間違いもなく、上でも下でもないと思っています。

ただ、自分が望む方向にベクトルを向け、その望む未来を掴むチカラを誰もが持っていると私は信じたいです。

だから私は、人生最後の日にハッピーエンドの感想文を書けるように……

これからも自分と向き合う時間を大切にし、自分が正しいと信じた道を選んで進んでいきたいなと思っています。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



おちゃおばけありがとう

(粘土作品&写真💛糸、ラムネ好き成りさん)






いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)