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物流改革で伝統の美を守る~西尾鉢物出荷組合の視察から
これもスマート農業といえるでしょう。愛知県西尾市を中心に80戸からなる西尾鉢物出荷組合の物流改革です。
和物や洋ラン、観葉、鉢花を栽培する組合は、運送業者を一元化したことで「何でもそろう産地で1ケースからでも対応する」という特色を発揮しています。
■物流の一元化
2024年2月6日、JA西三河横須賀支店で開かれた記者会に参加しました。西尾鉢物出荷組合が日本農業賞の集団組織の部で大賞を受賞した
中部圏のスマート農業~JA西三河(西尾市)の視察から
中部9県を対象にしたシンクタンク、公益財団法人中部圏社会経済研究所(名古屋市中区)。大型連休前の2024年4月30日、報告書「中部圏のスマート農業に関する調査研究」(A4判・70㌻)を公表しました。
この中でJA西三河(愛知県西尾市)の取り組み事例が紹介されていました。私は2024年2月6日、西尾市のキュウリ、イチゴ、鉢物生産者に話しを聞く機会がありました。今回の報告書のタイミングでJA西三
初のあいち食農教育表彰~意欲的な小中学校のSTEAM実践
JA愛知中央会主催の第1回あいち食農教育表彰の表彰式が3月4日、名古屋市内のホテルで開かれ、取材に伺いました。
食農教育表彰は愛知県教育委員会とJAグループ愛知の食育に関する連携協定の一環で、県内から21校22件の応募がありました。最優秀賞(教育委員会賞)には、岡崎市立豊富小学校が選ばれました。
■地域の課題解決へ
最優秀賞の豊富小は、地域の農家、JAの協力を得ながら、田植え、稲刈り、収穫
新型コロナの「戦中と戦後」(3)~4年間の新聞切り抜き記事に見えたもの
新聞の切り抜きのなかから、農政の記事の棚卸をしながら新型コロナウイルスの「戦中と戦後」をまとめた3回目です。
■2023年はコロナ5類も花粉症猛威
コロナ並みに国民経済を停滞させているのが国民病といわれる花粉症です。23年1月15日の日本農業新聞社説には「過去10年で最多、対策を」と促しています。
すでに林野庁は花粉の少ない苗木の開発や広葉樹への植え替えを進めていると記事にありました。203
新型コロナの「戦中と戦後」(2)~4年間の新聞切り抜き記事に見えたもの
新聞の切り抜きのなかから、農政の記事の棚卸をしながら新型コロナウイルスの「戦中と戦後」をまとめた2回目です。
■2022年のコロナ共存
LINEなどを活用するJAの動きがよく報道されていました。22年12月の日本農業新聞には「愛知・JA西三河 LINE登録半月で1万人」のニュースがありました。西尾市を中心に野菜や抹茶など農業が盛んな地域。産直情報を中心に若い世代に地元産農産物に目を向けてもらう
新型コロナの「戦中と戦後」(1)~4年間の新聞切り抜き記事に見えたもの
新聞の切り抜き、スクラップブックづくりは、記者時代からの習慣でした。スクラップブックは自分の記事を中心に糊付けしていたので、参考にする他の記事は、「袋ファイル」(注1)に入れる方式をとっていました。たまった農政の記事の棚卸を思い立ち、新型コロナウイルスの「戦中と戦後」としてまとめてみます。
■農政の4年間
2020年に拡散した新型コロナウイルス。2023年5月に5類に移行しました。この間、農業
名古屋で南信や木曽のイベント相次ぐ~PDFマガジン「信州と名古屋」第10号から
2月は名古屋市内で南信州や木曽のイベントが相次ぎ開催されました。今回はイベントの紹介ともに名古屋に本支社を置く新聞社やテレビ局への情報発信方法も紹介します。
■南信州うまいものマーケット
飯田市などの13事業者が出展した「南信州うまいものマーケット」が2月25日(日)、名古屋・金山総合駅イベント広場で開催されました。金山総合駅は東海3県で名古屋駅に次いで乗降客数が多いターミナル駅です。
陽の光をいっぱい浴びたイチゴ~サンベリー蒲郡の取り組み
愛知県・三河湾を見渡す蒲郡市は、日当たりの良さを生かして、イチゴ栽培が盛んな地域です。JA蒲郡市は、特産イチゴを「サンベリー蒲郡」として売り出しています。軸付きで収獲するからタッチレス、情報通信技術(ICT)で適正管理、県内の一般消費者限定の流通改革~という取り組みが特長です。
■軸付き収獲は意外にいいかも
特産イチゴの品種は「章姫」と「ゆめのか」です。1992年(平成4年)に発足した蒲郡